『唐人街探偵 東京MISSION』(原題:唐人街探案3)
監督:チェン・スーチェン
出演:ワン・バオチャン,リウ・ハオラン,妻夫木聡,トニー・ジャー,
長澤まさみ,染谷将太,鈴木保奈美,浅野忠信,三浦友和他
体力の衰えを感じる今日この頃、仕事帰りに伊丹へ行くのすら遠く感じ、
TOHOシネマズ伊丹で鑑賞するのは久しぶり。
どれぐらい久しぶりかと調べてみたら、『ノマドランド』を観た4月以来。
中国作品。
本国で大人気の“唐人街探案”シリーズの第3弾で、今回の舞台は東京。
第2弾にも登場した日本人探偵・野田役で妻夫木聡が続投。
堂々のメインキャラクターです。
世界中の探偵の推理を競うアプリ“CRIMASTER”。
そこでランキング3位の日本の探偵、野田昊(妻夫木聡)から、
ランキング2位の中国の探偵、チン・フォン(リウ・ハオラン)へ協力依頼が舞い込む。
天才的な頭脳を持つチン・フォンは“迷”探偵のタン・レン(ワン・バオチャン)と共に、
唐人街(=チャイナタウン)で国際的な事件を解決してきた。
今回は、東南アジアのマフィアの会長、スー・チャーウェイ(平山日和(iLHWA))が殺害された事件で、
さっそく東京へと飛んだタン・レンとチン・フォン。
この事件のことを“CRIMASTER”で不動の1位を誇る謎の人物Qが解決不能の難題と紹介したせいで、
ランキング7位のタイの探偵、ジャック・ジャー(トニー・ジャー)も来日し、
自分が解決してみせると息巻いている。
こうして捜査を始めた面々。
鍵はスー・チャーウェイの側近だった小林杏奈(長澤まさみ)にあると思われたが……。
端役とは言えない役ばかりです。
ヤクザの手下役で六平直政も出ていて、嬉しい限り。
韓国のコメディはばっちり笑えるのですが、中国のコメディはなかなかツライ。
それというのもワン・バオチャンがむさ苦しいからじゃないかと思うんですが(笑)。
対して、リウ・ハオランの美しいこと。
顔ちっちゃくて、背ぇ高くて、シュッとしている。
韓流スターとはちょっと違うのかもしれないけれど、見劣りしません。
そんな彼が超賢くて、次々と謎を解明していくのだからたまらん。
まだ23歳らしくて、今後も楽しみです。
バカバカしいのにあまり笑えず、でもスケールは大きくて、
最後まで飽きませんでした。これはこれでええんじゃないかい。
アンディ・ラウがすっごいカメオ出演しています。
シリーズを最初からご覧の人は別にびっくりしないのでしょうが、
私は本作が初見だったので、こんな出方するんかいと驚きました。
ごちそうさま。