夜な夜なシネマ

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米誌が選ぶ「最もセクシーな男性」は

2004年11月19日 | 映画(番外編:映画とこの人)
17日に米誌『ピープル』が発表した「最もセクシーな男性」に
英国人俳優のジュード・ロウが選ばれました。大納得。
頭がちょっと「Mハゲ」入りつつあるんですけど、そこがまたよかったりします。

最初にジュードをかっこいいと思ったのは『ガタカ』(1997)。
これは隠れたSF映画の名作だと思います。
近未来の社会では遺伝子だけで人生が決まる。
劣性遺伝子を持つ主人公は、宇宙飛行士への夢が捨てきれず、
優性遺伝子を持ちながら事故で下半身不随となったジェロームから
血液や髄液を裏取り引きすることに。
ネタバレですが、最後にジュード演じるジェロームが炎に包まれるシーンは圧巻。

美形だからなのか、ゲイの主人公の愛人役なんかも多いジュード。
クリント・イーストウッド監督の『真夜中のサバナ』(1997)では
ケヴィン・スペイシーの使用人で愛人。
けだるさ漂うサバナの町で、車を洗うジュードは色っぽい。

『オスカー・ワイルド』(1997)はタイトルどおり、
19世紀のイギリスを代表する詩人、オスカー・ワイルドの人生を綴った作品。
ここでもジュードは主人公の愛人役。
若さと美しさでワイルドを翻弄。

『太陽がいっぱい』(1960)のリメイク、『リプリー』(1999)では
主人公に殺される金持ちの放蕩息子役を。
主人公を演じる話もあったようですが、美形すぎて脇役になったそうな。
ちなみに「美形すぎなかった」主人公はマット・デイモン。

ジュードしか見どころがないと思われる、カックン映画の『A.I.』(2001)。
セックス・ロボット役の彼は最高。
作品自体には唖然呆然とした私ですが、彼だけは見られてよかったと思いました。

『コールドマウンテン』(2003)はアンソニー・ミンゲラ監督お得意の壮大なメロドラマ。
南北戦争末期、南軍兵士インマンは負傷して病院へ運び込まれる。
故郷コールドマウンテンには、戦争中の数年間、ひたすら彼の帰りを待つエイダが。
病院から脱走したインマンは、エイダに再び会うため、来る日も来る日も歩き続ける。
ニコール・キッドマンも美しいけれど、ジュード、美しい。

公開インタビュー番組で、
ずっと唇をペロペロ舐めて爪を噛むしぐさをしていたのはいただけません。
あれが色っぽいという人もいるんでしょうけど。

色っぽくて、かつ知性的な印象のジュード・ロウ。
嗚呼、とにかく、これ以上、ハゲないで。

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