めいすいの写真日記

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ミラノ・スカラ座バレエ「海賊」

2020-08-26 | オペラ・バレエ

                            2020/7/19 NHK-BS「プレミアムシアター」

ミラノスカラ座バレエ「海賊

 海賊の首領コンラッドはトルコの奴隷市場でメドーラと出会い一目ぼれする。コンラッドは愛を貫こうとするが、メドーラは奴隷商人ランケデムに捕まっている身でありトルコの総督パシャに売ろうとされている。一方、仲間達もコンラッドがメドーラに頼まれて奴隷を解放することに反発している。
 ギリシャとトルコ(オスマン帝国)の対立という構図のもとに海賊達が活躍するエキゾチックな舞台で愛と裏切りが交錯する。

【演目】 ミラノ・スカラ座バレエ『海賊』(全2幕)
【振付】 アンナ・マリー・ホームズ
【原振付】 マリウス・プティパ/コンスタンチン・セルゲイエフ
【音楽】 アドルフ・アダン ほか
【構成】 アンナ・マリー・ホームズ
【編曲】 ケヴィン・ガリエ
【出演】

メドーラ(ギリシャの娘):ニコレッタ・マンニ
ギュリナーラ(メドーラの友人):マルティナ・アルドゥイーノ
コンラッド(海賊の首領):ティモフェイ・アンドリヤシェンコ
ランケデム(奴隷商人):マルコ・アゴスティーノ
ビルバント(コンラッドの友人):アントニーノ・ステラ
アリ(奴隷):マッティア・センペルボーニ 
パシャ(トルコの総督):アレッサンドロ・グリロ ほか

【管弦楽】 ミラノ・スカラ座管弦楽団
【指揮】 パトリック・フルニリエ
【収録】 2018年4月11、16、19日

奴隷達がバザールに連れてこられる

奴隷商人ランケデムとメドーラ

トルコ総督パシャとメドーラ(右)とギュリナーラ(左)

刀を持って踊る海賊達の踊り 海賊ではあるけれど服装はスタイリッシュ

コンラッドとメドーラのパ・ド・ドゥ

バレエダンサーに人気がある奴隷アリ ガラ公演などではメドーラとアリのパ・ド・ドゥが人気のようだ。

コンラッドはビルバントの裏切りに逢う。

パシャの宮殿でのコール・ド・バレエ 豪華絢爛、美しい背景、美しい衣装で行われ感動的である。

バレリーナ全員のチュチュの裏側は同心円状に虹の模様が施されていて見せるためにと思うとまさに驚きである。

 コンラッドとメドーラ達は新天地に向かう。

 バレエ「海賊」は、上演回数が少なく、見る機会が少ないバレエですが、近年人気となっているバレエのようです。
 第1幕バザールでの海賊達の剣を持ちながらの勇壮で躍動感に満ちた踊り、
 第2幕の洞窟で行われるコンラッド、メドーラ、アリによるパ・ド・トロワは大きな見せ場となります。
 特に、 第3幕でのパシャの宮殿でのコール・ド・バレエは背景、衣装などこれまでに見たこともないような豪華で美しいシーンとなりました。
 また、ミラノスカラ座のバレエは、マイリンスキー、ボリショイ(ロシア)、ロンドン、バリオベラ座・新国立などとくらべると,あまり知られていません。また、バレエそのものはもう一つという部分もあります。
 しかし、このバレエ「海賊」では背景、衣装など特に素晴らしく、見ていてとても楽しくなるバレエでした。まさに、ミラノ・スカラ座の出色のバレエといえるでしょう。