めいすいの写真日記

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レハール作曲「メリー・ウィドウ」

2020-03-20 | オペラ・バレエ

「メリーウィドウ」はヨハン・シュトラウスの「こうもり」とともに二大オペレッタ(喜歌劇)と言われます。
 しかし、メトロポリタンオペラ(以下MET)のような大きなオペラ劇場では、上演する機会はなかなかありません。
 オペラ歌手にとっては踊りをし、セリフが沢山あるオペレッタは演じるのが難しいからです。
 ですから、オペレッタは専用の劇場で上演されることが多い。
 このオペレッタも、同じニューヨークのブロードウェイミュージカルとの強力なタッグで、可能になったと言えるでしょう。
 それだけに、見応えのあるオぺレッタになりました。

1905年のパリ。東欧の小国ポンテヴェドロの外交官ツェータ男爵は、亡夫から莫大な
財産を受け継いだハンナが他国の男性と再婚すると国が破産しかねないと、書記官の伯爵
ダニロにハンナに求婚するよう命じる。実はダニロはかつてハンナと恋仲で、身分違いゆ
えに結ばれなかったのだ。だが意地っ張りのダニロは頼みを断る。一方ハンナは、ツェー
タ男爵の妻ヴァランシエンヌの浮気をかばってダニロの誤解を招く。すれ違う恋のゆくえ
はいかに ・・・  METライブビューイング初登場 2015年1月17日 上演

 歌って踊るスター達を率いるのはアメリカを代表するソプラノのルネ・フレミングはタイトルロールの「メリーウィドウ」を演じます。
物語は、軽やかですが、贅沢な舞台で、眼前に広がるのはベル・エポックのパリ、優美な大使館から夜のマキシムまで ・・・・。
 バリトンのネイサン・ガンロが演じるのはプレーボーイのダニロ、大富豪の未亡人との結婚を命じられます。 
 ブロードウェイのトップスターのケリー・オハラ(渡辺謙と共演した「王様と私」でトー賞主演女優賞受賞)の演じるのは、ヴァランシエンヌで、
もう一方のロマンスの主役です。その浮気ぶりは気のあるそぶりのしすぎで痛い目に遭います。テノールのアレック・シュレイダーは彼女のお相手の
ロジヨン。 名歌手トマス・アレンは裏切られる夫 ツェータ男爵。
  活気溢れる舞台の演出・振り付けは ブロードウェイの大御所スーザン.ストローマン
 ブロードウェイからケリーオハラの他にも優れたダンサーも連れてきているとのこと。
このことが舞台をいっそう華麗にしています。
 華やかな衣装をデザインしたのはトニー賞受賞デザイナーW.Iロング。今回の衣装は318着もあるのだそうだ。
 指揮はA.デイヴィス メトロポリタン管弦楽団
 セリフは本来はドイツ語ですが今回は英語

序曲 「メリーウィドウのワルツ」を中心とした美しい曲が流れる。

第1幕  舞台はパリにあるポンデヴェドロ公使館。
       広間ではポンデヴェドロ国王の誕生祝賀パーティーが開かれウィンナワルツの舞踏会が行われ華やかは舞台が始まる。

第2幕 宴の翌日、ハンナ・グラヴァリ邸の庭

ポンデヴェドロ国の踊り、東欧の躍動的で民族的な舞踏が行われる。

ハンナは祖国の「ヴィリアの歌」を歌い、美しい旋律で彼女の魅力を披露する。

 男達は「女、女、女のワルツ」を歌う。

  第三幕 舞台は同じくハンナ邸の庭。

パリの有名料亭である「マキシム」風の飾り付けがなされ、ダニロの顔なじみであるマキシムの踊り子たちも顔を揃えフレンチカンカンが始まる。
上段の3人はワイヤーで吊されていて、だんだんと降りてくる。

 ヴァランシエンヌ(中央)も踊り子の衣装でフレンチカンカンを踊り歌い、華やかな舞台をいっそう盛り上げる。

ハンナとダニロのようやく誤解が解け、二人の愛は成就する。



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