めいすいの写真日記

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グノーのアヴェ・マリアの録画・・・(録画・録音入り)

2010-04-28 | クラシック音楽

 知り合いの和光市の歌姫と呼ばれる「うたぴよ」( メゾソプラノ )さん。
 得意のレパートリー「グノーのアヴェ・マリア」の「ビデオ」と「録音」を撮ろうと前々から計画していたのですが、
 このたびやっと念願がかないグランドピアノのある視聴覚室で行うことができました。ピアノの伴奏は女房です。
 うたぴよさんのドレスは本人の手作りだそうです。




 さっそく、撮影した「ビデオ」はYuTube( 2分56秒 )に載せました。

  ビデオはSONY HDR-SR11でハイビジョンで撮影( 専用外部マイクロフォンECM-HST1 使用 )

 「録音」の方の音は、マイクの性能が良いので予想以上にきれいな音でとれていました。
 あとで、このとき撮った他の数曲とともにCD制作をする予定です。
 ビデオと同時に撮った「グノーのアヴェ・マリア」をここでは紹介します。

   グノーのアヴェ・マリア 4分33秒 SONY PCM-D50 とロード NT-1A 2本を使用しステレオ・デジタル録音 WAVEファイル。 

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バレエ音楽「春の祭典」 ・・・ サンクトペテルブルク「白夜祭2008」

2010-03-02 | クラシック音楽
 ブルーレイディスク・レコーダーのHDが一杯になってしまったので、取っておく必要がないものを消去しようとしていたら
録画したままで今まで見ずにいた、サンクトペテルブルク「白夜祭2008」・・・・・ストラヴィンスキー作曲、バレエ「火の鳥」、「春の祭典」、「結婚」という番組(平成21年12月28日、NHK衛星放送第2で放映) が出てきました。
 ちょっと見ていたら、すばらしい内容なので全編を見ることにしました。そのなかでも、「春の祭典」を紹介しようと思います。 

 「現代音楽の原点」ともいわれるストラヴィンスキーの代表作のバレエ音楽「春の祭典」
 古代ロシア、異教徒の呪術的な儀式を描いた、このバレエ音楽は野蛮で荒々しい民族のものですが、
原始的で強烈なリズムは生命感と緊張に満ちています。
 私の好きな曲で、ブーレーズ指揮のもの、メータ指揮のもの、ドラティ指揮のものなどレコードやCDを買って良く聴きいていました。
 ただ、演奏会に取り上げられる数に比べると、バレエとして上演されることは極めて少ない。
 私は、正統派の演出したバレエをいつか見てみたいと思っていました。

 バレエとして上演される機会の少ない「春の祭典」が「サンクトペテルブルク白夜祭2008」として、マリインスキー歌劇場で、
ゲルギエフ指揮マリインスキー歌劇場管弦楽団、マリインスキーバレエ団により上演されたのですが、
 これ以上の顔ぶれはないということで、テレビを見ていてとても感動しました。



 こちらはちょっと異なりますが、ゲルギエフ指揮ロンドンシンフォニーオーケストラ、「春の祭典」冒頭の部分



第一部 大地礼賛 (昼)
春の訪れにわきたつ村 人々は大地の恵みに感謝して踊るしかしこの大地への祝福が太陽神の怒りにふれることを恐れる



第二部 いけにえ (夜)
そこで太陽神に花嫁としてささげるため娘を一人選び出すことに
いけにえとなった娘は一心不乱に踊り始める その踊りは激しさを増しついに娘は息絶えてしまう



彼女のなきがらは高くかかげられ祭典は幕を閉じる

 音楽はさすがにロシア音楽を演奏させたら右に出るものがいないといわれるゲルギエフが手勢のマリインスキー
歌劇場管弦楽団で演奏しているだけあって、曲の解釈も十分で、迫力のある見事な演奏でした。
 振り付けも初演のニジンスキーのものを、復元しているとのことで見ていて安心感があります。
 舞台の背景もよく考えられて、古代ロシアを思わせ、民族的な衣装も美しい。
 ただ、やはり古典バレーのチュチュを着けた踊りとは根本的に異なっていることはいうまでもなく、
この「春の祭典」の音楽に沿い、洗練されてはいない民族的と思われる踊りとなっていました。
 なお、この振り付けは初演時、出演者たちをおおいに悩ませ、約120回の猛練習の後に舞台にかけられたそうです。

詳しくは めいすいの音楽随想88・・・バレエ「春の祭典」をご覧下さい。

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クラシックハイライト2009

2010-01-02 | クラシック音楽
 12月31日の夜9時20分から1月1日0時5分までNHK教育テレビで放映された「クラシックハイライト2009」
 クラシック音楽のすべてのジャンルで、NHKが昨年一年間に放映した優れた公演を紹介してくれました。
 紅白歌合戦の裏番組というわけですが、私には昨年以来 (クラシックハイライト2008 & バレエ「ラ・バヤデール」)
楽しみな番組になっています。その中で、私の印象に残ったものを取り上げてみます。



 ピアノでは、辻井伸行さんが紹介されました。今年ヴァン・クライバーン音楽コンクールで優勝した盲目のピアニシスト。
 そのハンディキャップを鋭敏な聴覚に変えてしまっているように思えます。一つ一つの音が選び抜かれ煌びやかで美しい。
 首をふり頭を動かしながら演奏するのも雰囲気が出ています。
 日本人の若手男性ピアニストの希望の星といえるでしょう。リスト作曲「ハンガリア狂詩曲第2番」を演奏しました。



 ピアニストのランラン(29歳)は、今や世界の最も優れたピアニストの一人。その卓越した技法により名前のように
楽しげに難曲を弾きこなしてしまう。
 彼は、「楽譜にとどめられた音楽を生きた音楽として蘇らせ、お客様の前で演奏できることががもっともうれしくて
幸せなこと」と語っているそうです。
 はじめの曲はバルトークのピアノソナタ。言葉通りに全身を使ってエネルギッシュに、力強い演奏を聞かせてくれました。
 アンコール曲はショパンの「英雄ポロネーズ」。演奏する指がこんなにも良く動くのかと思わせ、
ショパンを表現するのによく使われる「花の影に隠れた大砲」を見事に具現する圧倒的な演奏でした。
 ただ、叙情的な美しさには少し欠けるような気がしますが・・・。



 オペラでは二期会、佐渡裕プロデュースのビゼー作曲「カルメン」。 
 林美智子さんが「ハバネラ(恋は野の花)」を歌い、カルメンを素晴らしい雰囲気で演じていました。
 林美智子さんは日本のメゾ・ソプラノの第一人者ともいえる人。私も、テレビで「恋とはどんなものかしら」などを
歌うのをよく見ていましたし、実際に狭い会場のすぐ側で歌うのを聞いたことがあります。
 しかし、カルメンをあのように上手に歌い踊るとは思っていませんでした。
 東京でも、この公演があることは知っていたのですが、見逃してしまったのは残念なことでした。
 NHKでここの「カルメン」全曲を放映したかどうか分かりませんが、機会があったら、舞台を見てみたいし、
ビテオでもいいから見てみたいと思います。



 もう一つのオペラ、ミラノ・スカラ座の東京公演のヴェルディ作曲「アイーダ」、ダニエル・バレンボイム指揮で演出は巨匠ゼフィレッリ。

 ゼフィレッリは新国立劇場の「アイーダ」(めいすいの音楽随想 オベラ「アイーダ」) も演出しています。
 同じ舞台装置でこれまで何回か行われていますが、その都度人気が異常に高く、会員の先行予約であっても良い席が取れません。

 こちらも引っ越し公演とは言え、さすがにゼフィレッリの演出ということで古代エジプトを彷彿とさせる見事な舞台となっていました。
 アリアはラダメスの「清きアイーダ」とアイーダの「勝ちて帰れ」を放映しました。
 しかし、ハイライトとあって写真の「エジプトと聖なる国土の守護神イシスの神に栄光あれ」の場面はほんの少しの映像でした。
 アイーダトランペットの奏でられる、このオペラのもっとも迫力ある場面は、もう少し、見たい所でした。
 でも、この公演は一流の歌手と演奏を聴かせてくれたでしょうが、実際に見るにはチケットが少々お高かったかも知れません。





 バレエではラヴエルのボレロ。名振り付け師のモーリス・ベジャール (1927-2007) 追悼、「東京バレエ団」公演。
 
 「バレエの舞台は、スペインのある町にある小さな酒場。一段と高い丸い踊り舞台を囲んで、大勢の客たちが酒を飲んでいる。
 最初、一人の踊り子が脚ならしをしているが、しだいに感興がわいてきて情熱的なスペイン・ダンスを始める。
 はじめのうちはそっぽを向いていた客たちも、その強烈な舞踏のリズムと、妖艶な踊り子の姿に魅惑され、
 ついに舞台ののまわりに集まってくる。そして、音楽が高潮するにしたがって彼らも興奮の極みに達し、
手拍子をまじえながら熱狂的に踊りだす。」 (文:志鳥栄八郎)

 この曲はもともとバレエのために作曲された曲なのですが、オーケストレーションがあまりに素晴らしいので管弦楽曲と
思われるほど演奏会で取り上げられます。私もバレエ音楽であるということは頭の片隅にしかありませんでした。
 しかし、モーリス・ベジャール振り付け、バレエダンサーのシルヴィ・ギエムの踊りは無駄をそぎ落とした、
素晴らしいバレエを私達に見せてくれ、近代バレエをまるで古典バレエのように見せてしまう説得力がありました。
 今回の放映はノーカットであったのも良かったと思います。最初は照明が身体の1部を照らすことから始まり、
 写真下、一人の全身の踊りに・・・。そして、写真上の大勢の踊りに・・・。
 ラヴェル作曲の「ボレロ」が名曲であることをもう一度教えてもらいました。



 オーケストラではパーヴォ・ヤルヴィ指揮シンシナティ交響楽団。
 シンシナティのメンバーはヤルヴィの軽やかで的確な指揮ぶりに応え、故郷「新世界」を表現するための簡潔で素直な
演奏をしており、好感が持てました。  

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日曜日の調べ・・・ファミリー・コンサート ( PCM録音入り )

2009-06-22 | クラシック音楽
 ゆめあい和光高齢者福祉センター (埼玉県和光市) 主催の「日曜日の調べ・・・ファミリー・コンサート」が行われ、音楽ボランティア「ピアチェーレ」に女房が代役のピアニストとして出演することになったので、私も SONY PCM-D50(デジタルレコーダー)を持って会場に出かけました。



 「ピアチェーレ」はヴァイオリンとピアノとヴォーカルの三人の女性がメンバーになっています。演奏時間は1時間ほどで、いろいろなジャンルの14曲を演奏し、会場の皆さんとも一緒に楽しく歌ったりしました。

 その中から三曲、曲の一部を紹介します。三曲とも SONY PCM-D50 とaudiotechnica STEREO MICROPHONE AT822 を使用し、デジタル録音しました。MP3に変換しています。 

  アメイジンググレイス (一部) 40秒 
    この曲は「ピアチェーレ」のテーマ曲で演奏会では必ず歌うようです。

  ジェラシー (一部) 58秒 
    有名なタンゴの曲。今日のプログラムの中で一番人気がありました。バイオリンは弓によっても音が変わるそうですが、
    ちょっと固めの音が出る弓を使って演奏したとのことです。弓一本が「ん百万円」とか、ええっ!

  夏の思い出 (一部) 1分3秒
    この曲は、会場の皆さんと歌いました。尾瀬の夏を歌った曲で、私の好きな曲でもあります。

  PENTAX K20D + SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACROで撮影

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ハイドン「天地創造」・・・和光市民合唱団

2009-02-02 | クラシック音楽
 和光市民合唱団の第16回定期演奏会が2月1日(日)に和光市サンアゼリア・大ホールで行われました。この合唱団は知り合いのうたぴよさんが中心的な役割を担っています。今回の曲目はハイドンの作曲したオラトリオ「天地創造」です。会場はほぼ満員の盛況でした。



 オラトリオは、聖書を題材とし数人の独唱者、合唱、オーケストラによって行われる叙述的な大曲。「天地創造」も2時間を超える演奏時間なので、演奏するのも大変なことと思います。

 しかし、ハイドンが作曲しただけ合って明朗な気分が溢れています。また、歌詞はドイツ語で、

 カオスの描写から神による創造 
 第1日 混乱が去り、秩序が形成
 第2日 自然は天空とその下の水に分離される
 第3日 陸地と海が分けられる
 第4日 昼と夜、きせつ、日や年を分け、地を照らす光が出現
 第2部 神による創造のつづき
 第5日 水と大地に生き物の出現
 第6日 陸地に生き物の出現
 第3部 人間の男女 アダムとイヴの登場

 といった曲の内容ですが、今回は日本語のナレーションが入り、曲想が分かりやすくなっていました。



 和光市民合唱団は、1933年から活動しています。昨年はサントリーホールで演奏会を行っていますので、アマチュア合唱団としては幅広い活動を行っているといえるでしょう。50人ほどで演奏する和光市合奏団もなかなかの実力派です。

 ソリストはプロ、ソプラノが赤池優さん(天使ガプエル&イブ)、テノールは経種廉彦さん(天使ウリエル)、大塚博章さん(天使ラファエル&アダム)で聞かせどころはしっかりとまとめられていました。 

 私はこれまで、この曲の名前は聞いたことがありましたが、実際に演奏会などで聞くのは初めて、雪や雨や雷の情景、小鳥たちの鳴き声、ライオンや虎や熊などの咆哮などのオーケストレーションなどを耳にしながらの、合唱は聴き応えがありました。また、舞台右手にはチェンバロがあって、ソリストとのレチタティーヴォもよかったと思います。

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クライバー・・・指揮する姿が音楽だ

2009-01-11 | クラシック音楽
 1月10日(土)NHK教育テレビ「ETV50バースデイウィーク第五夜」の「世紀の名演奏」で最後に取り上げられたのは「クライバー指揮のベートーヴェン作曲、交響曲第7番」(全曲 バイエルン国立管弦楽団 1986.5.19 人見記念講堂)でした。

 一昨日は、女房がクラシック音楽の番組を見ているので、なにげなく覗いてみるとアルゲリッチのピアノ演奏、キーシンのピアノ演奏と続くので、一体どういう番組なのかと番組表を見てみたら、なんと最後にクライバーが指揮するベートーヴェンの交響曲7番が全曲で放映されるということがわかり、去年の暮れに買ったばかりのブルーレイディスクレコーダーにあわてて録画することにしました。ハイビジョンでクライバーの指揮する曲を録画できたので、まさにグッドタイミングでした。



20世紀最後のカリスマ指揮者といわれる カルロス・クライバー(1930~2004)。
「 1960年代後半から世界各地の歌劇場で名声を高めたクライバー。気に入らない仕事をつぎつぎとキャンセルし公演を減らしたものの名声は衰えず、彼が指揮するだけで大ニュースとなる伝説的な存在となった。日本にも熱心なファンが多く、クライバー自身もこよなく日本を愛した」(NHKテレビ字幕解説)

 実はカルロス・クライバー(1930-2004)は私の最も好きな指揮者なのです。
 めいすいの音楽随想「私の好きな指揮者 カルロス・クライバー」(2004. 3.30) 

 番組の中で作曲家の池辺晋一郎さんは、「練習はスコアを徹底的に読み込み、細かく、厳しい。しかし、本番は笑顔でオーケストラに伸び伸びと演奏させる」。そこで、「練習はクライバー、本番はアカルイバー」と冗談を言っていました。
 その話はともかく、クライバーの指揮はスマートで優雅、彼の姿を見ているだけで音楽が伝わってきます。その格好の良さは、まさに目を見張るものがあります。音楽評論家の吉田秀和が「指揮する姿が音楽だ」と言ったのは名言だと思います。



 番組では、ベートーヴェンの伝説の名演奏、クライバーの音楽づくりの喜び、音楽を愛する喜びが伝わってくると紹介されました。やはり、演奏を聴き、クライバーの指揮する姿を見ていると、ベートーヴェン交響曲第7番そのものも「舞踏の神化」といわれるほどリズム感のある曲ですが、次第に気持ちが熱くなって、高揚した気持ちになってしまいます。

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クラシックハイライト2008 & バレエ「ラ・バヤデール」

2009-01-02 | クラシック音楽

 12月31日の夜9時20分からNHK教育テレビで放映された「クラシックハイライト2008」。クラシック音楽のすべてのジャンルで昨年一年間の優れた公演を紹介する番組でした。

 オベラではサントリーホールで行われたコンサート・オペラの「フィガロの結婚」が紹介されました。コンサートオペラというのは、オケをバックにただ歌うだけかと思いきや、ある程度の舞台があり、衣装などはオペラの雰囲気そのものなのに驚きました。これなら、オペラ・ハウスで行うオペラも顔負けです。また、演奏や歌唱力も素晴らしく、紹介されるのも納得できます。

なかでも、スザンナ役のダニエレ・デ・ニースが生き生きとしてとても素敵でした。

 バイオリン独奏ではジュリアン・ラクリン(Vn)とイタマール・ゴランのサンサーンス作曲「序奏とロンドカプリチオーソ」

 さすがに、数多く行われたであろうバイオリン演奏会の中で唯一選れただけあって、凄まじいばかりの演奏でした。
 ラクリンはビアノのすぐ側に立ち、ピアノとの合奏が緊密になるよう心がけていたのが、印象的でした。

 合奏では、ロイヤル・コンセルトヘボー管弦楽団のブラスクインテットの演奏会。全員がロイヤル・コンセルトヘボー管弦楽団の主席管楽器奏者ということですが、グリカン作曲の「ルスランとリュドミーラ序曲」を演奏しました。

 チューバやトロンボーンまでもが、素早いパッセージを引きまくる、その超絶技巧ぶりが見事でした。

 協奏曲では、庄司沙矢香さんがユーリ・テミルカノフ指揮のサンクトペテルブルグ・フィルハーモニー交響楽団と「チャイコフスキーのバイオリン協奏曲」を演奏しました。

私は、2005年に彼女のベートーヴェンのバイオリン協奏曲を聞いています。その当時に比べ、さらに一回り大きなり、テクニックも磨かれた演奏に感動しました。

オーケストラではパーボォ・ヤルヴィ指揮フランクフルト放送交響楽団の「ブルックナー第7番」の第2楽章とリッカルド・ムーティ指揮ウィーンフィルによるチャイコフスキーの交響曲第5番の第4楽章が紹介されました。

 そしてバレエの 「ラ・バヤデール」。この番組の中で一番感銘を受けたのは、新国立劇場で行われた、このバレエでした。昨年の暮れ、ウィーン国立歌劇場で、このバレエを見て以来、すっかりこのバレエのファンになりました。古代インドの王室を舞台にした若い男女の愛憎渦巻く世界を巧みに表現したオリエンタリズムにあふれたバレエです。
 このバレエのハイライトでの紹介でしたが、かって、ウィーンで見たより、遙かに優れた出演者と豪華な舞台と服装そして演出でした。

 ウィーン国立歌劇場のバレエ「ラ・バヤデール」(めいすいの音楽随想) 参照

 あらすじ



 まずは、プリマンドンナのニキア役スヴェトラーナ・ザハロフ。手と足が長く柔らかな踊りが素晴らしい。


 
 このバレエには、舞姫ニキアが毒蛇に噛まれて死んでしまう場面。戦士ソロル(デニス・マトヴィエンコ)が従者に勧められて阿片を飲み幻想の中でバヤデール (踊り子) たちとニキアに会うシーンがあり見所になっています。



 ほかにも、婚約式のシーンでの金色の仏像(八幡顕光) の踊りがあります。舞台美術も豪華です。



 王女ガムザッティ(湯川麻美子)とソロルの踊りなどのシーンも素晴らしい。
 そして、寺院でソロルとガムザッティの結婚式が行われるのですが、ニキヤとの愛の誓いを破ったソロルに神が怒り、寺院が崩壊して全員死ぬという話の展開になっています。私は新国立劇場での、この場面を見ていないのでぜひ見てみたいという気がします。

 そして天国(影の王国)でソロルとニキアは結ばれることになります。



 そこで踊られるパ・ド・ドゥ(群舞)。右手奥の坂路から一人ずつ32名が降りてきてきます。



 このパ・ド・ドゥは古典バレエ屈指の名場面といわれていて、まさに幻想的です。新国立劇場バレエ団の踊りは一糸乱れず、世界一流であるという評価通りでした。頭から下りるタイとチュチュのデザインもグッド。



 最後に踊られるニキアとソロルの踊り。二人の持つ白いベールは二人が結ばれたことを意味しています。

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グールドのゴールドベルク変奏曲

2008-05-29 | クラシック音楽


 NHK「知るを楽しむ・・・私のこだわり人物伝」の5月の放送は、「グレン・グールド・・・鍵盤のエクスタシー」というテーマで4回にわたって放送された。

 若い時から、グレン・グールド (Glenn Gould 1932-1982) の演奏はLPレコードを中心に、良く聞いてきた。(所有するLPとCDを数えてみたら8枚ほどあった)。しかし、この放送を通じてグールドという演奏家を、まさに驚きに近い感覚で、より深く知ることが出来たと思う。
 さらに、グールドの一番の名演奏であり、クラシック音楽の名盤といわれる新旧二つのバッハ作曲「ゴールドベルク変奏曲」のうち、新録音の修験僧のような演奏映像を見るに及んで、深い感銘を得ずにはいられなかった。

 グレン・グールドはカナダのピアニスト。小さい時からピアノの才覚を現し、14歳の時にはトロントの音楽院の課程修了認定を最優秀で取得。23歳の時にはアメリカ・デビュー、ワシントン・ニューヨークでリサイタルを開き、絶賛される。その年CBSと契約、「ゴールドベルク変奏曲」を録音し、レコード・デビュー。翌年の発売でベストセラーになり、一躍その名前が世界に知れ渡ることになる。

 詳しくは、めいすいの音楽随想79「グールドのゴールドベルク変奏曲」をご覧ください。

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めいすいの音楽随想

2008-03-16 | クラシック音楽

 このブログ「めいすいの写真日記」の姉妹編として、クラシック音楽やオペラなどについて書いた「めいすいの音楽随想」のホームページを作った。このホームページのサーバーは、以前にも書いたとおり、ホームページ・ビルダー12を買うと1年間100M無料で貰えるサービスを利用している。 これまで書いてあったストックをまとめたもので、ここ1年は、文章の作成は、お休み状態だったのだけれどホームページを開設した以上は月一回程度は更新しようと考えている。

  その時には、その概要をこのブログにも少し載せようと思っている。クラシック音楽の好きな方に見ていただければ幸いである。

これで、「めいすいの海外旅日記」 、「めいすいの音楽随想」と、この「めいすいの写真日記」をあわせて、めいすい三部作となった。 よろしくお願いします。

 gooプログに紹介文を載せると、そのままにしておくよりもずっと、影響が大きい。

読んでくれる人が出てくるのを期待していま-す!