ガロンヌ西岸の緑地帯
トゥールーズでは、つい最近までの暑さがすっかり陰を潜め、青空が出ていても昼間の気温は14、5度。木々は色付き、人々は黒を主体とした服に身を包んでいます。
朝、夫とガロンヌ西岸の緑地帯を散歩しながら、「夢のように過ぎた2ヶ月だったね」としみじみしてしまいました。整備された緑地帯、広い空、ゆったり流れる川、調和の取れた町並み・・・なんて美しい、恵まれた環境なんでしょう!この地に滞在するのもあと1週間少々と思うと、少し残念な気持ちになります。一方で日本に居る大切な人達との再会も待望しているのですが。
緑地帯を南に歩き、サン・ミッシェル橋を渡って東岸に出て、そのまま真っ直ぐに植物公園に入って、今日も孔雀が健在なことを確認。植物園を出てサンテ・ティエンヌ大聖堂にちょっと寄り道し、サンテ・ティエンヌ広場に出ると、古本市をやっていました。「ベル・エポック:トゥールーズ」とか「カタリ派=隠された歴史」とか「発見:オクシタンの街」とか、ちょっと覗いただけで興味引かれる、写真つきの立派な本が10ユーロ程度で売られています。買いたかったけれど、今や帰りの荷物の量が気になって結局断念してしまいました。
しみじみ秋を味わう朝の散歩を終えて、途中でバケットを買って我家で昼食。バケットにルッコラと蕪の薄切りとパテ・ド・カンパニュを挟んでパテ入りサンドイッチの出来上がり!それにオリーブの実とピクルスを添え、ビールと白ワインがあれば文句なしの昼食です。こんなに手軽に美味しいものが食べられて、やっぱりフランスの人達は恵まれていますよね。(三女)