めいすいの写真日記

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ベルリンフィル ヨーロッパコンサート 2018 in バイロイト

2018-05-30 | コンサート

「ベルリンフィル ヨーロッパコンサート2018 in バイロイト」
 が5月28日未明に   NHK プレミアムシアターで放映されました。

 コンサートが行われたのはバイロイト辺境伯歌劇場、バロック様式の傑出した美しさを持つ18世紀に建てられた歌劇場で世界遺産となっています。500の観客席を持ち当時ドイツの最大規模でした。
  ワーグナーは、この歌劇場を「ニーベルングの指輪」の上演の候補として訪れましたが要望を満たすものではありませんでした。しかし、自身の祝祭典劇場をこの地に建設したという歴史があります。当時から小都市ではありましたが街全体がよく整備され,今もその魅力を保っています。
 7月から8月にかけてバイロイト音楽祭が行われることで有名ですが、それ以外にもバイロイト辺境伯歌劇場での演奏を始めとしたコンサートが行われているようです。

 このコンサートはN響の指揮者のパーボヤルヴィが指揮をし、
  1.ベートーヴェン作曲 序曲「レオノーレ第3番」
  2.ワーグナー作曲ウェーゼンドンクの五つの詩 
  3.ベートーヴェン作曲 交響曲第4番 
  アンコール ベートーヴェン作曲 プロメテウスの創造物序曲
 を演奏しました。
 パーボヤルヴィは今回のベルリンフィルの首席指揮者の交代に当たって
 ベルリンフィルから声をかけられたという話があります。それでもN響を選んだようです。今回ベルリンフィルを振るということになり、かなりの意気込みで臨んだように感じられらました。特に序曲「レオノーレ第3番」は名演でした。ベートーヴェン作曲 交響曲第4番もベルリンフィルの力をよく引き出していました。「N響よりもベルリンフィル」と思ったかも ? しれません。
 樫本大進がコンサーサマスターをつとめたのも親しみが感じられました。

 


ニューイヤー・オぺラ・コンサート2018(2)・・・第3部 ヴェルディ、プッチーニ、ワーグナー

2018-01-11 | コンサート

ニューイヤー・オぺラ・コンサート2018の第3部は、ヴェルディ、プッチーニ、ワーグナー 。
例年のスタイルで親しみのあるオペラの作曲家の曲目が演奏されました。

始まりはヴェルディ作曲 歌劇「椿姫」第1幕より乾杯の歌「友よ さあ飲みあかそう」。聞き慣れた名曲。
アルフレード  藤田卓也、ヴィオレッタ 幸田浩子。

一転、同じ歌劇「椿姫」第3幕より、暗く悲しい歌「さようなら、過ぎ去った日よ」ヴィオレッタ  中村恵理。

ヴェルディの3曲目は 歌劇「ドン・カルロ」から「ヴェールの歌」。エボリ公女 清水華澄(右)

ヴェルディ4曲目は、歌劇「トロヴァトーレ」より、「ああ、あなたこそ私の恋人」マンリーコ 笛田博昭。

ヴェルディ5曲目は、歌劇「トロヴァトーレ」第3幕より、「見よ 恐ろしい火よ」マンリーコ 笛田博昭。
迫力の舞台です。もともと、この歌劇自体に迫力がありますが・・・。

プッチーニの1曲目は、ボエームから第4幕から「もう帰らない」
ロドルフォ 村上敏明(左)、マルチェロ(上江隼人)。助演 飯島幸子、藤村江李奈

プッチーニの2曲目は、歌劇「トスカ」第2幕より、「歌に生き、愛に生き」。トスカ 大村博美。まさに名場面。


ワーグナーの曲はは楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第3幕からアリア「朝は バラ色に輝き」
ワルター「福井 敬」。

フィナーレはヨハン・シュトラウスの喜歌劇「こうもり」第3幕より夜会。

 今年2018年のニューイヤー・オベラ・コンサートは、2時間のなかに「幻想と現実の間」とテーマがあり、
オペラの多くの曲が盛り込まれて楽しく見ることができました。今後、どういう風にオペラを見ていこうか、とても参考になりました。                《了》


ニューイヤー・オぺラ・コンサート2018(2)・・・第2部 ロッシーニ

2018-01-10 | コンサート

 ニューイヤー・オぺラ・コンサート2018の第2部はロッシーニ。今年はロッシーニ没後150年ということから取り上げたそうです。

 最初の曲は、「猫の二重唱」。かなり有名なのでYutubeに数多く乗せられています。
 ロッシーニの曲と言われてきましたが、ロッシーニの曲の一部が使われていますが、ロッシーニの曲ではありません。
 ここでは「伝 ロッシーニ」となっています。
 ソプラノの小林沙羅、市原愛が二重唱で愛嬌たっぷりに歌いました。

 

ロッシーニは、「セヴィリアの理髪師」、「チェネレントラ(シンデレラ)」、「ウイリアム・テル」など40あまりのオペラを作曲しましたが37歳でオペラの創作から引退。その後40年あまりは悠々自適の生活を送りました。美食家としても知られていますが、宗教曲や歌曲も作成しています。その歌曲がまず演奏されました。

2曲目は「フィレンツェの花売り娘」。ソプラノの幸田浩子が華やかに歌いました。

3曲目は「踊り」。テノールの村上敏明が歌いました。2,3曲目はロッシーニの歌曲ということで
聞く機会はあまりないのではと思います。

いよいよ、ロッシーニのオペラの登場です。中世のシチリア島を舞台にした「タンクレーディ」が取り上げられました。
ロッシーニが21歳の時に作曲したオペラ・セリアで、このオペラにより、イタリア中にその名が知れ渡ったということです。

タンクレーディは男性に扮した女性が歌うのですが、カウンターテナーの藤木大地がアリア「君がこの心を燃え立たせ」を歌いました。
この曲は当時ヨーロッパ中で歌われたそうです。

素晴らしい歌唱で、オペラ「タンクレーディ」を機会があったら見てみたいものと思いました。《了》                                     


ニューイヤー・オぺラ・コンサート2018(1)・・・第1部モーツァルト・ファンタジー

2018-01-08 | コンサート

  今年も1月3日に放映されたNHKの「ニューイヤー・オぺラ・コンサート」。テーマは「幻想と現実の間」。興味を持って見ることができたので概要をまとめてみようと思います。司会は高橋美鈴アナウンサー、語り手は井上芳雄。演奏は沼尻竜典指揮、東京フィルハーモニー交響楽団。

 始まりは、ワーグナーの歌劇「タンホイザー」から大行進曲「歌の殿堂を称えよう」。
タンホイザー第2幕の歌合戦に先立ち演奏される華やかなこの曲は、このコンサートの出演者全員が集まり挨拶する場面にもふさわしい曲でした。

コンサートは3部構成となっていて、第1部は「モーツァルト・ファンタジー」、モーツァルト円熟期に書かれた7つのオペラ・・・フィガロの結婚、ドン・ジョヴァンニ、魔笛、後宮からの誘拐、皇帝ティートの慈悲、イドメネオ、コシ・ファン・トゥッテ を再構成し、一つの物語にしたものでした。

最初に登場したのは、道化 黒田博。「魔笛」第1幕のパパゲーノの歌う「私は鳥刺し」

何やら、後ろでパパゲーナが姿を見せる幻想的なシーン。

続いての登場は姫 砂川亮子。恋人と生き別れになった悲しみを歌う。

フィガロの結婚 第2幕 アルマヴイーヴァ伯爵夫人の歌うアリア「愛の神よ、安らぎを与えたまえ」 本来は夫の愛情が冷めていくことを嘆く歌。

次に登場するのは 少年 林美智子。

歌劇「フィガロの結婚」第1幕 ケルビーノの歌うアリア「自分で自分が分からない」

以上、三者三様の愛の嘆きの表現ということらしい。

ここで登場するのが王子 櫻田亮。離ればなれになった姫との再会に心をときめかせている。

歌劇「後宮からの誘拐」第1幕より、ベルモンテはトルコの後宮にさらわれた恋人コンスタンツェを救いに来る。

 

その後ろを姫が通り過ぎていく幻想的なシーン

少年は、少女 嘉目真木子との出会いがあり、恋仲になって結婚することに。

歌劇「皇帝ティートの慈悲」から セルヴィーリアとアンニアの二重唱

しかし、ここに色男 ドンファン 黒田博が登場。
歌劇「ドン・ジョバンニ」第1幕より、ドン・ジョヴァンニが歌うアリア

少年と少女の結婚を祝う合唱
歌劇「フィガロの結婚」第1幕より、フィガロとスザンナの結婚を祝う村人達の合唱
そこに、色男 ドンファンが割って入り、少女を奪ってしまう。

色男 ドンファン が少女をだまし、結婚を誓おうという。歌劇「ドン・ジョヴァンニ」第1幕 ドン・ジョバンニは「あちらで手を取り合い、誓いを交わそう」を歌う。

女性をたぶらかすドン・ファンに天罰が下る。歌劇 「イドメネオ」第2幕 合唱「何という新たな恐怖」。海神ネプチューンのイドメネオの裏切りへの怒りを歌うものである。

この曲はドンファンへの怒りではないが代用されている。ドン・ファンは地獄に落ち少女とは引き裂かれたのか?

 

王子の熱唱。

歌劇「コシ・ファン・トゥッテ」第1幕 フェランドの歌うアリア「恋人の愛のいぶきは」から。

 

道化と姫との愛の賛歌。

歌劇「魔笛」より第3幕から。

天使達が、王子につれなくされたと勘違いし悲嘆に暮れる姫を勇気づける

歌劇「魔笛」より第3幕から3人の童子とタミーナ。

この後、姫は王子に再会する。

娘は道化と出会い、意気投合する。道化(パパゲーノ)、娘(パパゲーナ)

歌劇「魔笛」第3幕。パパゲーノとパパゲーナの愉快な二重奏「パ、パ、パ」

道化 パパゲーノと娘 パパゲーナとの間にはたくさんの子供(パンダ)が・・・・。

王子と姫の結婚。

歌劇「イドメネオ」から第3幕。王家の新郎イダマンテと新婦イリアの戴冠式から

道化パパゲーノとパパゲーナは登場後、服を着替えて色男ドンファンと少女に変身・・・ガクッとする少年。

でも、目立たし、目出たしというところでしょう。7つのオペラを再構築し一つの物語としたため、
曲名が示されないことでちょっと戸惑いがありました。むしろ本来の曲名などは気にせず楽しむのが良いのでしょう。

                           モーツァルト・ファンタジー 《了》


2017 ルストホフ・クリスマスコンサート

2017-12-23 | コンサート

女房(ピアノ伴奏)が介護老人福祉施設「ルストホフ」で音楽のボランティア活動をするということで
付いていきました。歌と二胡とピアノという5人での演奏スタイルです。

歌は、和光市の歌姫こと岸さん。歌っているのは「花~すべての人の心に花を」(二重唱)です。

二胡の演奏は二胡の会(徳田さん、藤山さん、木村さん)弾いているのは「北国の春」です。

最後はクリスマスソングということで、岸さんがカッチーニの「アヴェ・マリア」を歌いました。


ベルリン・フィル ワルトビューネ・コンサート2017・・・ ドゥダメル指揮

2017-08-05 | コンサート

 7月31日0時からのNHK BS103 の「プレミアムシアター」は、
ウィーンフィルのシェーンブルン夏の夜のコンサート2017と
ベルリンフィルの野外コンサート、ワルトビューネ・コンサート2017が放映されました。
 ここでは、「ベルリンフィル ワルトビューネ・コンサート2017」を取り上げることにします。
 毎年行われるこのコンサートは7月1日におこなわれました。この日はあいにくの雨だったようで、傘をさしたり、レインコートを着ての鑑賞となったようです。
 指揮は、ベネゼエラの「音楽で子供達を貧困と犯罪から救うためのエル・システマ」から誕生した若き天才、グスターボ ドゥダメルが行いました。ドゥダメルがこの野外コンサートの指揮を行うのは3回目ということです。なお、2017ウィーンフィル・ニューイヤー・コンサートの指揮者もドゥダメル。

びっくりしたのは曲目、テーマは「ラインの伝説」ということだったのですが、まさに字幕にも出たように”こだわりの選曲”でした。

交響曲 第3番 変ホ長調「ライン」             シューマン作曲
楽劇「ラインの黄金」から「ワルハラ城への神々の入場」        ワーグナー作曲
楽劇「神々のたそがれ」から「ジークフリートラインの旅」  ワーグナー作曲
楽劇「神々のたそがれ」から「ジークフリートの葬送行進曲」   ワーグナー作曲
楽劇「ジークフリート」から「森のささやき」        ワーグナー作曲
楽劇「ワルキューレ」から「ワルキューレの騎行」                 ワーグナー作曲
楽劇「トリスタンとイゾルデ」から「イゾルデの愛の死」   ワーグナー作曲
楽劇「ローエングリン」から 第3幕への前奏曲       ワーグナー作曲  
ベルリンの風                       パウル・リンケ作曲

 ワルトビューネ・コンサートは多くの観客に囲まれて、ピクニック気分で行われるというのが、これまでの習わしでした。また、ドゥダメルの指揮ということもあり、躍動感に満ちた迫力のあるポピュラーな演奏が多いのではと思いました。
 しかし、ちょっと地味な印象を受けるシューマンの交響曲第三番「ライン」から始まりました。私に取っては、この曲はCDも持っているし、放送などでも何回か聞いたことのあるなじみの曲でですが、さすが、ベルリンフィルの演奏とあって、聞きやすく模範的な演奏となりました。同時にドゥダメルはこういった演奏もするのかと感心しました。
 さらに、続く5曲がこの演奏会の本命でワーグナー作曲の楽劇「ニーベルングの指輪」(4部作)からの選曲となりました。この楽劇は内容も複雑な上、1部だけでも4時間もかかるドイツ音楽の大作になっています。鑑賞するにも予習をし、集中力を切らさないように取り組まなくてはなりません。こうした選曲に、強く惹きつけられました。
 わたしは、新国立劇場で現在も行われている飯盛泰治郎指揮の楽劇「ニーベルングの指輪」(4部作)を「ラインの黄金」、「ワルキューレ」、「ジークフリート」とすでに鑑賞しており、10月に行われる「神々のたそがれ」のチケットも予約しています。また、これらの間に「ローエングリン」も見ました。
 さらには、この演奏会には「トリスタンとイゾルデ」から「イゾルデの愛の死」まで曲目に加わっていました。
 当然、楽劇(オペラ)なので当然ヴォーカルが入るのですが、この演奏会ではオーケストラだけてした。しかし、さすがドイツで行われる演奏会、ベルリンフィルの演奏会だと思います。誰がこうした、こだわりの選曲をしたのか、おそらく、ベルリンフィルの支配人?とドゥダメルとの話し合いによるものでしょう。
 残念ながら、これから見ようとしている「神々のたそがれ」の2曲はメトのビデオ撮りをしてありますが予習のしていない、なじみのない聴く曲でした。
 楽しめたのはジークフリートの「森のささやき」、大蛇の地を口にすると小鳥の声が人間の声に聞こえ、進むべき道を教えてくれるというストーリーが思い浮かび、鳥の声の金管や木管が美しく聞こえてきました。ドゥダメルらしさが出たのはご存じ「ワルキューレの騎行」といったところでしょうか。「イゾルデの死」も官能的な響きが聞こえてきました。
 ローエングリンから第3幕への前奏曲も良く耳にする曲なので、会場も盛り上がり、

 さらに、最後の「ベルリンの風」で大盛況となりました。ドイツではポビュラーの曲の上に、ドゥダメルはコンサートマスターのヴァイオリンを借り一楽団員となり、コンサートマスターが指揮棒を持ち指揮台に立って指揮するというパーフォーマンスが行われたためです。

ドゥダメルが楽団員となり、ヴァイオリンを弾く、コンサートマスターの樫本大進(右)の顔も見える。

 私にとってこの演奏会はドゥダメルの多彩な才能を知ることが出来、ベルリンフィルのワーグナー作品への深い思いやりが十分理解できたことが印象深いコンサート中継となりました。

ここで、ドゥダメルの人気の演奏(Yutube)をアップします。バーンスタイン作曲「ウェストサイドストーリー」よりマンボ


五木の子守歌 Itsuki's lullaby ・・・YuTube

2016-12-19 | コンサート

Donne Della Speranza 《希望の歌姫》の第3回コンサートが2016年11月25日に
古賀政男音楽博物館内けやきホールで行われました。
このコンサートで歌われた曲の中から、「和光市の歌姫」と呼ばれる「歌ぴよ」(岸佐登美)さん
の「五木の子守歌」・・・YuTube を紹介します。
ピアノ伴奏は笈沼甲子さん。ピアノはベーゼンドルファーでやわらかな音がします。
私は、前回に続き今回も、このコンサートのカメラマンをつとめました。

 


AVE MARIA in CHRISTMAS・・・サンクトペテルブルク室内管弦楽団

2016-12-10 | コンサート

 今日、午後2時から志木市民会館パルシティで行われたサンクトペテルブルク室内管弦楽団の
「クリスマス/アヴェ・マリア」コンサートに行きました。
家から自転車で5分という近さなので、気軽に出かけられます。全席指定なのも安心できました。
開場10分ほど前につきましたが、ほぼ満員の盛況でした。

 サンクトペテルブルク室内管弦楽団は弦楽器奏者16人とハープ奏者1人、ソプラノ2人の計19人。
曲目は16曲で、アンコール曲は3曲でした。
「アヴェ・マリア」というだけあって、バッハ/グノー、カッチー二、シューベルト作曲のもの
が演奏されました。
ほかにに宗教曲では、モーツァルト作曲 ハレルヤ(モテット「踊れ、喜べ、幸いなる魂よ」
K.165より)、アンコール曲でモーツァルト作曲 「アヴェ・ヴェルム・コルプス」そして
「きよしこの夜」といったところで、クリスマスらしい選曲でした。
あとは、パッヘルベルのカノン、ヴィバルディの「四季」より冬、タイスの瞑想曲、
カヴァレリア・ルスティカーナ間奏曲、モーツァルトのディヴェルティメントニ長調K.136
ラフマニノフのヴォカリーズ、サンサーンスの白鳥といった広く知られた名曲が演奏されました。

 特別、有名な室内管弦楽団とはいえないとは思いますが、チケット代もリーズナブルで楽しい演奏
をしてくれました。
また、サンクト・ペトルブルグより、遠いところ、地元のホールによく来てくれたと思います。
ソプラノの1人、マリーナ・トレグボヴィッチさんはオペラ歌手としても活躍しているようで、
声もよく、演技も上手でした。
 特にアンコール曲の最後、アンダーソン作曲の「Pink 、Pank、Plunk」は
オールピチカート奏法で指揮者が途中、大きな音で床を踏みならし、観客の拍手を求めるなど
会場を盛り上げてくれました。


カティア・ブニアティシヴィリ・・・シューマン作曲 ピアノ協奏曲

2016-05-16 | コンサート

5月15日(日) NHK-Eテレで放映されたクラシック音楽会「N響 第1831回」でカティア・ブニアティシヴィリが登場し、「シューマンの
ピアノ協奏曲」をパーボ・ヤルヴィ指揮で演奏しました。
シューマンのピアノ協奏曲は私の最も好きな協奏曲の一つでもあります。LPでのリヒテル、ルプー。CDでのツィマーマン、アルゲリッチと親しんできました。

2年前の8月18日にNHK BSプレミアムでカティア・ブニアティシヴィリの「森の中のコンサート」が放映され、素晴らしい容姿と演奏テクニックで私たちを魅了してくれました。
パーボ・ヤルヴィと音楽的に親密な関係にあるという話があり、いつかパーボ・ヤルヴィが共演者として連れてくるのではないかと思って
いましたが予想以上に早く実現しました。世界の人気ピアニストをいち早く連れてくるとは流石N響首席指揮者です。

「森の中のコンサート」・・・めいすいの写真日記(2014 年8月18日)


番組の中でパーヴォ・ヤルビィとカティア・ブニアティシヴィリの対話ありましたが、シューマンのピアノ協奏曲について、とても興味深い
話がありましたので、ここに載せてみることにします。

●パーヴォ×カティァ シューマンピアノ協奏曲についての対話
P:この協奏曲での共演には、良い思い出があるね。フランクフルト放響とのツァーの様子が動画サイトに上げられているけれど、クラシック音楽では一番といえるほどの人気で100万回以上再生されているよね。
K:あなたのおかげね。
P:違うよ君のおかげ。でも、それからは弾いていない?
K:そうなのよ。だからちょっと怖かったわ。長いブランクがあったし。普段のレパートリーにある曲じゃないから。でも、あなたとの共演はいつも楽しい。この曲のフレーズを生き生きと繊細に演奏するのは、とても難しいと思う。テンポや表情が変わる時には間髪を入れずに変えなくてはいけない。シューマンの性格もそうだったから、貴方はそれを巧妙にやってくれる
P:僕はシューマンが大好きなんだ。交響曲も声楽曲もね。この曲はとても室内楽的で指揮者なんていらないと思えるよ。オーケストラがピアノの音を聞いてついていきクラリネットソロのときには君がそれを聴いて・・・そんな絶妙なやりとりがうまくいかないとこの曲はうまくいかない。チャイコフスキーやブラームスでさえどこか交響曲的だけど、シューマンは・・・演奏家がお互いに聞いて一体になり、柔軟に反応しないといけない。
K:ちょっとショパンみたいね。


(この曲の特別な思い出は)
K:最初に聴いたのは子どもの頃でした。母がカセットテープを買っていたんですが、ジョージアで手に入るのはオリジナルじゃなくてコピー品。
合法じゃなかったわね。でもお店で売られていて、母は出来るだけたくさんの音楽を手に入れようと買ってきて、その中にシューマンがあったのを覚えています。姉と寝る前にテープを聴いていました。お気に入りはモーツァルトのレクイエム。毎晩それを聴く7,8才の女の子なんて魔女みたいよね。父は「明日私が死んだら」お葬式でかけても良いけど、今日はやめて」と。かなり参ってたみたいです。シューマンもその中にあったので聴くといつも当時を思い出します。シューマンの音楽はとても純粋なので子どもの時代の思い出にあっているかも。悲劇的なところも多いけれど悲劇の中にも純粋な側面がある。


P:僕はシューマンの音楽はとても詩的だと思う。
例えばマンフレッド序曲やゲノヴェーヴァ」などの大曲は実話に基づいていたり、文学作品を描いているでしょう。この協奏曲でも、文章や歌詞はなくても物語が感じられる。オーケストラにいつもこう言うんだ。ただ2つの音を出すのでなく、「クララ」と聞こえるようにと。クララとシューマンを思い起こすことで優しさが表れる。2人の物語が真実じゃないとしても、いい話だしイメージがわいてくる
K:私は真実だと思う。 情報より直感に頼る方が作曲家をよく理解できると思うわ。この協奏曲ではシューマンの恋心が感じられる。これは恋の音楽よ。カデンツァで統合失調症的なところが出てきている以外はね。これは私の主観的なイメージなんだけど、恋をしている彼の目にはすべてが素晴らしく見えているの。ただシューマンはふつうの恋する男性になりたいのになれない。常軌を逸した天才だったから。精神的な問題を抱えていたと言われるけど何が本当かは分からない。とにかく恋をしていてすべてが美しく見えているのにカデンツァだけは精神的に不安定なところが顔を出している。この恋は長く続かない運命だという強迫観念があるんだわ。

「シューマンのピアノ協奏曲は恋の音楽」というのは女性ピアニストらしい感覚。パーヴォの「オーケストラにいつもこう言うんだ。ただ2つの音を出すのでなく、
「クララ」と聞こえるようにと」いうのもおもしろい。

お気に入りはモーツァルトのレクイエム。毎晩それを聴く7,8才の女の子なんて魔女みたいよね。「レクイエムの怒りの日」を聴いている姿を想像すると小さい時から人と違う感性を持っていたのかもと思います。

パーヴォヤルビィ指揮 N響と「シューマン作曲 ピアノ協奏曲」で共演するするカティア・ブニアティシヴィリ

観客の拍手に応えるカティア・ブニアティシヴィリ。

演奏は第一楽章の出だしの部分から迫力ある音で始まりました。カティア・ブニアティシヴィリの音は女性らしい流麗な音と女性とは思えない
力強い音、加えて超絶技巧的な演奏力もあります。それを支えるパーヴォヤルビィとN響の演奏も素晴らしいものでした。

それにしても素晴らしい美貌とスタイルです。パリ在住ということで服装のセンスも抜群です。「全世界の女性の敵」かも知れませんね。


日フィル 「第九交響曲」特別演奏会(2) 炎の男・コバケンの演奏

2015-12-28 | コンサート

昨日はベートーヴェンの「第九」を聞きに、東京芸術劇場に行きました。
小林研一郎指揮、日本フィルハーモニー管弦楽団
ソプラノ  管英三子
アルト   栗林朋子
テノール  錦織健
バリトン  福島明

入場券はA席でしたが、2階の舞台の袖の上の一列の座席RB A列17番
この席は普段はC席のようです。アリャリャ・・・

 さて、前半のパイプオルガンの演奏が終わり、まず、合唱団員の入場、女房の友人はソプラノで後列から2番目。合唱団員の数は200名ほど。その後、オーケストラ団員が入場します。
 そしてチューニング、あれ!コンサートマスターのバイオリンの音が、ずいぶん明瞭に聞こえて来る。座っている席のためのようです。一緒に行った女房も同じことを感じていました。
 小林研一郎(以下コバケン)指揮・日本フィルハーモニーの演奏は、これまでチャイコフスキー4番から6番、ベートーヴェンの第7、新世界、幻想交響曲、我が祖国などを聞いています。
  指揮者のコバケンが登場し、拍手の後の静寂・・・、座っている席が指揮者を斜め前から見ることが出来て、しかも近い。この時、私には何か殺気だったような感覚がしました。すごい緊張感が走ります。何回となく第九を聞いていますが、このような体験は初めて。
 そして、フルトヴェングラーが「地獄の底から聞こえてくるように」と演奏者に言ったという冒頭、バイオリンの弱い音のトレモロとホルンの音が聞こえてきました。

 早くも第九の演奏の中に溶け込むことが出来るようになりました。
  小柄なコバケンの指揮はかなりアクションが大きい。しかし、それが自然に感じられるのがとても良い。効果的に間を取り、メリハリの良い音が聞こえてきます。座っている席にもよるのかも知れませんが、特にティンパニーと大太鼓が鋭い音で聞こえてきました。
 また、コバケンの左手は時々、親指と人差し指で○を作ります。これは今の演奏は「とても良いよ」のサインだと思うのですが、楽団員が安心して演奏できるようにという気配りでしょう。ただ正面席からでは見えないのではないかと思います。
 また、指揮棒を振らず、オケの自由な演奏に委ねるという部分も結構ありました。

 第九はベートーヴェンの他の交響曲と異なり、第2楽章がスケルツォ、第3楽章が緩徐楽章となっています。私は第3楽章の田園的な響きが好きなのですが、胸を反らし顔を天井に向けて、悲しそうな?あるいは陶酔的な表情で指揮をしている表情が印象的でした。聞いているというのではなく、’見ている’人にも美しい楽章に思えてきます。
 また、第3楽章はピチカート奏法が多用されます。とても良く聞こえてきたので、こんなにも使われていたのかと認識を新たにしました。

 第4楽章では、歓喜の歌の主題が初めて演奏される部分があります。コントラバスとチェロの低音による演奏、次にヴィオラと一部の管楽器、バイオリンが加わり全楽合奏と移っていきます。 この部分は音がホール左側から右側に低音→高音とステレオ効果が出て魅力的な演奏となり、そして歓喜の歌への大きな伏線となる部分です。
 第九ではいつもこの部分を注目して聞いているのですが、コバケンはこの部分に入る前に、ずいぶんと長い間を取りました。私にはエェッと思えるほどの時間でした。しかし、緊迫感を持つことができて良かったと思います。おそらく、ここでこんなに間を取る指揮者は数少ないのではないかと思います。
 この歓喜の歌の主題演奏が終わるころ、そしてバリトンの「オー・フロイデ・・・おお友よ、このような音ではない」で始まる独唱の少し前に、座っていた合唱団がすくっと立ち上がりました。いよいよだなと感じさせるに十分な演出でした。

 合唱も良く訓練され、独唱者もそろい、聴き応えのある”歓喜の歌”だったと思います。
 特に、合唱の聞き応えのあるところでは、コバケンが観客席に向かって、この声が舞台から観客席に届くようにと右手を大きく回して指さします。歌う人達の気持ちが盛り上がって行くようなアクションでした。
  テノール(錦織健)独唱の部分では、ピッコロが大活躍。高音の鋭い音が私の席まで聞こえてきました。ピッコロがこのように鳴るというのは初めて経験しました。私のホームシアターのアンプとスピーカーは、高音は出る方だと思うのですが、ピッコロの音はそれほどではありません。
 このピッコロの音にはさすが生演奏と感動しました。女房はフルートの音が良く聞こえてきたといっていました。席が近かったことによるのでしょう。ファゴットの位置は特に席に近く、筒を斜めに持ち、こちら側に向けるのでなおさら、良く聞こえたと思います。ああ、ファゴットの音がここにこう入っているのだというのも斬新に感じられました。
 この席で、聞くのは全体のアンサンブルが乱れて聞こえるのではないかと心配しましたが、特に問題はなく、音のセパレーションが素晴らしいと思いました。かえって第九の演奏が楽しめる、”良い席”だったと思います。東京芸術劇場の大ホールは木張りが主体で、椅子も木製なので響きが良いこともあったかも知れません。 最初とアリャリャ思った席は、今回の演奏を聴くのに、かえって良い席になりました。
 
  最後に終わった時のカーテンコール。長い時間をかけて、コバケンが演奏者・出演者に挨拶させるシーンが続きました。しかし、一人として、本当に一人として席を立つ人がいないのには驚きました。”炎の指揮者”コバケン人気ここにありと感じました。
 コバケンの年末の口頭による挨拶があり、ホールが明るくなり、やっと解散になりました。

  31日のパーボ・ヤルヴィ指揮N響の第九を再び聞いて、聴き納めとしたいと思います。 私は紅白歌合戦を聞かない派なのです。でもNHKは支持。


日フィル 「第九交響曲」特別演奏会(1)トッカータとフーガニ短調

2015-12-27 | コンサート

今日はベートーヴェンの「第九」を聞きに、東京芸術劇場に行きました。
小林研一郎指揮、日本フィルハーモニー管弦楽団、

午後2時30分の開演、少し早めの2時頃につきました。
今回は女房の友人が合唱のソプラノの一員として出場するということで
入場券の購入を頼まれたようです。
入場券はA席でしたが、2階の舞台の袖の上の一列の座席RB A列17番
この席は普段はC席のようです。アリャリャ・・・

「第九」の演奏に先立ち、
パイプオルガンの演奏が行われました。曲目はバッハ作曲トッカータとフーガニ短調、
ヴィエルヌ作曲交響曲第1番よりフィナーレ
とにかくパイプオルガンのすぐ近く、演奏者の斜め後ろから見るので指の運びやベースの足の運びなどがよく見えて、
パイプオルガンを聴くには意外に良い席ではあります。
 東京芸術劇場のパイプオルガンは外観は近代的な装飾が施されていて、かなり巨大です。調べてみたら、なんと
126のストップ、9000本のパイプがあるようです。
 演奏者は石丸由佳さん、若さが感じられます。

 ところで、NHKの「らららクラシック」という番組がありますが、先月、11月28日(土)に放送されたのが「パイプオルガン
2000年の歴史」、ふいごを使い、風を使い音を出すバイブオルガンが簡単なものから、パイプが何千本もある、巨大な
パイプオルガン、現代のモーターで風を送るものまでの仕組みを紹介しました。
 大型のバイブオルガンには鍵盤が3段、足でふむ低音の鍵盤が一段ある、そしてストップという音を変えるボタンがあり、
その構造は・・・・。との解説もありました。
 そして最後に、さわりに演奏されたのが
①イタリア パスクィーニ作曲「カッコウ」
②バッハ作曲 トッカータとフーガニ短調
③フランス ヴィエルヌ作曲 交響曲第1番よりフィナーレ
 ①は、カッコウそっくりの音が出ていました。
  そしてなんと今回の演奏と②、③が同じです。そして、演奏の後に「VTRで聞いて、お国柄の違いが分かり、音色の見事さ
と広がり、これだけの迫力、があるのだから、皆さん、ぜひ、パイプオルガンの生演奏を聞く機会があったら聴いてみて下さい」
との話がありました。なんとなく、この番組を日フィルでは意識したのではないかと思われるような気がしますが・・・・。

  トッカータとフーガニ短調は、若い頃からヴァルヒャの演奏をレコード・CDで何回もいているし、どこかで生演奏も聴いたことが
あるような気がします。
  しかし、今日聞いた演奏は音に艶があり、低音はズシーンと来る重みがありました。
  やはり、大きなホールに備え付けられたパイプオルガンはすごいと思います。
 良い演奏で、感動しました。
 ヴィエルヌ作曲 交響曲第1番よりフィナーレは、パイプオルガンが交響曲もパイプオルガンで演奏できるようにと作られるよう
になり、作曲したものです。
  この曲も、確かに音の重なりがあり、交響曲らしくホール一杯に広がりました。
 でもパイプオルガンは多くのストップがあり、パイプの数も多く、一つ、一つのパイプオルガンは音が異なると思うので音作り
の苦労もたいへんではないかと思われます。

 ところで、ヴィエルムはパリのノートルダム寺院の大聖堂のオルガニストの座を獲得したとのこと。そしてノートルダムでの演奏
中になくなったとのことです。
 一方、石丸由佳さんも、ノートルダムの大聖堂で、ヴィエルヌ作曲 交響曲第1番を全曲演奏したとのこと。その時の自分の
大聖堂での演奏を、今回、皆さんに味わってもらいたいとプログラムにありました。
 私は、かなり昔にパリを旅行した際、ノートルダムの大聖堂のミサに入れさせてもらい、鐘の音が鳴り、後方からパイプオルガン
の音が聞こえてきたのを鮮明に覚えています。
 音楽会の時は祭壇に向かい、後ろから音色を聞くのでしょうか?どうなるのでしょうね。

 「コバケンの第九」のことを書こうと思ったら、パイプオルガンの演奏のことが長くなってしまったので明日にします。


5月のふれあいコンサート

2015-05-24 | コンサート

今日は女房達の音楽ボランティアの「ピアチェーレ」のコンサートが「ケアサポートにいざ」でありました。
私は運転手兼カメラマンで参加しました。

最初は、ピアチェーレの”恒例の” アメージング・グレイスで始まり、1時間ほどのミニコンサートでした。

今回は、子供のバイオリニストの参加もあり大変喜ばれました。

バイオリニストのご主人もクラリネットで出演しました。この施設で、普段は、ほかのボランティア活動をされて
いるので、皆さんびっくりしていました。

女房は、司会に、歌に、ピアノ演奏にと忙しそうでした。


ひなたぼっこしよう・・・オリジナル曲

2015-03-29 | コンサート

オリジナル曲「ひなたぼっこしよう」は幼子に思いを寄せた歌です。作詞は私の元職場の同僚の
三津山喜久雄さん、作曲、弾き歌いは女房の水川まゆみ。すでにYutubeに載せてある「さくら恋」、「みんな夢の中」、「風の便り」「学び舎」」に続く第五作です。

写真は、三津山喜久雄さんの撮影、撮影地は千葉県柏市付近です。
録音・編集は私、SONY PCM-D50、マイク audio technica AT9943を使用しました。。

HDにしてありますので、出来れば「全画面表示」で、ご覧下さい。

歌詞は、
1.はるちゃん、まどちゃん
  ひなたぼっこしよう
  きたかぜさんに かくれんぼして
  ひなたぼっこしよう
  ほうら ほっぺも おみみも
  ぽっか ぽか
2.けんちゃん だいちゃん
  ひなたぼっこしよう にしかぜさんに かくれんぼして
  ひなたぼっこ しよう
  ほうら おてても おむねも
  ぽっか ぽか

  ぽちも みけも
  みんな みんな ひなたぼっこしよ     (2015年1月8日原作)

 


学び舎・・・オリジナル曲

2014-07-04 | コンサート

オリジナル曲「学び舎(まなびや)」は、子供の頃に通った小学校の思い出を歌ったものです。作詞は私の元職場の同僚の
三津山喜久雄さん、作曲は女房の水川まゆみ。歌は、榎本さんと私(男声)、長島さん、女房(女声)の4人です。
「さくら恋」、「みんな夢の中」、「風の便り」に続く第四作です。

写真は、三津山喜久雄さんの撮影、撮影地は、 茨城県つくば市立大形小学校です。
録音・編集は私、SONY PCM-D50、マイク audio technica AT9943を使用しました。。

HDにしてありますので、出来れば「全画面表示」で、ご覧下さい。

1.二十四人が門(もん)開けた
  丘の学び舎 思い出す
  みんなで見つめた紅(べに)の口
  小島先生が
  やさしいお顔で
  「あいうえお」
  さくらの花が咲いていた
  さくらの花が咲いていた
2.二十四人が勤(いそ)しんだ
  丘の学び舎 思い出す
  みんなで覚えた九九の算
  小倉先生が
  長いお指で
  「3×3(さざん)が9(く)」
  ミンミンゼミが鳴いていた
  ミンミンゼミが鳴いていた
3.二十四人が輪になった
  丘の学び舎 思い出す
  みんなで走った運動会
  中山先生が
  大きなお声で
  「よーいドン」
  高くトンビが舞っていた
  高くトンビが舞っていた
4.二十四人が旅立った
  丘の学び舎 思い出す
  みんなで歌った「ふるさと」を
  校長先生が
  タクトを振って
  「一、二、三」
  オルガンの音(ね)が震えてた
  オルガンの音(ね)が震えてた

  あゝ あの学び舎を思い出す


ウィーン少年合唱団コンサート

2014-06-20 | コンサート

6月13日(金)東京オペラシティ コンサートホールで開かれた
「ウィーン少年合唱団」のコンサートに行きました。

ウィーン少年合唱団の前身は、1498年神聖ローマ帝国皇帝マクシミリアン1世
が、20名ほどの宮廷礼拝堂少年聖歌隊として創設した少年合唱団というから
歴史は古い。その後1924年に「ウィーン少年合唱団」として公式に団体として
創設されました。現在は団員数約100名で、4つのグループに分けられて世界各地で
それぞれ約80回の公演をこなしているといいます。そして14才で退団。

これは、当日買ったCDのジャケット。
ウィーン少年合唱団というとモーツァルトやシューベルト、メンデルスゾーン、シューマン
の歌曲を天使の歌声で聴かせてくれる少年合唱団というイメージがあります。
とりわけ、シューベルト「野ばら」、シューベルト&グノー「アウ゜ェマリア」、映画「サウンド
オブ ミュージック」などの曲が印象にありました。

しかし、現在は、こうしたウィーンの伝統的な音楽に加えて、様々な国の曲、
現在良く歌われている新しい曲などもレパートリーに加えていました。団員も
様々な外国語の曲を歌わなければならず、たいへんだと思います。

なお、今回来日の団員の中に、日本人が一人いて日本語の発音なども教えているようでした。



年齢も体型も違う子供たちで構成されている合唱団ですが、規律も良く保たれ、
よく鍛えられた声で美しい歌を聴かせてくれました。

今回は、「ひこうき雲」、震災関連の「花は咲く」、などの日本の曲をメインにして
いました。印象に残ったのは、マイケル・ジャクソンの「ウィー・アー・ザ・ワールド」
トルコの民謡「ウスクダラ」、そして「美しく青きドナウ」と「ラデッキー行進曲」は
納得の終わり方。
アンコール曲は「アンと雪の女王」から、「レット・イット・ゴー」でした。