夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『ピーターラビット2/バーナバスの誘惑』

2021年07月02日 | 映画(は行)
『ピーターラビット2/バーナバスの誘惑』(原題:Peter Rabbit 2: The Runaway)
監督:ウィル・グラック
出演:ローズ・バーン,ドーナル・グリーソン,デヴィッド・オイェロウォ他
声の出演:ジェームズ・コーデン,マーゴット・ロビー,エリザベス・デビッキ,レニー・ジェームズ他
 
2日続けて109シネマズ大阪エキスポシティへ。
 
『ピーターラビット』(2018)を観てからもう3年経ったとは。
前作を観たときはちょうどTOHOシネマズ1ヶ月フリーパスポートを所持中で
字幕版を観たあと、吹替版も観たのでした。
今回もピーターの声を担当するのは千葉雄大
ピーターを悪党の道へと誘い込むバーナバスの声は哀川翔だそうで、
とても気になるものの、フリーパスは廃止になっちゃったから、
お金を出して両方観るほどのものでもない。
洋画は字幕で観る派ですから、迷わず字幕版を選択。
 
ピーターたちが暮らすイギリスの湖水地方、ウィンダミア。
母親代わりの優しい女性ビアがマクレガーさんことトーマスと結婚する。
ピーターとトーマスはかつては犬猿の仲だったが、今は家族。
トーマスの機嫌を損ねないように悪戯は加減しているが、
父親気取りのトーマスの逆鱗に図らずも触れてしまうことがあり、
ピーターは歯がゆく思うとともにイライラを募らせる。
 
ある日、ビアがピーターたちのことを描いた絵本の出版の話が舞い込む。
契約のためにロンドンを訪れるビアとトーマスにピーターたちも同行。
トントン拍子に話が進むが、出版社の社長ナイジェルは売り上げ至上主義らしく、
どうやらピーターを悪党に仕立て上げたいと思っている様子。
 
誰もピーターの気持ちをわかろうとはしてくれない。
悶々としながらふいにみんなのもとを離れた折、親父ウサギ・バーナバスに出会う。
泥棒の彼は、ピーターの亡き父親の友人だったというではないか。
 
バーナバスの泥棒稼業に手を貸したところ、ピーターは才能を発揮。
すっかり見込まれて気をよくしたピーターは、
バーナバスの大がかりな犯罪計画を手伝うことに。
ウィンダミアから仲間を呼び寄せ、作戦を開始するのだが……。
 
トーマスのことをちっとも好きになれないと思っていました。
本作でも前半はそう。ピーターが誤解されてとても可哀想。
頭ごなしに怒らずにピーターの事情を聴いてやれよと思うことしばしば。
でも実は善人なんです、トーマスも。
ビアのお相手なんだからそりゃそうか。
 
今回はどちらかといえばビアのほうが駄目。
儲け話に目がくらみ、ピーターに宇宙服まで着せようとする(笑)。
それは違うよと気づかせてくれるのがトーマス。
 
面倒なウサギたちなんて放っておけばいいのにそうできず、
ピーターと共に仲間たちを探しに行くトーマスの姿が泣かせます。
泣くほどのものではないけれど。(^^;
ピーターとトーマスが言葉を交わすシーンは、
やっとアンタら、会話できるようになったんかとホッ。
 
ちゃんと善悪を教えてくれる教育的作品
これもまだ続編をつくるつもりのようです。

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