マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
すべての写真、文は著作権がありますので無断転載はお断りします。

自ら命を絶ったカメラ

2009年12月01日 07時49分35秒 | しゃしん
撮影中に数コマ撮ったらフイルム送りがムムムー。

あれ、おかしいょ。

次もシャッター押したらムギュー、ムギュって。

電池切れかなと交換しても同じでワケワカメ。

平成11年5月から使いだして10年間。

愛用のフイルムカメラのご臨終でした。

奈良本が出来上がったのか、お役目が終わったと自ら命を絶ったようです。

(H21.11. 5 Kiss Digtal N撮影)

予祝の盃

2009年10月02日 06時56分20秒 | しゃしん
民博にできあがった見本を抱えてやってきたY編集者は電車内で検証していた。

あれだけ念入りに点検していたにに一枚だけが入れ替わっていた。

全体に影響を及ぼすものではない。

協力者の学芸員さんとともにページをめくっていく。

私自身はなぜか感動しないが先生は違った。

これまで見たこともない出来映えだと述べられる。

この本は写真集なのか、ガイドブックなのか私自身は未だに結論がでない本。

編集者の話では旅のジャンルになるようだ。

10月に民俗博物館で行われる「やまとこおりやまの祭りと行事」の試案資料を見ていただいた。

これで2回目だ。

前回よりはましになったが写真がいかんとおっしゃる。

たしかにそう思うのだが今回取材してきたものはまったく派手さがない祭礼。

地味やけど味があるんですよと返すも言い訳に聞こえる。

写真一枚で何を表現して訴えるのか。

これが難しい。

動きのないものは特に難しい。

物体だけならもっと難しい。

一枚の写真を見られて、厨子、導師、講中、どれを主体にするのか。

どの部分をレンズで切り取るのか。

出来映えの良い見本と並べたら、こりゃあきません。

さてさてどうなるのかこおりやまを思いつつ祝杯をあげようと突然に宴を開くことが決まった。

駅前外れにある小料理の風月の玄関を開けた。

奥の部屋にはすでにお二人が座っていた。

酒の香りが漂う部屋。

ちょびちょび飲む盃、のどごしよろしいぐい飲みに限るとそれら手にした祭り人。

祝い唄まで飛び出した奈良本出版前の予祝の盃に酒がすすむ。

ほどよい酔いはまるで宵宮だ。

話題は常に祭りや行事で、予祝の盃、三献の儀からザザンザーまで飛び出す饗宴となった。

三人の祭り人(まつりびと)が来週にでも全国に発刊するタイトルは「奈良大和路の年中行事」。

果たしてその行き先はどうなることやら。

(H21. 9.11 SB912SH撮影)

風の彩り・奈良写真展

2009年05月08日 07時29分48秒 | しゃしん
前田ケイジ氏の風の彩り・奈良写真展が奈良市美術館で開かれた。

写真クラブとの合同写真展に案内状が届いたので久しぶりに氏の作品を拝見させていただくことにした。

受付に置かれてあった写真ペーパー。

案内状にもあるライトアップされた大きな桜樹。

桜の前の田園にもそれが映っている。

暗闇のなかに浮かぶ桜。

いったいどのような桜なのか気になっていたので、受付者に尋ねてみれば自分の車のライトを当てて撮った人の作品だといいます。

ふーん、そうなの。

人工的なライトもないし、ありえない風景だと思っていたら案の定だった。

ありえない自然を表した作品はとても気になる。

渓流の岩。

塔石の水たまり。

そこに美しい花がきちんと上に向いている。

他の写真展でも見かける作品。

ツバキの花が地面に落ちた姿がぜんぶ上を向いている。

ありえない自然の状態だ。

そこまでして撮るか。

ここの写真もそうなのかなと考えながら写真クラブの作品を見て回った。

そして前田氏の作品へ。

新緑の緑、幽谷の深淵、神々しい山焼け、風に戯れる草花など美しい奈良の風景がずらり。

じーっと構えて撮ったものは少なく、通りがけに窓越しから発見した風景だといいます。

構図はその風景を一番素敵だと氏が感じたままで単眼レンズ描写が殆どだと。

数十分で一瞬を切り取る写真家。

一日を待つだけの時間にはしたくないといいます。

車窓から見つける風景は常にイマジネーションしているたまものなのであろう。

ノートが置かれてあったので読んでいたら、感想でもいいですから記念に書いてくださいと頼まれた。

思いつくまま列挙して書いてみた。

なので、前後の文脈とはなんら関係はありませんのであしからず。

「自然との共生 今を切り取る 不自然な光景の違和感 生活文化とともに変化する風景 将来に引き継ぐ」

(H21. 3.21 SB912SH撮影)

謝恩会

2009年03月28日 07時51分16秒 | しゃしん
野本暉房氏がこのたび東方出版から写真集「奈良大和の祭り」を出版された。

収録した祭りは八十八祭。どれを拝見しても美しい祭りの情景。

氏がホームページで発表してきた数々の祭りだ。

その映像は驚くべき瞬間を捉えている。

プロも驚愕するカメラアイは誰も真似できない。

と、私は真から思っている。

今日は出版を記念して謝恩会。

祭りでいう直会と称して氏自らが企画された。

招待者は旧知の方々、元会社関係、出版社関係、奈良を代表する著名なプロカメラマン、民俗研究者関係、祭りで世話になった方々などなど。

私は元会社関係(関連会社だけど)でもあり当時の上司や祭りで世話になった方々など久方ぶりにお会いして元気報告。

出席者の多くは存知している方がほとんど。

なんで祭り話に花が咲きますな。

とはいっても私はカメラマンでもなくペイペイの枠外民俗席です。

(H21. 1.21 SB912SH撮影)

偽装案内

2008年03月09日 08時21分54秒 | しゃしん
県庁広報の担当者から電話があった。

代官山iスタジオで好評だったまほろば写真展の祭り写真を了承くださいと。

何なの?あのとき作ったパネルを貸してほしいと近鉄百貨店さんがお願いされたという。

そりゃーよろしおまんがな。

まほろば写真展のパネルをもっと使わなあかん、再利用になってもえーからどんどん使おうよと進言していた。

やっと日の目が見えた。

後日、案内ハガキを数十枚いただいた。

近鉄阿倍野店で1月26日から30日までだ。

近鉄カメラ展がメイン。

そうや、カメラや写真愛好家の知人らに送ってあげよ。

それに元会社の知人らにも近況報告がてら案内状を使わせてもらいまひょ。

まほろば写真展に4点ほど出展してますと添え書きしとこっ。

数日後、元会社の知人から行けたらいくわとメールが届いた。

写真展示会するんやて、と、おふくろから電話があった。

案内送ってないのになんで知ってんのや。

仕事先のMさんからあんたの息子さんから案内状届いてな、写真展見にいきますねん、てなことで知ったそうだ。

連れてってとおふくろに頼まれた。ほなら行く日、時間合わせるわと応える。

数時間後、おふくろから電話がかかった。

誘ったらおばちゃんも行きたいって。

てなわけで80歳の二人を解説してあげましょっ。

26日、待ち合わせ時間少し前に到着。

どこだ、ギャラリーはどこだと探してみれば中央のコーナー。

あるある。

ざぁーとパネル写真をみていけば、あれ?。

一枚しかない。

そんなことないやろ、担当者と話したときはたしかに4枚といってた。

夏のあれはどうすんのといえばそれは今回季節がら外してますというし。

それにしてもおかしい。

ぐるりと会場全域をぐるぐる。

あった、もう一枚が。

こりゃ判らんだろうな。

裏だもの。

そこへ担当者と出会った。

なんか枚数すくないけど何かあったんか。

実はー。

会場レイアウトの狭さもあって、サイズを統一したので半切の2枚はボツにしたという。

しゃーないけど、案内状には4枚て書いてしもうたがな。

これじゃぁ、偽装案内でんがな。

おふくろと叔母、くいいるように私の名前を探してるけど。

方向転換して、30写真ほど展示されてる写真をひとつひとつ解説。

特別の奈良の観光案内に喜ぶ二人でした。

(H20. 1.26 SB912SH撮影)

限界シャッター数かな

2007年11月26日 08時59分56秒 | しゃしん
14日、北吐田での当屋祭をKiss Digtal Nで撮っているとシャッターがきれない事象が発生した。

エラー99と表示された致命的なエラーだ。

平成17年7月に購入してから今に至るまで随分とシャッターを切った。

シャッター数には限界があると聞いていたがそれだろうか?。

14日は朝から晩まで祭事の取材なのにえらいことになっちゃった。

いけるところまではケータイデジカメで補って撮影をしていった。

昼間はなんとかケータイでも撮影可能だが夜間はどうしようもない。

そういことで小田中菅原神社の宵宮トーニン渡御は撮影記録がない。

17日にお世話になってるカメラのキタムラ店へKiss Digtal Nを故障依頼した。

保障期間はとっくに過ぎている。

Kiss Digtal Nには愛着があるので実費修理はやむを得ない。

長年お付き合いさせてもらってるカメラのキタムラ店から、なんと代車ならぬ代カメラの供給を受けた。

ありがたいことだ。それもKiss Digtal Xだ。

修理期間中はたっぷりと試用させていただき感謝申しあげる次第だ。

(H19.10.18  V603SH撮影)

室さんに捧げる春日の翁舞

2007年08月10日 07時44分22秒 | しゃしん
今日は、神野山にある映山紅で山添村の村おこし事業のひとつである山添村フォトコンテスト表彰式。

室内に入ると入賞された作品が飾られている。

入賞作品の向かい側には山添村フォトコンテスト実行委員会長だった室さんの作品が飾られている。

そやそやこの写真覚えている。

室さんが講評してくれとお家で拝見したものだ。

ダムの流れを捉えたものがある。

これは風に吹かれて龍のウロコのように見えるから今度はそれだけを切り取ったらどうですかと伝えた。

その風景が横にあった。

あれから撮りに行ったんだ。

その室さん今年2月に突然亡くなった。

当日も元気に畑へ行ってたという。

室さんには春日神社の申祭りの祭事で世話になった人。

後日訪ねていったら、今度村起こしでフォトコンテストするんやと言ってた。

初めてのことなんで応募あるんやろか。

山添を紹介する作品を出してやー。

山添を紹介するものならなんでもえーねんで、たのむでーと。

昨年末にそれらしきものを選んで室さんに渡しておいた三つの作品。

そのうちのひとつが優秀賞に選ばれた。

その申祭りの翁が神殿を前にして舞う姿は菅生の新さんの晴れ舞台姿だ。

とても気にいっている作品で、3年前、新さんに差し上げたら冥土の土産になるわと喜んでいたものだ。

その作品が選ばれた。

今度は室さんに捧げる作品となってしまった。

(H19. 7.21 V603SH撮影)


写真素材って

2006年09月04日 07時56分11秒 | しゃしん
ホームページを開設したころ、相互リンクをお願いしたことが多々ある。

先達の方々にリンクしていただけることは初心者にとってたいへんありがたいことだ。

数年前から当方のほうにも相互リンクを依頼されることもあり嬉しく思う。

今回もそのお願いだった。

<以下全文>
**************************************************************************
* 「ならグルグル散歩」管理人 マネジャー様
* はじめまして、突然失礼いたします。m(__)m
* 私は「写真素材だワッ!」というサイトを運営しておりまして、様々な写真を公開されているサイト
* さんを紹介させていただいています。
* 今回、「ならグルグル散歩」を拝見させていただき、とても気に入ってしまいました。
* 充実した写真やサイト内容を楽しませていただきました♪ ですので、
* 勝手ながら下記のURLのページのカテゴリにリンクさせていただきました。
* もし不都合な点がございましたらすぐ改めますのでお知らせ下さい。
*  ◆リンクURL:http://www.kyd33.com/huukei2.html
* そして、あつかましいお願いですが、相互リンクをお願いできないでしょうか?
* サイトを観させて頂いて、様々な奈良の風景写真が沢山ですね。
* ここまで多くの写真を公開されているサイトはなかなか無いと思います。
* 行事、風景、花、さくら、と全てのコンテンツが充実されているのが素晴らしいです。
* 写真へのコメントもあるのがまたいいですね。
* 写真をより深く楽しむことができますね。 
* 私は日本の文化が好きなので、行事のページが特に興味深かったです。
* 様々な祭りなどの写真を拝見できて嬉しかったです。
* 奈良の色々な風景写真を満喫することが出来る「ならグルグル散歩」を、
* 私はぜひ、多くの方へ紹介したいっ!という勝手な思いでメールしてしまいました。
* よろしければ、私のサイトは下記のURLです。ご覧になってみて下さい。
* 私は写真がとても好きで、写真を掲載、公開されているサイトさん
* を観させていただく機会が多いんです。
* 写真は多様な瞬間を感じさせてくれるので、私の「癒し」なんです。
* そんな想いから、すばらしい写真を掲載されているサイトさんのリンク集を作成することに
* したんです。
* そして、他にも私の様に感動を与えてくれる写真を探している方の役にも立てるのではないか
* と考えました。
* 今回、はじめて作成したサイトで、まだまだ未熟なところも多いかと思いますが、
* 相互リンクをしていただければ、励みにもなりますし、大変嬉しく思います。
* もしリンクして頂けるのでしたら、以下のテキストのタイトルにリンクを貼っていただけるよう、
* 宜しくお願いします。
* ◆タイトル:写真素材だワッ!
* ◆紹介文:すばらしい写真素材と出会える、写真サイトの輪っ!写真素材だワッ!
*    (紹介文は変更していただいて構いません。)
* どうぞ、ご検討よろしくお願いいたします。
* 多くの写真サイト様との輪が広がっていけるようになるといいな、と思っています。
* 長文になってしまいまして、すいません。
* 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
**************************************************************************

とするお願いだ。

早速、このHPを拝見させていただいた。

リンク集を集めたものだった。

既に当方のHPがリンクされている。

はてさて、困ったものだ。

なぜか。

それはこのHPが運営管理者の作品もなくすべて素材集で揃えられているのだ。

思案した結果、次の回答をした。

<以下全文>
=========================================
= 運営管理者さま、当方のHPにお越しいただきありがとうございます。
= 奈良は修学旅行にはよく来られるのですが(もっとも昨今は現象傾向)有名地ばかりで。
= 北部はまだしも南部に行くには時間が相当必要とされ、狭いようですが幅広く奥深い文化を
= もっている地域です。
= ならグル散歩HPはまだまだ充実しておりませんが、祭り等の取材は休日余暇を活用して
= 地道に活動しております。
= メジャーな祭事は多くのメデイアが紹介しておりますがマイナーなものはほとんど紹介されること
= がなく淋しいものです。
= 現地でお話を聞かせていただくたびに、地区の方々のご努力によって伝統を守られているパワー
= は素晴らしいといつも感じております。
= 近年、なくなっていく奈良の文化・伝統を記録し、更なる充実に向けて活動していきたいと思って
= おります。
= 奈良に訪れる人のほとんどはやはりメジャー地です。
= 知られざる奈良・大和。もっと知ってほしい奈良。
= 私は地道に多くの観光客が訪れるよう日々活動しているのです。
= これらを紹介するには取材活動に相当の時間と費用、労力を要しております。
= まことに申し訳ございませんが、公開している写真コンテンツは素材ではありません。
= すべてが私の作品です。
= 取材・公開するにあたり、撮影や公開の許可を得ているものです。
= 聞き取り調査についても相当の労力を要しております。
= その聞き取り内容が説明文になっています。
= 従いまして、画像を含むコンテンツは私の作品であり、決して素材ではありません。
= 私の許可なしにテレビ報道関係者やエッセイストに無断で使われてしまったことも多々あります。
= もっとひどいのは作品をデフォルメされてしまったこともあります。
= 非常に残念なことです。
= 貴君の紹介で「素材」で使われてしまうことに懸念を抱きます。
= 「素材」と明言されますと一般的には”無料素材”と解釈されてしまうものです。
= 「素材」というワードが引っかかります。
= 利用上の注意書きも記されておられますが、利用者は厳守されるのでしょうか。
= 各サイトの注意事項について振れながら、「写真を利用しましょうね♪」とうたっている限り、
= 利用を促しているように感じられます。
= リンク(紹介)の件はありがたく存じますが、素材として使われたくないのです。
= その点、くれぐれもご理解承りたく存じ上げます。
= 「ならグルグル散歩」運営者:マネジャー
= 「ならグルグル散歩」http://www.geocities.jp/nrgrsan2003/ 
= 「マネジャーの休日余暇」http://www3.kcn.ne.jp/~mnjr/
= 「マネジャーの休日余暇(ブログ版)」http://blog.goo.ne.jp/mnjr05gob/
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回答を送付してから幾日日が経つが、待てども連絡がない。

依頼してきたHPを拝見するとリンクしてあった当方のHPが消えている。

それから随分と日が経つがその後も連絡がない。