めいすいの写真日記

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映画「シン・ゴジラ」

2016-09-09 | 映画

シン・ゴジラを遅ればせながら見ました。
怪獣映画としては、とてもよくできていると思います。特撮やセットが素晴らしい。
ハリウッド映画などは、破壊や殺戮が派手ですが、ほぼ同じ内容であっても
日本映画の方が落ち着いていると思います。

政府や東京都、海上保安庁、警察、自衛隊といった行政組織の内部での
会議や意志決定過程が空想の世界とは言え、混乱し対応に苦慮している様子などが
とてもリアルで、そのような事態になるのだろうなと興味を持って見ることが出来ました。

私には、ゴジラ襲来と人間との攻防よりも、行政組織の内部の出来事や葛藤の方が迫力が
感じられました。

ところで産経新聞のシン・ゴジラの記事の中で、「ゴジラの襲来に対し、なぜ自衛隊に防
衛出動が加盟されるのか理解できなかった」と石破元防衛大臣が指摘しているとありました。
シン・ゴジラのようなケースは天変地異的な現象なので「国または国に準ずる組織による
我が国に対する急迫不正の武力攻撃」でないから、防衛出動は出来ないということらしい。

あくまで法的には害獣駆除としての災害派遣という位置づけしか出来ないようだ。
実際に映画のようなことが起き、国家存亡の危機に直面し、防衛出動以外には、
残された手段はないとなった場合は「超法規的措置」で行わざるを得ないだろうが。


追記
シン・ゴジラには能・狂言師の野村萬斎がモーション・キャプチャーのアクターを
つとめていたとのこと。フルCGの新ゴジラは能の動きをしていたなんて優雅な話ですね。