夜な夜なシネマ

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『インサイド・ヘッド2』〈字幕版〉

2024年08月13日 | 映画(あ行)
『インサイド・ヘッド2』(原題:Inside Out 2)
監督:ケルシー・マン
声の出演:エイミー・ポーラー,フィリス・スミス,ルイス・ブラック,トニー・ヘイル,ライザ・ラピラ,
     マヤ・ホーク,ポール・ウォルター・ハウザー,アヨ・エデビリ,アデル・エグザルコプロス,
     ケンジントン・トールマン,カイル・マクラクラン,ダイアン・レイン他
 
シアタス心斎橋にて2本ハシゴの2本目。
 
どうしても字幕版を観たくて心斎橋まで足を伸ばしました。
それはそれでよかったのですが、いつも仕事帰りに寄る劇場とはあまりの客層の違いにビックリ。
満席の客のおそらく8割が外国人と言っても過言ではありません。
日本への旅行中、滞在日の夜に映画も観ようということなのでしょうか。
アジア系よりも欧米人が多い。北摂の映画館では絶対に観ない光景です。
 
少女ライリーの頭の中に存在する感情たち。
勉強も運動もできて、家族や友だち思いのライリーを育ててきたことにみんな誇りを持っている。
 
ところがあるとき、これまでにはなかった感情が突然現れる。
思春期とやらを迎えた少女には当然芽生える感情、心配や羞恥や羨む気持ち、承認欲求など。
今までライリーの感情を統率してきたヨロコビは、いきなりやってきたシンパイに腹を立てる。
 
ヨロコビたちがシンパイたちのことを受け入れられずにいると、
シンパイはヨロコビたちを追い出しにかかる。
放り出されて、どうにか戻ろうとするヨロコビたちだけど、監禁されてなかなか戻れず。
その間にライリーは親友のグレースやブリーと距離を置きはじめ、酷い態度に出ることも。
焦るヨロコビたちは……。
 
世界中で大ヒットを飛ばしている本作ですが、私は正直言って、あまり好きになれません。
前作の『インサイド・へッド』(2015)のときからそうでした。
なぜ好きじゃないのか自分でもわからないのです。
ライリーがいて、その動きに感情たちがドギマギするのではなくて、
感情たちにライリーが操作されているようなのが嫌なのかなぁ。
 
しかもこの続編では、思春期のライリーの言動が凄く嫌な感じ。
友だちを裏切り、先輩に取り入り、自分が成功するためなら何でもしそう。
こういう計算を私自身もしそうなところが嫌なのかもしれません(笑)。
この人のこと嫌いだなぁと思ったら、自分の嫌な面を見せられているようだからだと気づいたこととか、
今までにもありますから。
だとしたら、本作のことを好きじゃないなどと言わずに、自分の言動を振り返らなければならないのかも。
 
ところで、8割ほどの外国人客には大ウケで、爆笑に次ぐ爆笑でした。
そんなに笑うところありますか。
欧米人とは笑いのツボが違うのか。吹替版を観ればもっと笑えるのかしら。

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