夜な夜なシネマ

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共和党と民主党

2004年11月04日 | 映画(番外編:小ネタいろいろ)
アメリカのどの俳優がどの政党を支持しているか、
そんな特集を組んでいた雑誌を先月買いました。
政治的背景も、知らんよりは知ってるほうが、映画を観るうえで楽しいかなと。

そしたら、笑っちゃうぐらいおもしろい。
アーノルド・シュワルツェネッガーは言わずもがなですが、
ブルース・ウィリス、メル・ギブソンは大の共和党好き。
娯楽超大作の出演俳優のなんと多いこと。
メル・ギブソンなんて、自らの監督作『パッション』(2004)の試写会を
ホワイトハウスでおこなったとか。

これに対して、民主党の応援陣は、
ティム・ロビンス、ジョージ・クルーニー、ショーン・ペン、
ジョン・キューザック、ジャック・ブラック、スーザン・サランドンなど。
こんなことを言っちゃ失礼ですが、
どう見ても民主党支持者のほうが知的な印象なのは気のせい?

どちらもものすごくわかりやすい面々だと思いましたが、
意外だったのはゲイリー・オールドマン
『レオン』(1994)のラリった汚職刑事役、
『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』(2004)のシリウス・ブラック役で、
来年公開の『バッドマン・ビギンズ』には渡辺謙とともに出演する俳優。
なんとなく民主党のイメージでしたが、熱烈な共和党支持者と知ってびっくり。

共和党に入れ込んでる俳優陣については、
代表作を書くまでもなさそうな人ばっかり。
この記事を読んでから思い起こしてみると、
民主党支持者が揃って出演している作品もたくさん。

ティム・ロビンスとスーザン・サランドンは私生活でもパートナーですが、
このふたりとショーン・ペンは
『デッドマン・ウォーキング』(1995)で監督、主演女優・男優の関係。
『ミスティック・リバー』(2003)ではティム・ロビンスとショーン・ペンが共演。
『オーシャンズ11』(2001)ではジョージ・クルーニーが主演、
やはり民主党支持のマット・デイモンやブラッド・ピットも出演。
ジョン・キューザックは『ハイ・フィデリティ』(2000)で
ジャック・ブラックと共演しています。
また、そのジャック・ブラックは、主演作『スクール・オブ・ロック』(2003)で
ジョン・キューザックの姉、ジョーン・キューザックとも共演。

こうして作品を挙げてみると、
支持政党のちがいは少なからず仕事に影響するのかもしれません。

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