みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

新刊『農家が教える ゆずづくし』現代農業 別冊/米国の再生が託された バイデン氏が勝利/米大統領バイデン氏当確 民主主義と協調の復興を

2020-11-10 22:25:47 | ほん/新聞/ニュース
現代農業から本が届きました。
封筒を開けて見ると、『農家が教える ゆずづくし』 という黄色い本が入っていました。
ちょうどパートナーのガンが見つかってバタバタしていた頃、
前に現代農業に掲載された柚子の記事を
一冊にまとめたいからと、許諾を求められていました。
OKの返事をしたまま、その後、忘れていました。

『農家が教える ゆずづくし』 2020年 12 月号: 現代農業 別冊

わたしの記事のページは、こんな感じです。

寺町畑から、採れたての野菜が届きました。
秋野菜がたくさんとれるようになって、
葉野菜が多いので、うれしいです。

クリック してね 
人気ブログランキングへ

昨日の月曜日は新聞休刊日だったので、
アメリカ大統領選挙のバイデン氏当確は、
今日の社説に掲載されています。
とはいえ、
トランプ氏は敗北を認めておらず、
かの国では混迷が深まっています。

 社説:米国の再生が託された バイデン氏が勝利 
2020年11月10日 中日新聞

 トランプ氏が破壊した米国の良さを修復し、輝きを取り戻してほしい。大統領選を制したバイデン前副大統領の課題は、米国の再生である。
 大統領選は四年間のトランプ政治への信任投票だった。有権者はバイデン氏を支持したというよりは、トランプ大統領にノーを突きつけた。新型コロナウイルス対策の失敗が主たる敗因である。

対決から対話の政治へ
 しかし、負けを認めないトランプ氏は法廷闘争に持ち込み、徹底抗戦の構えもみせる。
 この事態にも象徴されるような物情騒然とした中での選挙だった。デモと暴動、投票妨害、はては過激派による州知事拉致未遂事件−。社会不安を高じさせる事件や出来事が続発した。
 そんな殺伐とした風景の底には、南北戦争以来の状態とすらいわれる社会分断が横たわる。その責任の多くはトランプ氏にある。憎悪と対立、偏見をあおり国民統合を壊した。
 民主党やエリート、移民−。敵と見なす者を攻撃してつぶそうとするのがトランプ氏の流儀だ。顔を向けるのは自分の支持者だけ。万人の大統領になる気は端(はな)からなかった。
 一方、バイデン氏は勝利宣言で「私に投票しなかった人のためにも懸命に働く」と表明した。その決意を忘れず、トランプ支持層にも手を差し伸べてほしい。
 米社会は傷つき、ささくれ立っている。バイデン氏も「米国に癒やしをもたらす時だ」と強調した。トランプ流のとげとげしい対決の政治から、対話の政治へ転換してほしい。
 それに社会分断は米国の弱点である。そこを突いてくる勢力が国内外で出てくるだろう。
 喫緊の課題は感染者が約一千万人を数えるコロナ禍の克服である。沈静化させないと経済再建の道筋も描けない。
 コロナ禍は格差社会の歪(ゆが)みも浮き彫りにした。低所得者が多い黒人やヒスパニック(中南米系)が満足な医療を受けられなかったり、現業部門の労働者が多くて在宅勤務もできない。
 連邦準備制度のデータでは、全米上位1%の最富裕層が全世帯の総資産の30%を占める。これは下位半分が保有する全資産の十五倍に相当する。
 気が遠くなるような貧富の格差は、米資本主義のひずみだ。社会の平等性や公正性を損ねる。人々の不満が爆発すれば社会不安が高じる。民主党のリベラル派は格差問題を重視している。バイデン氏は格差問題に率先して切り込んでほしい。

民主主義の立て直しを
 社会分断に加え、米国の民主主義も損なわれた。トランプ氏は周辺をイエスマンで固めた。暴走を止めるべき議会の共和党も、党支持層内の圧倒的なトランプ人気に恐れをなして沈黙状態だった。
 チェック機能の低下が民主政治の劣化を招くことは、日本を含めた民主国家への教訓である。
 世界では権威主義が幅を利かせている。これに対処するためにもバイデン氏はむしばまれた民主主義を修復する責任を負っている。
 米国が主導した戦後の世界秩序。トランプ氏の破壊はここにも及んだ。「米国第一主義」と言いながら、実際は国益を損ない、米国の財産である他国との同盟関係を害した。
 首尾一貫性に欠け、気まぐれで目先の損得にこだわったトランプ外交は、米国の国際的な信用を失墜させた。
 オバマ前政権が成し遂げた気候変動に関するパリ協定や環太平洋連携協定(TPP)から脱退し、イラン核合意からも離脱した。
 民主党支持層は気候変動問題への関心が高い。バイデン氏もパリ協定復帰を公約している。期待したい。
 バイデン氏は米外交専門誌への寄稿で、米国の名声と信頼を取り戻し、米国主導の世界の再建に取り組むとした。同盟関係の修復にも意欲的だ。
 米国が国際舞台の中央に復帰することは歓迎できる。だが、米国が国際秩序維持のためにかつてのような指導力を発揮することは期待できない。内向きになった米世論は国際問題へ積極的に関与していくことを許さないだろう。

重くなる同盟国の役割
 その分、米国は同盟国・友好国に役割を肩代わりさせるのは間違いない。
 実際、バイデン氏は寄稿で、気候変動や感染症などの「新たな課題に素早く対処するために同盟諸国を動員する」と表明した。日本をはじめ同盟国は相応の負担を覚悟しなくてはなるまい。
 バイデン氏の言動からは自分も政権に参画したオバマ時代へのノスタルジーが漂う。それでも時は歩みをやめない。過去には戻れない。前を向いて進んでほしい。


 社説:米大統領バイデン氏当確 民主主義と協調の復興を
2020年11月10日 朝日新聞

 米国社会の融和と国際秩序の再建が喫緊の課題である。この大国の軌道を正す歴史的な重責を自覚してもらいたい。
 大統領選で、民主党のジョー・バイデン前副大統領の当選が確実になった。開票はなお続いているが、史上最多の得票数で次の政権を託された。
 共和党のドナルド・トランプ大統領は、再選を果たせなかった。選挙については裁判闘争を始めたが、不正を疑わせる情報は伝えられていない。
 異議を申し立てる証拠がないのならば、選挙プロセスを無理に滞らせず、次期政権への移行に全面的に協力すべきだろう。

 ■多元主義どう回復
 世界での米国の威信は長期的に退潮傾向にあったとはいえ、トランプ政権の4年間で内政も外交も混迷が深まった。
 バイデン次期政権はその修復にとどまらず、国際環境を安定させるための新たなリーダーシップを築かねばならない。
 大きく分ければ、「コロナ」と「経済」に争点が割れた選挙だった。23万人を超す死者を出したコロナ禍の失政を突いたバイデン氏が、経済の実績を訴えたトランプ氏を破った。
 型破りの大統領は来年1月に去る。だが、彼を支えた米社会の深層は変わらない。人種などの多様化に伴う摩擦に加え、広がる経済格差への労働層の怒りがくすぶり続けるだろう。
 地域、性別、世代など様々な分断をどう乗り越え、米国本来の多元主義を回復するか。
 勝利演説でバイデン氏は「団結をめざす大統領になる」と強調した。女性初の副大統領となるカマラ・ハリス氏とともに、国民統合の道を探ってほしい。
 グローバル化の恩恵から取り残された地方や中間所得層の不満をどう解消するかも難題だ。今回の選挙でも、国内製造業の立て直しや最低賃金の水準などの論議が熱く繰り返された。
 競争か平等かを対立軸とした資本主義社会の新たな設計は、他の国々も悩むテーマだ。グローバル経済下では、国内政策だけで答えを出すのは難しい。

 ■理念の尊重へ回帰か
 その点、バイデン氏が「中間層のための外交政策」を掲げているのは注目される。技術革新やインフラなどへの重点投資で国内雇用を生むとともに、貿易などの国際ルールづくりに積極的にかかわるとしている。
 その取り組みは、国際社会が望む多国間協調への米国の回帰につながるのか。「米国第一主義」が本当に転換するのか、世界が目を凝らすことになる。
 国際社会では、米欧や日本などの民主主義国と、中国、ロシアなどの権威主義国との価値観の対立が鮮明になっている。
 その中でトランプ氏は同盟関係を軽んじた。目先の打算で北朝鮮の首脳をたたえ、西欧は突き放すような無原則な姿勢が国際政治のモラルを侵食した。
 中国と覇権を争うさなかに、米国の強みである同盟のネットワークを損ねる。そんな矛盾した対外政策は、根底で自らの力の源泉を見誤っていないか。いまや世界は、大国間競争の時代が再来したとも言われる。
 だが、コロナ問題が示したように、地球規模の課題は大国も単独では解決できない。多極的な協調しか対処の道はない。
 バイデン氏は、トランプ政権による過ちの是正が最初の仕事となろう。気候変動をめぐるパリ協定とイラン核合意への復帰を果たし、核軍縮体制や中東政策の立て直しが必要だ。
 そのうえで、米国自身が築いてきた戦後秩序を礎に、新たな現実に対応していく結束の枠組みづくりをめざすべきだ。
 バイデン氏は就任1年目に、民主国家を一堂に集めた首脳会合を開くと宣言している。広がるポピュリズムのなかで、民主主義の復権に向けて米国が決意を示すならば意義深い。
 国連やNGOなどの組織もまじえ、国際社会の持続可能な安定と成長をめざす普遍的な理念を確認し、一国主義の蔓延(まんえん)に歯止めをかけねばならない。

 ■日本の役割を描け

 日本にとっては、対米関係が今後も重要なのは言うまでもない。だが、この4年で国際社会が学んだ教訓は、もはや特定の大国に多くを頼れる時代ではない、ということだ。
 次期米政権の中国に対する政策は見通せないが、これからも米中関係は波乱含みだろう。
 はざまに立つ日本は、欧州や豪州、アジアとの連携にさらに注力する必要がある。バイデン政権には、太平洋国家としての自覚と一貫性のあるアジア関与政策を求める必要がある。
 菅政権が掲げる「自由で開かれたインド太平洋」構想は、軍事機構ではなく、法の支配や人権などの原則を広げる枠組みであるべきだ。その意味で、理念の再生をうたうバイデン氏との協働を探りたい。
 「トランプ後」の世界を描く使命は、米国だけでなく国際社会全体で背負うほかない。その出発点となる来年、日本もより多角的で自律した平和主義外交へと歩を進めるべきだ。 


最後まで読んでくださってありがとう
人気ブログランキングへ
クリック してね
 

 記事は毎日アップしています。
明日もまた見に来てね
 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

初の女性副大統領へ「私が最後ではない」カマラ・ハリス氏の演説全文<アメリカ大統領選>

2020-11-09 22:24:44 | ほん/新聞/ニュース
寺町畑の無農薬の人参をたくさんもらったので、
大根とこんにゃくと椎茸を入れて、お煮しめを作りました。

野菜が煮えて柔らかくなったら、
湯戻しした高野豆腐もたっぷり入れました。

最近は、お昼をはさんででかけるときは、お弁当を持参。

玄米と焼きのり、お煮しめと野菜とたまご。

夕ご飯は、しいたけ、なばな、ネギ、白菜、人参、大根などの野菜と、
鶏むね肉缶、豆腐のお鍋。

クリック してね 
人気ブログランキングへ

ところで、
女性初の副大統領になるカマラ・ハリス上院議員の感動的な演説、
東京新聞webに全文が掲載されていたので、紹介します。

   初の女性副大統領へ「私が最後ではない」カマラ・ハリス氏の演説全文<アメリカ大統領選>
2020年11月8日 東京新聞

 ジョー・バイデン前副大統領(77)が大統領に就任すれば、史上初の女性副大統領になるカマラ・ハリス上院議員(56)は7日、バイデン氏の演説に先立ち、自らが就任する意義を語った。演説の全文は次の通り。

◆アメリカの魂がかけられた
 こんばんは。ありがとうございます。ジョン・ルイス下院議員は亡くなる前に、民主主義は状態ではなく行動であると言いました。その意味するところは、アメリカの民主主義は決して保証されていないということです。私たちの意思があってこそ強いものになります。
 私たちは守るべきなんです。当然のものとして受け止めてはなりません。民主主義を守るためには、戦い、犠牲を払い、喜びもあります。進展もあります。より良い将来を構築することが可能です。
 私たちの民主主義そのものが今回、投票にかけられました。アメリカの魂がかけられていました。世界中が注目していました。皆さんが新たな日をアメリカにもたらしてくれました。選挙陣営のスタッフの皆さん、ボランティアの皆さん、すばらしいチームです。感謝します。これまでよりも多くの人たちがこの民主的なプロセスに入ることができました。そしてこの勝利を可能にしました。
 選挙管理の関係者がすべての集計を進めています。皆さんがこの民主主義の尊厳を守りました。皆さんが私たちの美しい国を成り立たせているのです。感謝します。記録的な投票数となりました。皆さんのメッセージをしっかりと発信してくれました。

◆ジョーは結束を進める人
 この数カ月は大変な時期でした。悲しみがありました。痛みがありました。心配も、戦いもありました。しかし皆さんの勇気を、不屈の精神を目の当たりにしました。寛容な精神を発揮してくれました。4年間にわたって皆さんは前へ進んできました。
 平等、正義、私たちの命のために、そして私たちの地球のために尽くしてくださいました。皆さんは投票してくれたのです。はっきりとしたメッセージを届けてくださいました。皆さんの希望を選んでくれました。結束、良識、科学を選んでくれました。真実を選び取ってくれました。ジョー・バイデンを次期アメリカ大統領として選んでくれたのです。
 ジョーは結束を進める人、傷をいやしてくれる人です。今まで試練を乗り越えてきた人です。喪失の経験から、目的を意識している人でもあります。国としての目的、自分たちの中に目標を見出させてくれる人です。心の大きな人です。非常に大きな愛です。
 ジルは素晴らしいファーストレディーになるでしょう。私は、彼が父親として亡くなった息子さんのことをどんなに愛しているかを知りました。私は、私の夫、子ども、妹、家族全員に対してとても大きな愛を感じています。ジョーとジルには感謝しています。この素晴らしい道のりをともにさせてくれました。

◆今、母のことを考えている
 また私がここに立っているのは私の母のおかげでもあります。19歳でインドからやって来た母は、こんな瞬間が訪れるなんて夢にも思っていなかったでしょう。彼女はアメリカを深く信じていました。今、母のことを考えています。多くの黒人の、アジア系の、ラテン系、ネイティブアメリカンの女性たちのことを私は考えています。彼女たちによって道が切り開かれました。

 女性たちは多くのことを犠牲にしました。対等な権利のために戦いました。すべての人たちのために正義をもたらそうとしました。黒人女性たちはこれまでも見過ごされてきました。しかし、民主主義の根底にある大切な存在だということがわかっていました。
 すべての女性たちは投票する権利を守るために1世紀に及ぶ努力を続けてきました。2020年、新たな世代の女性たちが投票しました。投票するという基本的な権利、自分たちの意見を伝える権利のために戦っているのです。今夜、私はその苦しみを思い起こします。確たる意思、ビジョンを持っていました。私は、何が成し遂げられるか見極め、後をついで取り組みたいと思います。

◆ジョーはバリアを打ち砕いた
 ジョーは人格者です。なんと言ってもジョーはバリアを打ち砕くことができました。女性を副大統領候補に選んだのです。私が初の女性副大統領になるかもしれませんが、最後ではありません。すべての幼い女の子たち、今夜この場面を見て、わかったはずです。この国は可能性に満ちた国であると。私たちの国の子どもたちへ、私たちの国ははっきりとしたメッセージを送りました。
 ジェンダーなどは関係ありません。野心的な夢を抱き、信念を持って指導者となるのです。そして他の人とは違った見方をするのです。皆さんの一歩一歩を見届けます。アメリカ国民の皆さん、どちらへ投票したかは関係ありません。
 私は副大統領としてしっかり取り組みます。ジョーがオバマ氏に対して副大統領として尽くしたようにです。忠誠を誓い、誠実に準備を整えます。毎朝、目覚めれば、皆さんや皆さんの家族について考えます。これからが真の仕事となります。大変な仕事です。必要な仕事です。いい仕事に取り組みます。
 人々の命を救い、この病気に打ちかつのです。経済を立て直します。人々への差別をなくすことにも取り組んでいきます。気候変動と戦い、国を結束させ、アメリカの国としての魂の傷をいやしていかなければなりません。道のりは決してやさしいものではないでしょう。
 けれども、アメリカは準備が整っています。ジョーと私も準備ができています。私たちが選んだ大統領は、私たちの最善の部分を引き出してくれる人です。子どもたちが見上げて尊敬できるような大統領、軍に対し敬意を払い国を安全に保つ最高司令官、そしてすべてのアメリカ国民のための大統領となってくれる人です。光栄にも、アメリカ合衆国次期大統領、ジョー・バイデン氏を紹介させていただきます。


最後まで読んでくださってありがとう
人気ブログランキングへ
クリック してね
 

 記事は毎日アップしています。
明日もまた見に来てね
 
 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新型コロナの症状100種類以上 AIで世界の論文を解析した結果/スイスイと薪割りできる「エンジン薪割機」

2020-11-08 21:28:25 | ほん/新聞/ニュース
毎年11月中旬には、薪ストーブに火を入れるのですが、
今年は、夏前にエアコンのお掃除をしてもらったので、
今のところ、エアコンの暖房であたたかく過ごしています。
冬から春まで使う薪ストーブには、大量の薪が必要です。
今までは人力で薪割りしていたのですが、
今年は薪割機を導入。

エンジンで動いて、大きな木もスイスイ割れる(らしい)優れもの。

ストーブに入る長さに切った薪を縦にセットすると

動力で薪が割れる仕組み。
    

  
太い木や、節のある木もバリバリと割れていきます。
    
薪置き場には、こんなにたくさんの薪ができました。


クリック してね 
人気ブログランキングへ

ところで、
ブログを作りながら、9時からのNHKスペシャル
「新型コロナ全論文解読~AIで迫るいま知りたいこと~」をみています。
「新型コロナの症状100種類以上 AIで世界の論文を解析した結果」で、
とてもおもしろい内容です。
8時55分までで、ちょうど半分終わったところです。

  新型コロナの症状100種類以上 AIで世界の論文を解析した結果 
2020年11月8日 NHK

世界中の新型コロナウイルスに関係する論文、およそ20万本をNHKがAI=人工知能を使って解析したところ、新型コロナウイルスの感染で、これまでに少なくとも100種類以上の症状が報告されていることが分かりました。

NHKは、今月初めまでに世界中で公表された新型コロナウイルスに関する英語の論文、およそ20万本をAIに学習させて分析するプロジェクトを進めてきました。

その結果、新型コロナウイルスに感染した際の症状は、肺炎や発熱などのほかにも味覚障害やドライアイ、それにじんましんなど、全身で少なくとも116種類が報告されていることが分かりました。

中でも、論文での報告が多かったのはめまいや記憶障害、それに幻覚など脳や神経に関する症状で、30種類余りありました。

このうちイギリスのグループの論文では、重症患者の脳の画像を分析した結果、呼吸や睡眠などをつかさどる「脳幹」という部分に炎症が起きていたと報告されていました。

国立感染症研究所インフルエンザウイルス研究センターの長谷川秀樹センター長は「感染症の二次的な症状で、これほど種類が多いのはあまり聞いたことがない。ウイルスが原因で起こるのか精査が必要だと思うが、今後、研究が進むことで全体像が明らかになることを期待している」と話しています。

詳しくは、8日夜9時から放送のNHKスペシャル「新型コロナ全論文解読~AIで迫るいま知りたいこと~」でお伝えします。


最後まで読んでくださってありがとう
人気ブログランキングへ
クリック してね
 

 記事は毎日アップしています。
明日もまた見に来てね
 
 


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本ミツバチのたれ蜜3.5キロ採れた/学術会議問題 矛盾に満ちた首相答弁 /学術会議問題 6人を任命し出直せ/

2020-11-07 22:30:13 | ほん/新聞/ニュース
昨日、日本ミツバチのA群の蜂蜜を採蜜して、

巣蜜の密蓋を開けて細かく砕いて、

一晩かけて自然に垂れる蜂蜜を採りました。

春の蜜はさらっとして花の香りがするのですが、
秋の蜜はとろっとしていて色も濃くて甘みも強いです。



日本ミツバチのたれ蜜、全部で約3,5キロありました。

今年はとるのが遅れたので、めちゃ濃厚です。

残った巣蜜をドライヤーで温めると、
蜂蜜が柔らかくなって、もうちょこっと蜂蜜が採れます。


クリック してね 
人気ブログランキングへ

後半は、
学術会議問題に関しての、
中日新聞と朝日新聞の社説です。

  社説:学術会議問題 矛盾に満ちた首相答弁   
2020年11月5日  中日新聞

 日本学術会議が推薦した会員候補のうち六人の任命を拒否した問題。菅義偉首相の説明は説得力を欠くばかりか矛盾に満ちている。なぜ拒否したのか。引き続き国会の場で明らかにする必要がある。
 菅内閣発足後、初の本格論戦となった衆院予算委員会はきのう二日間の日程を終え、論戦の舞台はきょうから参院予算委に移る。野党側による追及が続くのが、学術会議の会員任命拒否問題だ。
 首相による学術会議会員の任命について、政府は一九八三年、当時の中曽根康弘首相が「形式的にすぎない」と答弁するなど裁量を認めてこなかったが、菅首相は一転「総合的、俯瞰(ふかん)的な観点から」六人の任命を拒否し、その違法性が問われている。
 政府は、学術会議の「推薦通りに任命しなければならないわけではない」とする内部文書を二〇一八年に作成して、こうした法解釈は一九八三年から「一貫した考え方」だと説明している。
 立憲民主党の枝野幸男代表はきのう、この法解釈が八三年から一貫していることを示す記録の提出を求めたが、政府側は示せなかった。恐らく存在しないのだろう。
 この内部文書が過去に国会で説明され、審議された形跡もない。国会審議を経て成立した法律の解釈を、政府部内の一片の文書で変更することは到底許されない。
 首相説明の矛盾はこれだけではない。首相は「私が判断した」と言いながら、拒否した六人のうち五人の名前や業績は「承知していなかった」と答えている。
 また首相は任命拒否の理由に、会員に旧七帝大などが多く、大学の偏り解消や若手起用など多様性の確保を挙げたが、六人の半数は私大教授で、一人も会員のいない大学の教授や五十代前半の教授、女性も含まれる。首相の任命拒否は結局、多様性を奪っている。
 そして最後は「公務員の人事に関わるので差し控える」と拒否の本当の理由を語ろうとしない。
 六人はいずれも安全保障関連法など安倍前政権の政策に反対しており、これが拒否理由だと勘繰られても仕方があるまい。
 学術会議の在り方検討を主張するのも論点のすり替えだ。六人の拒否ありきで、何を言っても後付けの説明にしか聞こえない。説明すればするほど矛盾が露呈する。
 首相は自らの非を認めた上で、あらためて六人を任命し、混乱を収拾するしか道はない。学術会議問題を通じて見え始めた強権的な体質も改めるべきである。


  社説:学術会議問題 6人を任命し出直せ
2020年11月7日  朝日新聞 

 政権の意に沿わない数人を見せしめのように排除することで、科学者の世界に影響力を及ぼそうとしたのではないか。この重大な疑念が解消されることは一向になかった。
 菅首相が出席する衆参の予算委員会が4日間の日程を終えた。最大の焦点となったのが、日本学術会議の人事だ。
 首相はなぜ、会員候補105人のうち6人の任命を拒んだのか。腑(ふ)に落ちる説明は最後まで聞けなかった。むしろ、言葉を重ねるごとに、矛盾や新たな疑問が生じた。本当の狙いを隠したまま、後付けで理屈を積み上げているためではないか。
 当初は「総合的・俯瞰(ふかん)的活動」、その後、年齢や大学などの「多様性」の確保を理由にあげた。しかし、この6人の排除が多様性に逆行すると指摘されると、「今回の判断に直結はしていない」と言い訳を始めた。
 ついには「国民・国会に責任が負えない場合」という新たな判断基準を持ち出したが、学術会議側が優れた研究や業績を認めて推薦した6人を任命することが、そんな場合に当てはまるとは到底考えられない。
 6人の中には、菅政権の今も政府の会議の委員を務めている人がいる。公的な役割を、片やお願いし、片や拒む。支離滅裂と批判されても当然だ。
 政府はこれまで、学術会議の独立性を尊重し、首相の任命は形式的なものであって、学術会議の推薦をそのまま受け入れると、国会などで説明してきた。
 これに対し首相は、推薦通りに必ず任命しなければならないわけではなく、それは「内閣法制局の了解を得た、政府の一貫した考え方」だと強調した。しかし、この解釈を記した文書がつくられたのは、わずか2年前のことだ。会員選考が選挙から推薦制に変わった83年当時から続くものだと主張するが、それを裏付ける、以前の記録を政府は示せずにいる。
 しかも、2年前の文書は、当時学術会議会長だった山極寿一・京都大前総長には示されなかった。政府は口頭で報告したというが、当の山極氏は「覚えはない」という。政府がこっそりと、法解釈を事実上変更したと見られても仕方あるまい。
 首相は今回、「推薦前の調整」が働かなかったとも言い出した。学術会議の独立性に対する介入の意図を認めたも同然の看過できない発言だ。
 こんな説明をいくら繰り返されても、説得力はない。学術会議のあり方について、今後議論したいというなら、信頼関係を壊したまま進めることもできまい。まずは首相が潔く過ちを認め、6人の任命を認めるところから再出発するしかない。


最後まで読んでくださってありがとう
人気ブログランキングへ
クリック してね
 

 記事は毎日アップしています。
明日もまた見に来てね
 
 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本ミツバチの蜂蜜を採蜜しました/年金開始は何歳がお得? 損益分岐点を参考に、夫婦単位の視点も重要

2020-11-06 22:45:52 | 花/美しいもの
11月になってしまったので、日本ミツバチの蜂蜜を採蜜しました。
例年より遅い採蜜です。
夏の間の猛暑でミツバチの群が逃亡したので、
今いるのは、元々のA群とその分蜂群。
元々のA群の蜂蜜を採ります。

上蓋を開けて、最上段を一段、切り取ります。



持ち上げると蜂蜜が滴り落ちてきます。
  


巣落ち防止の竹ひごを抜きます。

蜂蜜がたまった巣蜜はボールの中に落下。
ミツバチが少なくなっていたのですが、
ずっしり重いので、蜂蜜が沢山あるようです。
  
上蓋のすのこの表と裏。

ミツバチがいなくなってから
家のなかで巣蜜を切って、たれ蜜をとります。

とても濃い蜂蜜で垂れるのに時間がかかりそうなので、
このまま一晩おいて、自然に垂れるのを待ちましょう。

昼間は、西洋ミツバチが、日本ミツバチの巣に盗蜜に来ていました。

掃除機とペタペタで捕獲。
スズメバチも来ていたようで、一緒にくっついています。

クリック してね 
人気ブログランキングへ

後半は、
中日新聞生活面の年金の話し。
繰り上げも繰り下げもできる年金は、
何歳から受給するとよいか、判断の参考になります。
ちなみに、わたしは65歳からもらっています。

  年金開始は何歳がお得? 損益分岐点を参考に、夫婦単位の視点も重要
2020年11月5日 中日新聞

 老後の収入の柱である年金。原則六十五歳から支給が始まるが、自己資金のたまり具合によっては、受け取り開始を早める「繰り上げ受給」か、遅らせる「繰り下げ受給」を選ぶこともできる。二〇二二年度に予定される年金制度の改正を踏まえつつ、ファイナンシャルプランナーで終活アドバイザーの山田静江さん(59)に受け取り方のポイントを聞いた。 (砂本紅年)

 年金をいつから受け取るか。今は六十〜七十歳の間から一カ月単位で指定できる。ただ、選んだ時期によって、もらえる年金額が増減するため、慎重に考えることが大切だ。

 受給開始時期を六十五歳より前に繰り上げると、年金額は一カ月早めるごとに0・5%減る。六十歳から受け取る場合、六十五歳から受給したときと比べて、毎月の年金額は30%(0・5%×六十カ月)少ない計算だ。今回の制度改正後は減額率が0・4%に下がり、24%減(0・4%×六十カ月)となる。

 一方、六十五歳より後ろ倒しに繰り下げると、年金額は一カ月遅らせるごとに0・7%増える。七十歳から受け取り始める場合、年金額は六十五歳に開始するより42%増加。改正後は七十五歳まで遅らせられるようになり、七十五歳からの受給額は84%増となる。

 「繰り上げか、繰り下げを一度選ぶと、その減額率や増額率が一生続く」と山田さん。受給開始後の変更はできないので注意したい。繰り上げ受給は国民年金と厚生年金を同時に始めないといけないが、繰り下げ受給は別々に始められる違いもある。厚生労働省によると、一八年度の年金受給者のうち、国民年金を繰り上げ受給している人は12・9%、繰り下げは1・3%となっている。

 何歳までもらえば得するか。受給総額の「損益分岐点」も気になるところだ。税などを考慮しない単純計算では、受け取り開始を六十歳に繰り上げた場合、六十五歳からの受給総額に追い越されるのは七十六歳の時。改正後は八十歳の時に延びる。一方、七十歳に繰り下げた場合は、八十一歳の時で六十五歳からの総額を上回る。七十五歳からにすると八十六歳の時だ。

 日本人の平均寿命は昨年、女性が八七・四五歳、男性が八一・四一歳となり、いずれも過去最高を更新した。長生きに向け、年金の受け取り開始を一年遅らせて8・4%増額して備えるのもいい。年金は最大五年分をさかのぼって一括請求することもできる。例えば、繰り下げ受給開始前の六十七歳の時に体調不安があれば、繰り下げによる増額は諦めて、六十五歳からもらうはずだった二年分の年金を受け取ればいい。

 「夫婦単位で考えることも大切」と、山田さんは指摘する。例えば、専業主婦の妻が、繰り下げ受給を考えていた会社員の夫に先立たれたケース。妻は、夫の老齢厚生年金の75%を遺族厚生年金として受け取れるが、繰り下げによる増額は遺族年金には適用されない。「夫より年金額が少なく、長生きしそうなら、妻が繰り下げ受給をして自分の老齢基礎年金を増やした方がいい」とアドバイスする。

受給のポイント
・繰り上げ受給の減額率は0・5%、繰り下げの増額率は0・7%
・2022年度から、繰り上げの減額率が0・4%に下がる
・平均寿命や自分の健康状態を考慮し、慎重に検討する
・夫婦単位でも考えてみる
※山田静江さんへの取材による 


最後まで読んでくださってありがとう
人気ブログランキングへ
クリック してね
 

 記事は毎日アップしています。
明日もまた見に来てね
 
 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

痛風治療薬を新型コロナ抗炎症薬に 琉球大学主導で全国初の治験へ/11月5日は「いいりんごの日」 1日1個のりんごは医者を遠ざける!?/食べすぎると毒? 今が旬の「ギンナン」の適量とは/

2020-11-05 23:02:56 | ほん/新聞/ニュース
アメリカの大統領選挙は、まだ開票作業中の州もあるのですが、
現時点で、バイデン候補が次期大統領になる可能性が高くなっています。
とはいえ、
トランプ候補が選挙自体を否定するような動きをしているようで、
結果が出るのはまだ先になるかもしれません。

朝から京都に行っていて夕方かえってきたので、
いろんな仕事がたまっている上に、
ブログにアップする画像も底をつきました。

ということで、
ネットで見つけた記事をいくつか紹介して、
今日のブログはおしまいにします。
明日起きたら、バイデン候補の当確が出てるといいな。

  痛風治療薬を新型コロナ抗炎症薬に 琉球大学主導で全国初の治験へ 
2020年11月5日 沖縄タイムス

 琉球大学は5日、新型コロナウイルス感染症患者の重症化を防ぐ薬を開発するための医師主導の治験を始めると発表した。来年1月から横浜市立大学などと共同で実施する。新型コロナに感染後に重症化しやすい軽症患者や、中等症患者に対する抗炎症薬として、痛風治療薬で知られる「コルヒチン」の効果を検証する。同様の治験は全国で初めて。
 5日に琉球大学で記者会見した研究代表者で、琉球大学大学院医学研究科の金城武士助教は「安価で安全に、重症化を抑制する抗炎症治療が可能になることで、患者と医療現場の双方の負担軽減につながる」と成果に期待した。

 今回の治験は来年1月から5月までを予定。新型コロナに感染し、沖縄県内外の約10医療機関に入院する重症化しやすい軽症患者か、肺炎症状はあるが酸素投与は必要ない「中等症Ⅰ」の患者100人を対象に実施する。初日はコルヒチン1・5㍉㌘かプラセボ(偽薬)、翌日からコルヒチン0・5㍉㌘か偽薬を1日1回の4週間、飲み薬で投与して、血液中の炎症反応を比較する。

 新型コロナ治療は、主に抗ウイルス薬と抗炎症薬の2本柱で行われる。国内は現在「軽症」「肺炎症状はあるが酸素投与は必要ない中等症Ⅰ」の患者に対する治療薬で、厚生労働省の承認を受けたものはない。抗ウイルス薬では「アビガン」として知られるファビピラビルの承認が申請されているが、抗炎症薬はまだ薬剤もないのが現状という。今回の治験では「空白」となっている抗炎症薬の開発を目指し、重症化予防効果を検証する。
 金城助教らはコルヒチンの有用性として、低用量でも抗炎症作用を有し、長期投与の安全性が担保されていること、重篤な副作用は起こらないとされていることなどを挙げた。
 将来的には、公知申請による薬事承認を目指すという。


クリック してね 
人気ブログランキングへ

  11月5日は「いいりんごの日」 1日1個のりんごは医者を遠ざける!?
2020/11/05 ウェザーニュース

11月5日は語呂合わせで「いいりんごの日」。
習慣的にりんごを食べると、病気にならずに医者に診てもらう必要がないと言われ、「1日1個のりんごは医者を遠ざける」という西洋のことわざがあります。英語では、"An apple a day keeps the doctor away."とされてます。

りんごが旬を迎えるこの時季、その健康効果について見ていきましょう。
整腸作用に抗酸化作用、疲労回復の効果もあり!
りんごには、ペクチンやリグニンなどの食物繊維、カテキンやアントシアニンなどのポリフェノール、さらにビタミンC、カリウム、リンゴ酸、クエン酸などが含まれています。

なにやら、健康によさそうな栄養成分が並んでいますが…実際、健康にいいのです!
りんごに含まれる食物繊維は便秘と下痢のどちらにも効果的で、おなかの調子を整えてくれます。ポリフェノールには抗酸化作用があり、活性酸素を撃退する効果も期待できます。ビタミンCは美肌や免疫力アップに欠かせず、カリウムには血圧を下げる作用があります。そして、酸味成分であるリンゴ酸とクエン酸には、疲れを取る効果が期待できます。
ほかにも多くの栄養成分が含まれているリンゴ。これなら「医者を遠ざける」のもうなずけます。皮に含まれる栄養成分も多いので、できれば、よく洗って皮ごと食べるとよいでしょう。
「世界一」「星の金貨」「ぐんま名月」……いろいろなりんごがある
りんごは品種の多い果物でもあります。「つがる」「世界一」「シナノゴールド」「ジョナゴールド」「王林(おうりん)」「金貨」「星の金貨」「ふじ」「サンふじ」「あいかの香り」「ぐんま名月」など、多くの品種が出回っています。
りんごの生産量の全国1位は、都道府県別では青森県、市町村別では青森県弘前市です。弘前市は都道府県で2位を誇る長野県の生産量より多いので、青森県、特に弘前市は「りんご王国」といえそうです。
その青森県では、「りんご、食べる?」とは言わずに、「ふじ、食べる?」とか「王林、食べる?」などと、しばしば品種で会話が交わされるともいわれます。
せっかく多くの種類があるのだから、日や週などによって、違う品種を食べてみるのも楽しそうです。健康的な暮らしを送るためにも、りんごを毎日の食生活に取り入れてみてはどうでしょうか。

参考資料など
『栄養がわかる 体によく効く 食材事典』(監修/廣田孝子、学研)、『新しい実践栄養学』(落合敏、主婦の友社)、『おいしく健康をつくる あたらしい栄養学』(監修/吉田企世子・松田早苗、高橋書店)、『あたらしい栄養事典』(監修/田中明・蒲池桂子、日本文芸社)、『名前がわかる! フルーツ&ベジタブル図鑑』(主婦の友社)、『ブラタモリ 14 弘前ほか』(監修/NHK「ブラタモリ」制作班、KADOKAWA) 


  食べすぎると毒? 今が旬の「ギンナン」の適量とは
2020/11/05 ウェザーニュース

街路樹のイチョウにギンナンが実る季節になりました。落下するとあまりの臭いに嫌われるギンナンですが、種の中身はヒスイのような透明感のある黄緑色で、食べるとホクホクねっとりしたおいしさがあります。
しかしこのギンナン、食べすぎると食中毒を起こすこともある、注意が必要な食べものだそうです。詳しい話を管理栄養士の柴田聡美さんに伺いました。

脳の情報伝達を阻害する物質
ギンナンは、イチョウの実の果肉を取り除いた種の中の『仁(じん)』のことです。
「栄養価も高く非常においしい食べ物ですが、メチルピリドキシンという物質が含まれていて、これが脳の神経の情報伝達を助けるビタミンB6を阻害する作用があります。そのため、食べ過ぎると脳の神経伝達がうまくいかなくなり、呼吸困難やけいれんを引き起こすことがあります。メチルピリドキシンは加熱しても変質したり減少しないので、注意が必要です」(柴田さん)
でもギンナンはこの時期だけ楽しめる旬の素材として食べられています。どのくらいの量を目安にすればよいのでしょうか。
「含まれるメチルピリドキシンは微量なので、食べ過ぎなければ影響はないとされています。ただし、食べる人の身体にビタミンB6が不足していると中毒が起りやすくなる、子どもは中毒になりやすいなど、目安の量は人によって異なります。無難なところで、大人で6〜7粒程度、子どもなら1~2粒程度にしておくとよいでしょう。
中毒は8割以上が子ども、特に3歳未満が多いと言われていますので、特にお子さんに食べさせる時には注意してください。また、食べてから6時間以内の発症が多いとされているので、その時間帯の体調には注意したいものです」(柴田さん)
すぐれた栄養を持つギンナン
昔からからだにいいとされてきたギンナンにはどのような栄養素が含まれているのでしょうか。
「ギンナンにはすぐれた栄養と効果があるとされています。栄養素としては糖質、脂質、タンパク質、ビタミンAやB群、ビタミンC、カリウム、鉄分など多くの成分が豊富です。特にビタミンB1とミネラルのバランスがよいという特長があります。
糖質はエネルギーになる即効性があるため、スタミナ食として古くから利用されてきましたし、ビタミンB1は脳の中枢神経や末梢神経の機能を正常に保つ働きがあります。また、カリウムには余分な塩分を体外に排出する働きがあり、利尿作用や高血圧やむくみの改善に効果があるとされています。
病みつきになる人もいるギンナン。『ギンナンだけだと、つい食べ過ぎてしまう』と心配な人は、茶碗蒸しやきんぴらごぼう、炊き込みご飯に入れるなどすれば、食べる量も抑えられるのでおすすめです」(柴田さん)
おいしくて栄養価も高いギンナン。くれぐれも食べ過ぎには注意しながら、秋の味覚を味わってください。 


最後まで読んでくださってありがとう
人気ブログランキングへ
クリック してね
 

 記事は毎日アップしています。
明日もまた見に来てね
 
 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

予算委の論戦 一問一答でこの説明か/日本学術会議問題 ほころぶ一方の首相答弁/寒い夜は鍋もので身も心も温まろう

2020-11-04 22:11:51 | ほん/新聞/ニュース
アメリカの大統領選挙の開票が始まった。
刻々と情勢が伝えられるけれど、トランプの声を聴くのが不愉快なので、
ついチャンネルをかえてしまいます。
ところで、
朝夕、冷え込むようになってきて、温かいものが恋しい。
なべものを作ろうと土鍋を出してきた。
今年初の白菜なべ。

野菜はたっぷり、白菜、大根、豆もやし、青ネギ、
シイタケとエノキタケも入れて、真ん中にチキン缶を入れた。
少し食べてすき間を作ってから、お豆腐を入れました。

少し前の夕ご飯は、タラちり。
とうふやの大きな豆腐を一丁、まわりに並べました。

海鮮入りの蒸し野菜お温まります。

クリック してね 
人気ブログランキングへ

後半は、
国会の衆議院の予算委員会の話題。
菅首相の答弁は原稿まる読みで、小学校の学芸会以下という気がします。

  社説:予算委の論戦 一問一答でこの説明か  
2020年11月3日  朝日新聞

 質問に正面から答えず、用意された答弁の棒読みを繰り返す。官房長官や事務方が助け舟を出すように、説明を肩代わりする。これでは一問一答形式になっても、核心に迫る議論にはならない。
 菅政権発足後初めての予算委員会が衆院で始まった。野党議員がそろって追及したのが日本学術会議の人事問題である。政府からの独立性・中立性が脅かされ、学問の自由にもかかわる重大なテーマだ。菅政権の強権的な体質の表れとの指摘もある。一方通行の代表質問では詰め切れなかった矛盾をただそうというのは当然だ。
 しかし、学術会議が推薦した会員候補6人の任命を拒否した理由について、菅首相の口から納得のいく説明はなかった。「総合的・俯瞰(ふかん)的な活動」を実現するためで、年齢や出身、大学などの「多様性」の確保が念頭にあったと繰り返した。「閉鎖的で既得権益のようになっている」との学術会議批判も飛び出した。
 しかし、6人の除外が、むしろ多様性に反すると指摘されると、個別の人事については「答えは差し控える」の一点張り。一方で、特定秘密保護法や安保法などに反対したことが理由ではないかと問われると、「あり得ない」と否定した。
 首相はまた、105人の推薦名簿を見ていないことを改めて認めた。任命を拒んだ6人のうち5人は名前も知らず、著作などを読んだこともなかったという。ならば、誰がどんな狙いでこの6人を選んだのか。
 安倍前政権時代から学術会議の人事への介入にかかわってきたとされる杉田和博官房副長官から直接事情を聴く必要性が高まったといえる。
 会員選考が選挙から推薦制になった当時の中曽根康弘首相は国会で「政府が行うのは形式的任命にすぎない」と答弁した。推薦主体が各学会から会員に変わった際の政府資料にも「首相が任命を拒否することは想定されていない」とあった。ところが2年前、前政権が「首相が推薦通りに任命する義務はない」との法解釈の文書をつくり、内閣法制局に確認させたのが今回の人事への布石となった。
 政府がいくら否定しても、国会への説明もなく、法解釈を事実上変更したに等しい。法治国家の安定性を損なう行為を立法府が見逃していいわけがない。
 自民党は首相への援護射撃のように、学術会議のあり方論へのすり替えに躍起だが、与野党の別のない行政監視の重い責務を自覚するなら、実態解明にこそ力を入れるべきだ。まずは、これ以上、杉田氏の予算委出席を拒み続けてはいけない。


 社説:日本学術会議問題 ほころぶ一方の首相答弁
毎日新聞2020年11月3日

 答弁するほど逆に疑問が深まっていく。菅義偉首相はそんな状況に陥っている。日本学術会議の新会員候補のうち6人を任命しなかった問題である。
 内閣発足以来、初の一問一答形式での論戦となったきのうの衆院予算委員会の質疑もそうだった。 再三指摘してきた通り、疑問の核心は、なぜ6人を任命しなかったか、その理由である。
 野党側が「6人が安保法制など政府方針に反対したからではないのか」と追及したのは当然だ。
 これに対し、首相は「政府に反対したから外すということはあり得ない」と断言した。
 ところが「ではなぜ」と重ねて問われると、相変わらず「人事に関することであり、答弁は差し控える」と繰り返すだけだった。これで納得できるはずがない。
 首相は先の代表質問で、会員の45%が「旧帝国大学」に所属し、若手も少ないなど会員構成に偏りがあると指摘した。その上で「多様性が大事だということを念頭に私が判断した」と答弁した。
 しかし任命しなかった6人の半数は私大に所属し、女性もいる。このため野党側は「首相が言う『多様性』に逆行している」とただしたが、ここでも「個別の人事」を盾に答えなかった。
 「政府が行うのは形式的任命に過ぎない」としてきた過去の政府答弁との整合性がとれない点も解消されていない。
 政府は2018年に任命拒否を可能とする見解をまとめた。04年に推薦方式が現行の方式に変わったことを受けた見解だという。
 ただし、その04年当時も「首相が任命を拒否することは想定されていない」と政府の内部資料に明記されていたことが明らかになっている。
 政府の説明はほころぶ一方だと言っていい。
 菅首相はNHKのテレビ番組で「説明できることと、できないことがある」と述べた。だが、そもそも説明できないことを政府がすべきではない。
 学術会議について、首相は予算委でも「閉鎖的で既得権益のようになっているのではないか」と語り、組織の見直しに言及した。そうした論点のすり替えでは到底切り抜けられない段階に来ている。  


最後まで読んでくださってありがとう
人気ブログランキングへ
クリック してね
 

 記事は毎日アップしています。
明日もまた見に来てね
 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大阪都構想否決 大都市巡る議論続く/都構想再否決 混迷の10年どう生かす/キノコの炊き込みご飯

2020-11-03 23:21:10 | ほん/新聞/ニュース
しいたけ、しめじ、エノキタケなどキノコをたっぷり入れて、
新米で炊き込みご飯を作りした。

お米1,5合に、同量くらいの具だくさん。

早炊きにしたらごはんに少し芯があったので、
お酒を少し振って電子レンジで5分ほど加熱。

ホッカホカのキノコの炊き込みご飯のできあがり。

白身魚パンガシウスのピカタ。
実がほろほろふわふわでおいしいです。

椎茸とキクラゲのソテー。

絹あつあげ。

クリック してね 
人気ブログランキングへ

後半は、
「大阪都構想」の住民投票について、
中日新聞と朝日新聞の社説です。

  社説:大阪都構想否決 大都市巡る議論続くg> 
2020年11月3日  中日新聞

 大阪市の存続が問われた「大阪都構想」の住民投票は五年前に続き、否決された。松井一郎代表が政治生命を懸けた日本維新の会には大打撃となったが、大都市制度のあり方は今後も模索が続く。

 大阪都構想は、府と市の「二重行政」を解消するため、大阪市を廃止して四つの特別区に再編することが柱。政令指定都市制度ができた一九五六年以降、五市から二十市に増えこそすれ、消滅例はない。賛成派は「行政コストの削減」を、反対派は「住民サービス低下」の恐れを訴えた。

 府・市で首長と議会の第一会派を握る維新と、二〇一五年の前回住民投票時の反対派から賛成派に転じた公明党が、自民、共産両党や連合などと相対した。各社の世論調査によると、反対派が徐々に巻き返した。維新の求心力や自公関係など国政にも影響が及ぶ可能性がある。

 新型コロナウイルスがまん延する中、住民投票を決行したことや、都構想の中身を十分に伝えきれなかったことへの反省も維新にはあろう。しかし、皮肉だが、維新の実績そのものが敗因になった可能性もある。

 一一年以降、三度に及ぶ知事と市長のダブル選で、維新は全勝。府・市の連携も奏功し、地下鉄やバス民営化などの行財政改革を進め、二五年の万博開催や大阪駅前の再開発に道筋を付けた。こうした二重行政を感じさせない行政運営が逆に、有権者をして、市の消滅を逡巡(しゅんじゅん)させたのではないか。

 人やモノが集中する大都市は交通網やインフラの充実が不可欠。行政コストがかかり、権限や財源の拡大を求めがちだ。大阪を含む五大都市は戦後すぐ、「二重行政の弊害」を訴え、府県からの独立を模索した。府県は「完全独立」は許さず、八割ほどの権限移譲による政令市制度に落ち着いた。

 少子高齢化は今後、都市部も襲う。富の再分配を期待される大都市のジレンマは解消されない。団塊ジュニア世代が六十五歳以上となる二〇四〇年を見据えた総務省の「自治体戦略2040構想研究会」は一八年、都市圏が維持できるサービスや施設の縮減は不可避と指摘している。

 大阪都構想に「三度目の挑戦」はないという。愛知・名古屋や新潟、静岡の県市を一元化させる構想や、道州制も今や立ち消え状態だが、横浜市など「特別自治市」として“独立”を模索する政令市もある。大都市行政を巡る議論は終わらない。 


 社説:都構想再否決 混迷の10年どう生かすg>
2020年11月2日  朝日新聞

 5年前に続く、市民からの2度目の「ノー」である。維新は推進してきた構想を断念し、現行制度を前提に課題の解決に取り組まなければならない。

 大阪市を廃止し、東京23区のような特別区を四つ設ける大阪の都構想は、住民投票で再び反対多数となった。維新が看板政策に掲げて10年。5年前の住民投票で一度否決されたが、昨春の知事と市長の「クロスダブル選」での勝利をてこに、再び今回の投票にこぎつけた。

 しかし結果は変わらず、「大阪市をなくすな」という反対派の訴えが支持された。

 大阪市が担う施策のうち、大型のインフラ整備など広域にわたるものを大阪府に移し、特別区は教育や福祉など身近な行政に集中する。そうして、過去に見られた府と市による二重行政や主導権争いを防ぐ。これが都構想のねらいだった。

 だが市民の間には、特別区に移行した後、行政サービスはどう変わり、どれだけの負担を求められるのか、疑問と不安があった。再編後の財政見通しについて試算が乱立したこともあって、「説明が不十分」との声は最後まで消えなかった。

 都構想の実現を待たずに府と市の間で類似施設の統合が進むなど、二重行政の解消で一定の成果が見られることも、市民の判断に影響を与えたようだ。

 残念だったのは、これだけの労力と費用をかけながら、地方自治の本質に迫る議論が深まらなかったことだ。行政への参加を住民にどう促し、地域の特性に応じた街づくりを、いかに進めるかという課題である。

 人口270万人余の大阪市に対し、新設予定だった四つの特別区は約60万~75万人。区長と区議会議員は選挙で決まり、独自の制度を設けたり、施策を講じたりできるようになることが利点の一つとされていた。

 きめ細かく施策を展開するという考えも、都構想とともにお蔵入りということではあるまい。「大阪市」の下でどう工夫を凝らすか。引き続き検討してもらいたい。

 都構想が浮かびあがらせた課題は大阪特有のものではない。

 14年の地方自治法改正で、指定市と道府県の連携強化や、指定市内での分権による住民自治の拡充が図られたが、部分的な手直しにとどまった。愛知や新潟で県と指定市の再編構想が浮かんだり、横浜市などのグループが県からの独立をめざす「特別自治市」を唱えたりしたが、進展は見られない。

 地方制度の中で指定市をどう位置づけ、将来の姿を描くか。10年に及んだ大阪での試行錯誤の成果と限界を踏まえながら、議論を深めていきたい。 


最後まで読んでくださってありがとう
人気ブログランキングへ
クリック してね
 

 記事は毎日アップしています。
明日もまた見に来てね
 
 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「大阪都構想」住民投票で再び「反対」…松井市長、23年の任期満了で政界引退へ/寺町畑のサツマイモ収穫

2020-11-02 17:59:53 | 花/美しいもの
お天気がよい日が二日つづいたので、
寺町畑のサツマイモを掘り上げました。
と言っても、掘ったのは子どもたちで、
わたしは収穫した芋を写しただけ(笑)。

掘ったサツマイモは半日太陽に干して、
倉庫のなかで風をあてて乾かすそうです。

一か月ほど寝かて追熟させると、甘みが増しておいしくなります。

先週、コストコでサツマイモを買いました。
芋はカリウムが多いので控えていたのですが、
食物繊維がたっぷりなので、腸内環境にはいちばん、
ヨーグルトと食べると善玉菌のエサになる、そうです。

一袋だけ残っていた在来種の宮崎紅。

小ぶりで食べやすそうなべにはるか。

鉄なべに敷き詰めた小石のなかで、
じっくり低温で一時間、焼き芋にしました。

クリック してね 
人気ブログランキングへ

昨日の
大阪市を廃止し4特別区を新設する、いわゆる「大阪都構想」の賛否を問う住民投票が
投開票されて、反対が賛成を上回って常民投票は否決された。
10年にわたる大阪維新の会のすすめる「大阪都構想」には決着がついたが、
この間、この政策に膨大な税金がつぎ込まれているはず。

岐阜県の梶原知事時代の「首都機能移転構想」のことを思い出した。
税金を湯水のように使う知事や一部政党の「妄想」につきあわされる市民には、
迷惑以外のなにものでもない!

  「大阪都構想」再び否決 松井大阪市長 任期全うし政界引退へ 
2020年11月2日 NHK

大阪市を廃止して4つの特別区に再編するいわゆる「大阪都構想」は、1日の住民投票で、5年前に続いて再び否決されました。日本維新の会と大阪維新の会の代表を務める松井市長は、「けじめをつけなければならない」と述べ、2年半残る任期を全うして、政界を引退する意向を表明しました。

「大阪都構想」の賛否を問う住民投票の結果です。
▽「反対」69万2996票。
▽「賛成」67万5829票。
反対多数で「都構想」は否決されました。
今回の住民投票では、大阪市の有権者、220万人余りを対象に、5年後、令和7年の1月1日に政令指定都市の大阪市を廃止して4つの特別区に再編することの賛否が問われました。
賛成派の大阪維新の会と公明党は、「大阪市を廃止して、府と市の二重行政を解消し、大阪全体の成長につなげるべきだ」と訴えました。
一方、反対派の自民党や共産党などは、「大阪市をなくせば、大阪の都市力や、住民サービスの低下につながる」と主張し、激しい論戦が繰り広げられました。
その結果、「都構想」への賛同は、大阪維新の会の支持層以外には大きく広がらず、5年前に続いて再び否決され、今後も、大阪市が存続することになりました。
「都構想」を推進してきた日本維新の会と大阪維新の会の代表を務める松井市長は記者会見し、「大阪維新の会の先頭で旗を振ってきた。僕自身、政治家としてけじめはつけなければならない」と述べ、令和5年4月までの任期を全うしたうえで、次の市長選挙には立候補せず、政界を引退する意向を表明しました。
また、大阪維新の会の代表代行を務める大阪府の吉村知事は「1丁目1番地の都構想が否決された。重く受け止め、僕自身が都構想に再挑戦することはない」と述べました。
維新の会にとっては、看板政策とも言える「大阪都構想」が2度にわたって否決された上、結党当時から、中心メンバーとして党を率いてきた松井氏が政界引退の意向を表明したことで、ダメージは避けられない情勢です。 


  「大阪都構想」住民投票で再び「反対」…松井市長、23年の任期満了で政界引退へ
読売新聞 / 2020年11月2日 

 大阪市を廃止し、4特別区を新設する「大阪都構想」の賛否を問う住民投票が1日、投開票され、僅差で反対が賛成を上回った。2015年5月の前回住民投票に続いて都構想の制度案は廃案となり、大阪市の存続が決まった。都構想を推進してきた日本維新の会の松井一郎代表(大阪市長)は反対多数を受け、23年4月の市長任期満了をもって政界を引退すると表明した。
 住民投票は、都構想実現への手続きを定めた「大都市地域特別区設置法」(大都市法)に基づき、大阪市民を対象に実施された。人口約270万人の大阪市を約60万〜75万人の「淀川」「北」「中央」「天王寺」の4特別区に分割する制度案への賛否が問われた。
 当日有権者数は220万5730人。投票率は62・35%で、前回の住民投票(66・83%)から4・48ポイント下がった。
 都構想は、地域政党・大阪維新の会を創設した橋下徹氏が大阪府知事だった10年、大阪市との二重行政の解消を目的に提唱した。5年前の住民投票では、市を5特別区に再編する案が反対70万5585票、賛成69万4844票の僅差で否決され、橋下氏の政界引退につながった。
 その後、維新は都構想の再挑戦を掲げ、松井氏と吉村洋文代表代行(大阪府知事)が昨年4月の知事・大阪市長のダブル選に圧勝するなどして、2度目の住民投票にこぎ着けた。
 前回の住民投票では、維新以外の全ての党が反対に回ったが、今回は公明党が賛成に転じて維新と連携した。これに対し、自民、立憲民主、共産などの各党が反対する構図となった。
 賛成派は、都構想の実現を見据えて府・市の類似施設を統合し、コスト削減を進めたことを成果として訴えた。新型コロナウイルス対策も府・市協調で進めたことをアピールし、「大阪の司令塔を一つにして、政策決定のスピードを上げる」と主張した。
 反対派は、「大阪市が特別区に分割されればコストが余計にかかり、住民サービスが低下する」とデメリットを強調し、「大阪市解体」に強い不安を持つ市民の支持を集めた。

 ◆大阪都構想=東京都と23特別区の関係をモデルにした都市再編策。大阪府と大阪市の役割分担を見直し、大阪市の持つ都市開発や産業政策など、広域的な権限を大阪府に一元化する。福祉、教育など住民に身近なサービスは、大阪市を解体して設置する特別区が担う。特別区には公選の区長、区議会を置く


最後まで読んでくださってありがとう
人気ブログランキングへ
クリック してね
 

 記事は毎日アップしています。
明日もまた見に来てね
 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

[学術会議任命拒否]矛盾に満ちた首相答弁/季節はずれの枝垂れ源平花桃の花。シャインマスカットの収穫

2020-11-01 22:38:12 | ほん/新聞/ニュース
昨日は10月二度目の満月「ブルームーン」。
月がとってもきれいでした。

今日はよく晴れて抜けるような青い空。
空を見上げると、季節外れの枝垂れ源平花桃が咲いています。

朝晩寒くなってきたので、軒の下に置いてある花月「金の生る木」に
夕方には不織布をかけてやります。

寒さに弱い蘭たちは、一足先に家のなかに入れてやりました。

オンシジウムの黄色い花が玄関で出迎えてくれます。

そうそう、シャインマスカットも収穫しました。

計ってみたら、全部で200グラムくらいありました。

房から一つぶずつハサミで外して、
食べられるきれいな粒と生では食べられない粒を別けて、
きれいな粒は房から外して冷蔵庫で保存。

貴重なシャインマスカットを捨てるのはもったいない。

黒くなったり、傷んだブドウでコンポートを作りました。

ハチミツを少し入れただけですが、甘酸っぱくて美味です。

クリック してね 
人気ブログランキングへ

  社説[学術会議任命拒否]矛盾に満ちた首相答弁 
2020年11月1日  沖縄タイムス

 菅義偉首相が行った初の所信表明演説に対する衆参両院の代表質問が終わった。日本学術会議の会員候補任命拒否を巡り、ようやく首相が国会の場で説明したが、到底納得いくものではなかった。

 首相は、学術会議の推薦によるとされる会員任命を「必ず推薦通りに任命しなければならないわけではない」と従来の説明を繰り返した。

 加えて、学術会議の会員構成を「旧帝国大学に所属する会員が45%」「民間出身者や若手が少なく偏りがある」などと強調。「多様性を念頭に判断した」と、任命拒否の正当性を主張した。

 それなら、なぜ元々少ない女性や私大所属の候補を拒否したのか。拒否された6人の中には会員が1人もいない大学の研究者も含まれ、首相の説明は矛盾に満ちている。

 法律の定める会員の選考基準に所属大学や地域性の規定はない。首相が、学術会議に「多様性」が必要と考えたなら、直ちに任命拒否するのでなく推薦の在り方を学術会議と議論すべきだった。

 政府は1983年、会員の推薦制度について「政府が行うのは形式的任命」と国会答弁していた。2004年の制度改正の際も、内部文書で「首相が任命を拒否することは想定されていない」と明確に記載している。

 首相が従来の法解釈を逸脱して任命拒否したことは明白だ。だが首相は、その理由を最初は「総合的、俯瞰(ふかん)的に」と曖昧に語り、国会では「多様性」を持ち出した。後付けの理由で切り抜けようとしている印象を拭えない。

■    ■

 首相は26日のNHK番組で、この問題について「説明できることとできないことがある」と述べた。だが任命拒否は学問の自由を侵しかねないほか、首相による違法な権力行使が疑われる問題だ。

 政府は一貫して、任命拒否に当たり法解釈を変えておらず従来の立場と齟齬(そご)はないとするが、想定されていなかったことが今回できたのはなぜか。その説明は政府の責任だ。「説明できないこともある」で済ませてはならない。

 一方で政府は問題発覚後、国費10億円が投じられていることを理由に会議を行政改革の対象とした。年内に改革の方向性を打ち出すとして検討を加速している。

 会議の予算の多くは関係省庁から出向する事務局職員の給与などだ。その運営に問題がないかの検証は必要だが、それと任命拒否は別の問題である。論点のすり替えを許してはならない。
■    ■

 国会での論戦は、週明けから一問一答形式の予算委員会に舞台を移す。

 国民が聞きたいのは、6人の任命を拒否した具体的理由であり、「多様性」といった漠然とした説明ではない。首相としても、この問題で時間を取られるのは本意ではないだろう。

 首相は、拒否に深く関与したとされる杉田和博官房副長官も加え、予算委で丁寧に説明すべきだ。任命拒否問題を放置して携帯電話料金引き下げなどの「看板政策」を推し進めても、国民の目をごまかすためとしか映らない。


最後まで読んでくださってありがとう
人気ブログランキングへ
クリック してね
 

 記事は毎日アップしています。
明日もまた見に来てね
 
 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする