夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

今年観た映画50音順〈ら行〉

2009年12月27日 | 映画(ら行)
《ら》
『ラッシュライフ』
東京芸術大学映像研究科の学生たちが、劇場公開を前提に、
企画・制作・配給すべてを手がけるというプロジェクトにより誕生。
その企画に賛同した伊坂幸太郎の同名小説を映画化。
盗みに独特の美学を持つ泥棒、黒澤。
新興宗教団体の信者、河原崎。
不倫相手の妻を殺そうとしている精神科医、京子。
リストラされた中年男、豊田。
一見何の関係もないこの4人の人生がいつしか繋がる群像劇。

《り》
『リリィ、はちみつ色の秘密』(原題:The Secret Life of Bees)
1960年代、黒人差別が横行するサウスカロライナ州。
幼い頃、大好きだった母親をはずみで撃ち殺してしまい、
罪悪感に苛まれたまま14歳となったリリィ。
ある日、黒人家政婦のロザリンが白人から殴打されたことに憤り、
彼女を連れて家を飛び出す。
昔、母が滞在したであろうティブロンという町を訪ね、
地元では有名な黒人養蜂家に世話になるのだが……。
養蜂家3姉妹の個性が際立っていて素晴らしい。

《る》
『ROOKIES 卒業』
3年生に進級した二子玉川学園高校野球部ナイン。
新入部員は2名。そのうちの1人は大物との噂の赤星。
練習なんてばかばかしいという赤星のデカい態度にみんなブチキレ。
しかし、メジャーリーグを目指す赤星が
陰で懸命に練習していることを知ったキャプテン、御子柴は、
不良にからまれた赤星をかばって負傷。
ナインは御子柴の入院で甲子園出場をあきらめかけるが、
練習に赤星が現れて……。
私はTVドラマのほうはほとんど観ていませんが、笑いました。泣きました。
赤星選手、お疲れさまでした!

《れ》
『レイチェルの結婚』(原題:Rachel Getting Married)
コネティカット州のバックマン家では、
数日後に長女レイチェルの結婚式が執りおこなわれる。
式に参列するため、次女のキムが薬物依存更生施設から一時退院。
まるで腫れ物に触るように彼女に接する家族。
わがままぶりに本当にイライラしてしまうほど、アン・ハサウェイは熱演。
姉妹の複雑な思いや家族の心の機微に触れられます。

《ろ》
『路上のソリスト』(原題: The Soloist)
LAタイムズの記者スティーヴは、
路上で演奏するナサニエルのバイオリンの音色に驚く。
ナサニエルが名門ジュリアード音楽院に在籍していたと知り、
このホームレスの天才音楽家を取材することに。
統合失調症を患うナサニエルとの距離の置き方にとまどうスティーヴは……。
実在の彼らを演じる2人の役者がお見事。
音楽がテーマだとどうも甘くなりますね、私。

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