めいすいの写真日記

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新国立劇場・・・ワーグナー作曲 楽劇「ジークフリート」

2017-06-17 | オペラ・バレエ

 

  6月15日に、新国立劇場にリヒャルト・ワーグナー作曲の楽劇「ジークフリート」を見に行きました。
 昨年の10月にワーグナー作曲の楽劇「ワルキューレ」を見て以来です。
 指揮者の飯盛泰治郎が新国立劇場の音楽総監督になって以来、ワーグナーを積極的に取り上げ、本人が指揮をし、ピアノで解説する映像をホームページに載せるというスタイルを取っているのはこれまで通り。
 また、新国立劇場で行われるワーグナーのオペラ作品を欠かさず見に行こうという私のプロジェクトの第5回目でもあります。
 ところで、「ジークフリート」はワーグナーの楽劇「ニーベルングの指輪」4部作のうち、3作目で第2夜に当たります。
 上演時間は3時間45分、休憩時間を含めると5時間15分にも及ぶので、延々と続く音楽を鑑賞するのに、集中力と忍耐力が今回も必要となりました。

 第3作目の「ジークフリート」は、英雄ジークフリートの成長物語。冒険に出かけた若者が大蛇を退治し、眠れる姫を目覚めさせるというメルヘン的性格を持つ作品になっています。
 そして、最後はジークフリートと姫、ブリュンヒルデとの濃厚な長いラブシーンが繰り広げられます。

 音楽は1幕のジークフリートの朗々たる「鍛冶屋の歌」、2幕のワーグナーらしからぬ印象派風の繊細で軽妙な「森のささやき」や小鳥の鳴き声、第3幕の「ジークフリート牧歌」として知られるメロディーやジークフリートとブリュンヒルデとの愛の二重唱など、多くのライトモチーフ(指導動機)によって成り立ち、「ニーベルングの指輪」の世界を十分に堪能できるよう構成されています。

  詳しくは、めいすいの音楽随想 楽劇「ラインの黄金」(序夜)
                                                楽劇「ワルキューレ」(第1夜)
                 楽劇「ジークフリート」(第2夜) をご覧下さい。

 この後、「神々の黄昏」(第3夜)は2017年10月上演予定となり「ニーベルングの指輪」(4部作)が終結します。