道路脇や空き地に可愛らしげに咲く、ながみひなげし。いろいろなところで咲いているのを見かけるようになりました。
罌粟:けし 科 ケシ属の一年草。開花時期は、 4/ 5 ~ 6/15頃。
早咲き遅咲きがある。
ヨーロッパ原産。江戸時代に渡来。
4枚の花弁は非常に薄く。つぼみは最初は下向きで、咲くときに顔を上げ、
2つに割れて花が出てくる。その風情がなんとも不思議。
この雛罌粟からは採取が禁止されている「アヘン」は取れません。
ナガミヒナゲシは国の駆除対象となる「特定外来生物」や「生態系被害防止外来種(要注意外来生物)」には指定されていません。
しかし、繁殖力が強く、ほかの植物の成長を妨げる成分を放出することから「生態系に影響を与える植物」とみなされています。
最近は、多くの自治体で「在来植物の生育に影響を与える可能性がある」として注意を促しているのが実情です。
埼玉県においては、希少植物を脅かす外来種をまとめた「埼玉県レッドデータブック2011植物編」にナガミヒナゲシがリストアップされています。