めいすいの写真日記

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志木市の桜(3)・・・ 長勝院旗桜(チョウショウインハタザクラ)

2021-03-30 | 

 志木市立「いろは保育園」の開所記念(平成13年)の記念植樹の長勝院旗桜。入口の2本は樹齢は20年になります。

 長勝院旗桜(チョウショウインハタザクラ)は学術誌「櫻の科学(日本櫻学会編)」において、平成10年9月号で世界に一つだけの新種とされた樹木。原木は志木市柏町3丁目にあり、その後、移植が行われたため、志木市内には数多くの同種の桜があります。山桜なので、満開時には葉がたくさん出ています。また、散った花びらを見ると、ソメイヨシノより大きい。

以下は
「我が町の紹介21・・・長勝院ハタザクラ めいすいの写真日記」(2009/4/12)より

 長勝院ハタザクラは山桜の変種です。花は大型で花弁は円形に近く、長さ2cm弱にもなります。白色ですが、時に先端が淡い紅紫色になります。
 花弁は5枚ですが、かなりの頻度で6~7枚になります。正常の5枚以外のものは雄しべが変化したもので旗状になっています。これが「旗弁」と呼ばれるもので、旗を立てているようにみえることからハタザクラと呼ばれるようになりました。
 写真では、雄しべを包むように見えるのが旗弁で、花弁が6枚のものと、7枚のものが写っています。

平安時代の末期、この地に柏城 と呼ばれる 田面郡司 (たのものぐうじ) 、藤原長勝 (ふじわらおさかつ) の居城がありました。しかし、上杉謙信に攻められ、落城してしまいます。長勝の死後、時の地頭により、長勝の霊を祀って建てられた寺が清滝山薬王寺長勝院でしたが、平成61年に損朽著しく解体されてしまいました。
 
 なお、長勝院ハタザクラには次のような話が伝わっています。
 「長勝には皐月前 (さつきのまえ) というそれは美しい姫がいた。在原業平がこの姫に一目惚れれし駆け落ちをした悲しい恋物語があった。時が経ち、京より高僧、道興准后 ( どうこうじゅんこう ) が訪れ、その話を耳にし追善供養が営まれた。手向けとして挿した一本の杖が芽を出して、この桜となった。」

「はたさくらまんじゅう・・・めいすいの写真日記」
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    ご主人が亡くなり閉店してしまいました。残念!



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