朝から本を読んでて、ほかにした事といえば、
お天気続きでしおれてきた庭の花に水遣りしたくらい。
スイフヨウの色の変化も一緒に撮って、よい刺激になる。
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3時をすぎて陽が傾いてくると、
庭じゅうの花が、陽の光を背に輝きだす。
花は朝の光がうつくしいというけれど、
夕方もすてたもんじゃない。
秋明菊
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マンデビラ(サマ-ドレス)
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セイロンライティア
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デジカメを手に、こうやって花と光とたわむれていると、
光と影がおりなす不思議に見とれていた日々を思い出す。
思いを伝えるのが苦手で、自然を唯一の友にしていた秋。
人はなぜ苦しかった子ども時代を忘れてしまうのだろう。
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写真をクリックすると拡大。その右下のマークをクリックするとさらに拡大。
ここまでがお花の話です。
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一期一会の
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ところで、
今朝の岐阜新聞にバックラッシュ!』の書評が掲載された。
9月になって、北原みのりさんの書評が共同通信から配信されたと、
風のたよりに聞いていたので、「やっと出たー」という思い。
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『バックラッシュ! なぜジェンダーフリーは叩かれたのか』
(2006.7.9記事)
なにはともあれ、お読みください。
バックラッシュ! 上野千鶴子、宮台真司、斎藤環ほか著
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言葉で戦い、前進
「バックラッシュ」を、男女平等社会で既得権を失うことを恐れる男たちの最後の悪あがき、と笑うのは簡単だが、最近はその存在が目に見えて大きくなっているようで、笑って無視するだけでは済まされなくなってきているようだ。本書で言うバックラッシュとは「ある言説や営みに対する『逆流』現象」のこと。
本書によると、2000年に閣議決定された「男女共同参画基本計画」以降、「正論」などの保守論壇誌は、ジェンダーフリー教育とフェミニズムを安直に結びつけ、ジェンダーフリー批判を繰り返してきた。批判の多くは、「男女平等」への嫌悪からくるものだが、さすがに「平等反対」とは言いにくいのだろう。「過激なジェンダフリー教育」こそが、伝統的な日本の文化を脅かしている、という言説がバックラッシュであり、アンチ・ジェンダーフリー、アンチフェミニズムを喧伝(けんでん)しつづけている。
さらに05年には安倍晋三氏が座長を務めた自民党内の組織「過激な性教育・ジェンダーフリー教育実態調査プロジェクト」が発足、ジェンダーフリーがいかに危険な思想家をホームページやイベントでアピールした。
そういった議論の多くは、「敵」を分かりやすくく仕立て上げ、感情的に危機感をあおる低レベルなものに終始している。本書はそういったバックラッシュ勢力にあらがい、新たな議論のレベル(もっと高次元な)に移行するために出版された。
選ばれた執筆陣は多彩だ。学者や作家もいれば、インターネットのブログでフェミニズムを論じてる若い書き手も。特に、あまり知られていない女性の執筆者による読み応えのある論文が多く、強烈なフェミ論客の誕生の一冊にもなっている。また、問題のジェンダフリーに対する考え方が、執筆陣の間で一致していない点は特筆すべきことだろう。立場の違いがあっても、同じ方向を向き、真摯(しんし)に言葉を積み重ねていくことの意味を知る。言葉で戦い、前進する、とはこういうことだ。
善か悪か。敵か味方か。男か女か。世の中がキレイに2つに分けられているような単純さにうんざりする人には充実した一冊になるはず。(双風舎・1995円)
(北原みのり・エッセイスト)
2006.9.24 岐阜新聞
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クリック
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