『やさしい人』(原題:Tonnerre)
監督:ギヨーム・ブラック
出演:ヴァンサン・マケーニュ,ソレーヌ・リゴ,ベルナール・メネズ,ジョナ・ブロケ他
TOHOシネマズ梅田で『味園ユニバース』を観たあと、梅田スカイビルへ移動。
シネ・リーブル梅田にて3本ハシゴする予定で、本作はその1本目。
原題の“Tonnerre”は、舞台となっているフランスの町トネールのこと。
邦題がこんなだから、さぞかしいいお話かと思ったら……。(--;
ブルゴーニュ地方の小さな町トネール。
殺伐としたパリでの生活が息苦しくなったミュージシャンのマクシムは、
父親が一人で暮らしているこの町へ2カ月の予定で戻っている。
過去にアルバムも出しているマクシムを訪ねてきたのは、
父親の友人の姪で、地元紙の記者をしている若い女性メロディ。
地元出身の有名人を取材したいと言うのだ。
とても可愛い子だけれど、自分にはあまりにも若すぎる。
そう思いつつもマクシムはついつい連絡を取り、メロディのほかの取材にも同行。
ワインの醸造所ではオーナーからひやかされ、
まんざらでもなさそうなメロディを落とすことに成功する。
幸せな数日間が過ぎるが、ある日、メロディに連絡がつかなくなる。
元カレでサッカー選手のイヴァンとよりを戻した様子で、
マクシムのもとへは匿名で「ロリコン野郎」とメールが届く。
どうしてもメロディのことをあきらめきれないマクシムは……。
マクシム役のヴァンサン・マケーニュは美形なのでしょうけれど、
私は苦手な「河童ハゲ」で、頭頂部ツルリ、まわり長髪。
この髪の毛が乱れたときは、私の思うセクシーとはほど遠く、げげっ。
それでも最初はいい話だと思っていたのに、途中から怒濤のサスペンスフルな展開に。
なんだ、ミュージシャンの話じゃなくて、ストーカーの話やん。
以下、ネタバレ全開です。
メロディに電話をかけまくり、取ってもらえないとわかると家まで押しかけ。
イヴァンのチームメイトから彼の家を聞き出して待ち伏せする。
ふたりのデートのあとをつけ、銃で脅してイヴァンに傷を負わせると、
メロディを誘拐、監禁しちゃうという、唖然呆然の展開に。
しかし、捕まったマクシムをなぜかかばうメロディにまたもや唖然。
男性ストーカーの話を聞くと、毎度思い出す辻村深月の一文。
確かに、男性は相手のことが好きでたまらんからストーキングするのではなく、
自尊心を傷つけられたからストーキングするのですね。
こんなまさかの展開に退屈はしませんでしたが、終始イライラ。
で、結局、誰が「やさしい人」なのよ。
マクシムのお父さんだけやんか、やさしくてマトモなのは。
女性を支配しようと思っても無理。
男性に都合良くできた作品だなぁという印象が残りました。
だけど巷の評判がとてもいいのですよね、これ。
私にはわからん。
監督:ギヨーム・ブラック
出演:ヴァンサン・マケーニュ,ソレーヌ・リゴ,ベルナール・メネズ,ジョナ・ブロケ他
TOHOシネマズ梅田で『味園ユニバース』を観たあと、梅田スカイビルへ移動。
シネ・リーブル梅田にて3本ハシゴする予定で、本作はその1本目。
原題の“Tonnerre”は、舞台となっているフランスの町トネールのこと。
邦題がこんなだから、さぞかしいいお話かと思ったら……。(--;
ブルゴーニュ地方の小さな町トネール。
殺伐としたパリでの生活が息苦しくなったミュージシャンのマクシムは、
父親が一人で暮らしているこの町へ2カ月の予定で戻っている。
過去にアルバムも出しているマクシムを訪ねてきたのは、
父親の友人の姪で、地元紙の記者をしている若い女性メロディ。
地元出身の有名人を取材したいと言うのだ。
とても可愛い子だけれど、自分にはあまりにも若すぎる。
そう思いつつもマクシムはついつい連絡を取り、メロディのほかの取材にも同行。
ワインの醸造所ではオーナーからひやかされ、
まんざらでもなさそうなメロディを落とすことに成功する。
幸せな数日間が過ぎるが、ある日、メロディに連絡がつかなくなる。
元カレでサッカー選手のイヴァンとよりを戻した様子で、
マクシムのもとへは匿名で「ロリコン野郎」とメールが届く。
どうしてもメロディのことをあきらめきれないマクシムは……。
マクシム役のヴァンサン・マケーニュは美形なのでしょうけれど、
私は苦手な「河童ハゲ」で、頭頂部ツルリ、まわり長髪。
この髪の毛が乱れたときは、私の思うセクシーとはほど遠く、げげっ。
それでも最初はいい話だと思っていたのに、途中から怒濤のサスペンスフルな展開に。
なんだ、ミュージシャンの話じゃなくて、ストーカーの話やん。
以下、ネタバレ全開です。
メロディに電話をかけまくり、取ってもらえないとわかると家まで押しかけ。
イヴァンのチームメイトから彼の家を聞き出して待ち伏せする。
ふたりのデートのあとをつけ、銃で脅してイヴァンに傷を負わせると、
メロディを誘拐、監禁しちゃうという、唖然呆然の展開に。
しかし、捕まったマクシムをなぜかかばうメロディにまたもや唖然。
男性ストーカーの話を聞くと、毎度思い出す辻村深月の一文。
確かに、男性は相手のことが好きでたまらんからストーキングするのではなく、
自尊心を傷つけられたからストーキングするのですね。
こんなまさかの展開に退屈はしませんでしたが、終始イライラ。
で、結局、誰が「やさしい人」なのよ。
マクシムのお父さんだけやんか、やさしくてマトモなのは。
女性を支配しようと思っても無理。
男性に都合良くできた作品だなぁという印象が残りました。
だけど巷の評判がとてもいいのですよね、これ。
私にはわからん。