マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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手造りA弁当②

2016年11月28日 13時34分42秒 | あれこれテイクアウト
行動する民俗の採訪。

この日は山添村を訪れていた。

午後はここより南下して大宇陀に行く。

時間的な余裕が少しずつ崩れていく。

およそ30分強もかかる16kmコース。

何事もなくスムーズであれば20分ほどであろうか。

途中にあるコンビニに立ち寄ってトイレを借りる。

普段であるなら、ここでパンかおにぎり、若しくは弁当を買って車中食。

いつもの取材行動であるが・・・。

一個を作るのも、二個作るのも手間は同じだからといって作ってくれた。

ありがたく感謝して受け取る弁当。

包む布の柄は前回と違うが、淡い色遣いの風合いが素敵だと思う。

杉の柾目が美しい蓋を開けて椅子から転げ落ちそうになった。

そこには鰻がどでーん。

半身であるが、久しぶりに拝見する鰻の蒲焼。

もう何年も食べていない。

おふくろは鰻が苦手。

例えば家族揃ってくるくる回転寿司に出かけても鰻の握りは注文しない。

見るのもかなわんからというおふくろの前では並べることもできない。

もう一つの理由は産地である。

随分前のことだ。それまではなんとも思っていなかった鰻の蒲焼。

ス-パーで売っていた蒲焼は国産よりも安かった。

別になんとも思わなかったから買って食べていた。

買った鰻は丼にして食べていたこともある。

それが、だ。

あるときに事件が起きた。

中国産はコワイと思ったニュース報道である。

タケノコもそうだし冷凍品まで、である。

以来、我が家から中国産は消滅した。

それから食べることがなくなった鰻の蒲焼である。

この蒲焼は国産。

バラエティ番組ではないが、今流行りの「安心してください」だ。

ほどよく塗したタレがかかっているご飯とともにほうばる鰻の蒲焼。

箸をすっと入れるだけで切れる鰻はやはり国産。

私の記憶ではあるが、中国産はたしか皮がかたくて切れにくかったはずだ。

ご飯のほとんどは鰻で食べた。

ご飯も美味しいのである。

冷めても飯粒が柔らかい。

曲げワッパの効果なのだろう。

この日のおかずもいろいろ。

ヒジキと青豆のドレッシング和え。

こういう味は食欲をそそる。

タケノコが柔らかい。

出汁が浸みこんで美味い。

コトコト煮た薄味タケノコもイトコンも好みの味。

パプリカは炒め物。

簡単にできるからと云う。

細かい部分は記憶が飛んでしまったが、晩秋になれば境内いっぱいに広がる銀杏の葉が美しい都祁吐山で寛がせてもらった。

ここはオンダ祭もあれば太鼓踊りも奉納される下居神社。

民俗取材に相応しい地で手造り弁当をよばれた。

(H28. 5. 8 SB932SH撮影)


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