みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

純白の大手毬スノーボール/暮らしの痛みに目をむけよ 地方が怒った衆院山口2区補選=毎日新聞

2008-05-01 07:59:28 | 市民運動/市民自治/政治
数年前に植えたオオデマリが白い大きな花を咲かせています。

ハクモクレンの下にあるのは「スノーボール」という
特大の白花が咲く品種。

最初は、薄緑色で時間がたつにつれて真っ白になるのは、
アメリカ花水木などの白い花と同じ特徴。
  

 オオデマリ(大手毬・スノーボール) 
  

  
 


NAOさんが送ってくれた、
こんな素敵な咲き分けのオオデマリもあります。



コデマリもどこかに植えたのだけど消えてしまったので、
苗を買ってきた。

    
 

これからは、卯の花の季節。
初夏に咲く白い花たち、大好きです。


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税制関連法案が再可決され、ガソリン暫定税率も期限切れで、
今日からまたガソリン代が値上げされる。

ところで、昨日のNHKでも取り上げていたけど、
先日の衆院山口2区補選についての、毎日新聞の記事に共感した。

国会は紛糾し迷走しているが、自民党は山口補選の結果を真摯に受け止めてなくて
市民の気持ちがまったく分かってないし、
民主党も党利党略が優先しての議論のような気がしてならない。

「政党よ、国民を置いてどこへ行く?」

わたしが、「無党派・市民派」なのは、政党が土壇場で組織の論理を優先して、
弱い立場の人を見捨ててきたからだ。


 記者の目:地方が怒った衆院山口2区補選=内田久光  
毎日新聞 2008.4.30

暮らしの痛みに目をむけよ
怨嗟の声が自民に鉄つい

自民、民主の一騎打ちとなった27日の衆院山口2区補欠選挙は、後期高齢者医療制度やガソリン暫定税率の廃止などを訴えた民主前職の平岡秀夫氏(54)が自民新人の山本繁太郎氏(59)を降し、福田政権に大打撃を与えた。今回の補選のきっかけとなった2月の山口県岩国市長選では逆に、自民党衆院議員だった福田良彦氏(37)が当選したが、二つの選挙を取材した私は有権者が同じメッセージを発したと受け止めている。それは、疲弊した地方の人々の「生活をどうにかしてくれ」という切実な叫びだ。
 山口2区は、広島県と接する人口15万人の岩国市を中心に、5万人前後の小都市と農山漁村が混在する。岸信介、佐藤栄作の兄弟宰相を生んだ人口1万6000人の田布施町などがあり、かつては自民党の金城湯池だった。民主が過半数を制した昨年の参院選でも、山口選挙区では自民候補が大差で民主候補を降している。
 ところが今回の補選では、ついに自民の支持基盤で反乱が起きた。強固とみられた田布施町でさえ、民主の平岡氏が自民の山本氏を約700票上回ったのだ。4月初め、山本氏があいさつ回りで訪れた同町内の祭り会場では、小泉改革以降の自民党政治への(怨嗟えんさ)の声があふれていた。
 顔なじみ同士が田んぼの中でビールを傾け合う、のどかな風景。しかし、市場開放で中国産との価格競争に追い込まれた花農家の男性(66)は「小泉(元首相)の時代に地方格差やワーキングプアの問題が起きた。自民党の政策は間違っている」と怒りをあらわにした。ビニールハウスで使う灯油代は上がり続け「このままでは、来年はどうなるのか。不安でたまらない」と言う。
 同じような嘆きは2月の岩国市長選で、山間部の集落を訪ねたときにも聞いた。
 米軍岩国基地への空母艦載機移転を争点にしたこの市長選では、山口2区の前職だった移転容認派の福田氏が「地域再生」を掲げて当選した。当時、国は井原勝介前市長(57)が艦載機移転に反対したことを理由に、新市庁舎の建設補助金約34億円を凍結し、岩国市は深刻な歳入不足に陥っていた。
 真新しい庁舎から車で1時間弱。06年に岩国市に合併した旧美和町では、小泉政権時代の「三位一体改革」と合併後の経費削減で、高齢者の地区対抗運動会が姿を消していた。「基地問題に比べれば小さいことかもしれんが、運動会での交流は地域の活力だった」。お年寄りは「理念より暮らし」を訴えた。旧美和町の高齢化率は37%になる。山口県では、地域の高齢者が半数を超えて共同体の機能が働かなくなる「限界集落」が急速に増えている。
 「自民党をぶっ壊す」と突き進んだ小泉改革は、結果として都市と地方、持てる者と持たざる者の格差を拡大した。今回の補選で平岡氏への強い「追い風」になった後期高齢者医療制度を作ったのも小泉政権だ。国民に負担を強いながら、官僚のマッサージチェア代などに使われた道路特定財源や、「消えた年金」の問題は、高齢者を中心に地方の不満をふくらませ続けている。この補選で毎日新聞がJNNと行った出口調査でも、「投票で何を最も重視したか」の問いに、「年金」と「福祉・医療」が半数近くを占めた。
 だが、平岡氏を当選させた人々は民主党に全幅の信頼を寄せたわけではなさそうだ。出口調査で「支持政党」の問いには、自民と答えた人が4割。民主の3割を上回り、選挙結果とずれを見せた。また「何を重視したか」で、いま与野党が国会で対立している「ガソリン税の暫定税率復活問題」を挙げた人は1割弱だ。山口県内では暫定税率の期限切れに伴い、一部の公共工事が止まっている。岩国市山間部の自治会長(83)は「市街地に通じる町道は私たちの生命線だが、まだ車が行き違えない所も多い。早く財源を確保して、道路を整備してほしい」と訴える。
 自民にはおきゅうを据え、民主には「今後を見ているぞ」とクギを刺したのが、今回補選の民意だろう。総選挙はこれで遠のいたとされるが、発散の場がまだ与えられていない山口2区以外の有権者のうっぷんは、将来の生活展望に光が見えない限りたまり続ける。「政権選択選挙」と言われる次期総選挙に向けて、衆参の第1党である自民、民主両党は、早急に税制や社会保障制度などをどうするのか、具体的な政権マニフェストを示すべきだ。有権者はその本気度と責任感を注視している。(周南支局)
(毎日新聞 2008年4月30日)


市民の声を真摯に聞き取ろうとしない政党に明日はない、
とわたしは思う。

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コメント (2)
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