めいすいの写真日記

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映画「マーニー」・・・ヒチコック監督作品

2020-07-10 | 映画

                                                                                  NHK BSシネマ2020.7.8

アルフレッド・ヒチコック監督が映画化した、若く美しい女性の異常な心理を描いた傑作サスペンス。
「謎の美女マーニー」 身長は165cm、体重は50kg、 ブルーの眼にウエーブのある黒髪、 容姿が良く、歯も美しい、残業はする、仕事のミスはしない、スカートを押さえ膝をお宝のように隠して、見た目は上品で、有能で 、気が利いて・・・ でも推薦状は無し。(1万ドルを金庫から盗まれた社長の言葉)

 彼女は乗馬をし、自己所有の馬を持つ。

求人広告に応募、採用されると金を盗み、逃亡を繰り返すマーニー。印刷会社ラトランド社の若き社長のマークは、マーニーに興味を持ち、犯罪者と知りながら、秘書として雇う。マーニーへの思いは、やがて愛に変わり、結婚を申し込んだマークは、なぜ盗みを働くようになったのか理由を突き止めようとするが・・・

【監督】アレフレッド・ヒチコック
【原作】ウィストン・グレアム
【脚本】ジェイ・プレッソン・アレン
【撮影】ロバート・パークス
【音楽】バーナード・ハーマン
  時間 2時間11分

【出演】
ショーンコネリー・・・マーク・ラトランド
ティピ・ヘドレン・・・マーニー・エドガー
ダイアン・ベイカー・・・リル・マインウェアリング

製作国:アメリカ
製作年:1964
原題:MARNIE

 彼女は赤い色のものを極端に嫌悪し、動揺する
 マーニーの前に赤い色の出てくる場面は、効果的で強い印象に残る。

マーニーは雷が起きたシーンでも動揺が大きい。この後、マークがこの建物には避雷針がある。ここは安全だとマーニーを鎮める。

その後、マークは、マーニーと幾度も行うやりとりの中で、さらに惹きつけられるが本当の心を掴むことが出来無い。

とうとう、マークとマーニーは結婚式を挙げ、世界旅行である新婚旅行に出発するが・・・。 
リル(左、マークの前妻の妹)は鋭いまなざしでマーニーを睨む。

 終盤、マーニーの悲惨な過去が明らかになるなため、ヒチコックは冷酷だという話もある。
 しかし、最終シーンのマーニーの発する言葉で、耐えに耐え、精神的なもの、経済的なものを使い尽くし、暖かい思いやりの中で、マークの執念の愛が通じることになったと思う。
 マークを演じたショーンコネリーに喝采を送りたい。
 私には、たいへん見応えのある映画であった。

なお、メトロポリタンオペラで初演されたオペラ「マーニー」がWOWOWで8月1日に放映されるという。
どんな演出がされか楽しみである。