ストローバレイ家の介護奮闘記

90→→92歳の母を支える4姉妹の泣き笑い奮闘記・・とその後

死ぬのが恐いから寝たくない・・・

2009-07-04 21:45:06 | 日常
               
        SV家の庭のブルーベリーの実が今年も色付き始めました。

朝7時起床。「さっき玄関でカタッていう音がしたから新聞取ってきてくれる?」の言葉でスタート。「いま丁度取ってきたところ」と言いながら、いつものように着替えと椅子への移動を終了。その後しばらく「新聞屋さんは朝早い配達で大変ね」というとてもノーマルな話をしていました。朝食(ジャムトースト、ブロッコリー入りオムレツ、ぶどう、ミルクティ)完食。

デイサービスへは、可愛いお嬢さん介護士さんの笑顔にニッコリしながらも、娘が一緒に行かないと少しゴネながらの出発となりました。デイサービスでは、午前中は職員と談笑、午後は体操をしたとのこと。昼食は9割9割。

帰宅後すぐにトイレに行きたいと言い、ポータブルに移ってもらったものの間に合わず、ズボンを濡らしてしまったので、この際とパジャマのズボンに替えてしまいました。その後は落ち着いた様子で、アイスクリームを食べながら、「皆サッパリしていて気持ちの良い人たちよ」「でもお菓子とかお茶が全然出ないの」などとデイサービスの様子を話してくれました。

その後も話が続くので、居間のテーブルで早めに夕食の下ごしらえをしながら、話に付き合いました。途中からピアノを弾きたそうにし始めたので、5時半に夕食の支度が済んだところで、応接間に移動。20分くらい「思い出のアルバム」と「たなばた」を弾きながら歌って過ごしました。

夕食(枝豆、カレーライス、煮南瓜、トマト・ブロッコリー・スナップエンドウのサラダ、アイスクリーム)「おいしいわ~」「昨日泊まった家(多分デイサービスのこと)のご飯は余りおいしくなくて、、、」と言いながら完食。今日はロゼワインも少し楽しみました。

こうして穏やかに時は流れていましたが、夕食後に「親父さんは上で寝ているの?」の質問。『むむむ、面倒な方向に行きそうだな』と思いつつ、「ずっと前に亡くなって、今は天国で寝ているわ」と言うと、「おばあちゃんは?おじいちゃんは?」そして「自分は元気だし、生きているのが楽しいのでまだ死にたくない」と言って、「神さま、まだ死なせないで下さい」というお願いという、恐れていた展開に。

「こんなに元気なんですもの、まだ当分死なないわよ、大丈夫!」と言うと一旦は落ち着いたものの、8時半にトイレ(大)を済ませ、パジャマの上の着替えを終えたところで、ベッドに誘うと、「寝るとそのまま死んじゃうような気がするから寝ません」と宣言。「又明日元気に目が覚めるわよ、絶対大丈夫」と保証しながら、強引にベッドに横たわってもらうと、「明日、絶対に目を覚まさせてください」と神さまへのお願いが延々と始まってしまいました。

「明日また『お早う』って元気に挨拶しましょうね」などと言いながら、9時10分までベッドサイドで見守っていましたが、キリが無いので一旦応接間に。その後も絶え間なくお願いが聞こえてきて、次第に娘を呼ぶ大声になってきたので仕方なく再度戻ってなんとか笑顔で握手をし直すと、ようやく落ち着いたようで、結局9時30分過ぎに神さまへのお願い他の声が止みました。
コメント
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