夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『フォーチュン・クッキー』

2004年11月01日 | 映画(は行)
『フォーチュン・クッキー』(原題:Freaky Friday)
監督:マーク・S・ウォーターズ
出演:ジェイミー・リー・カーティス,リンジー・ローハン,マーク・ハーモン,
   ライアン・マルガリーニ,ハロルド・グールド他

ジョディ・フォスター主演作、『フリーキー・フライデー』(1976)のリメイク。
原題はオリジナルと同じく、“Freaky Friday”。
フォーチュン・クッキーとは、アメリカの中華料理店で食後に登場するおみくじクッキー。
クッキーを割ると、幸せになるためのメッセージの書かれた紙が入っています。

テスは数年前に夫と死別した精神科医。
恋人ライアンとの再婚を2日後に控えている。
高校生の娘アンナはロックに夢中、
学校では問題ばかり起こしてしょっちゅう反省室送り。
息子ハリーは、そんな姉に喧嘩をけしかけるのが楽しみな、お茶目な小学生。

明日は挙式前日のリハーサル・ディナー。
しかし、やはり明日の夜におこなわれるバンドのオーディションに出場しようと
アンナは仲間から誘われる。

その日、祖父とライアンを含むコールマン一家は中華料理店で夕食を取る。
リハーサルをパスしてオーディションに出たいとテスに申し出るアンナ。
ふたりは大喧嘩に。

見るに見かねた中華料理店のオーナーの母ペイペイが、
ふたりにフォーチュン・クッキーを差し出す。
とにかくいま食べるようにとしつこく言われ、仕方なくクッキーを割ると、地震が起きる。
激しい揺れに驚くふたりだったが、ほかの客は何事もなかったかのよう。

翌朝、目を覚ますと、なんとふたりの体が入れ替わっていた。
テスはアンナに、アンナはテスに。
思考回路も元のまま、口から出る言葉使いも元のまま。
しかし、鏡に映る姿は自分ではない。
フォーチュン・クッキーには何と書かれていたのかも思い出せない。
しばらくこのままお互いを演じるしかないふたり。
こうして魔の金曜日が始まる。

音楽ネタが絡んで、またもや私の泣きのツボにビッタリ。
そしてやっぱりディズニーってエライです。
大人も子どももこんなに楽しめる作品がありましょうか。

体が入れ替わって辛い半面、無茶な楽しさもいろいろ。
相手の体のときしかできないこと、
ジャンクフードを食べまくったり、カードで買い物しまくったり。

エーリヒ・ケストナー原作のドイツの作品、
『飛ぶ教室』(2003)にも出てくる一文、
どうして大人は自分が子どもだった頃のことを忘れてしまうのか。
思い出しましょう。

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