朝の植物園で花の茂みから姿を表した孔雀
「日曜日の朝は植物園に続く通りで蚤の市をやっているはずだ!」とジャックさんが主張するので、前に行った時にはやっていなかったのですが「もしかしたら今日はやっているかもしれない、天気も良いし散歩がてら行ってみよう」という話になって、我が家近くのシャンジュ通りを北上、パールモン広場から左に折れて、植物園に続く道に出たのですが、そこは前回同様ただの駐車場と化し、やはり蚤の市はやっていませんでした。ほらね!
蚤の市はともかく、朝の植物園は清々しい空気が満ちて散歩にピッタリ。今日も親子連れやカップルや団体さんが三々五々過ごしています。私たちものんびり歩いていると、花壇の花の茂みから孔雀が突然姿を見せました。数年前に来たときには確かに孔雀を見た記憶があり、お客様たちにも「孔雀がいるはず」と言って案内したのに姿を見せず、鶏ばかりが賑やかに「コケコッコー」と存在を主張していたので「むむ?」という顔をされていました。でもやっぱり居たんですよね。そこで証拠写真をパチリ!
植物園の南端出口を出て、マルティル・ドゥ・ラ・リベラシオン(?)という通りを東に真っ直ぐ行くと、ジョルジュ・ラビ美術館に到着。「日曜日は美術館は只のはずだし」とちょっと覗いてみることに。ここは地階にエジプトの展示物があり、1階にはインド、カンボジア、チベット、ネパール、中国、そして日本の主に仏教に関連した美術品や資料が、数点ずつ展示されています。美術品としての価値はそれ程高くないと思いますが、「よく集めたな」という感じではありました。
美術館を出て、更に東南に下るとミディ運河にでます。水は澱んで余り綺麗ではありませんが、運河の両岸は散歩道になっていて、朝の光を浴びて散歩する人、ジョギングをする人、サイクリングをする人が行き交って日曜日の朝らしい光景です。私たちも運河沿いに北上し、ポン・モントドゥラン(?)通りで西に折れ、第一次大戦モニュメント前、サンテティエンヌ聖堂の中庭を通ってメッツ通りに出て、我が家に戻って来ました。総歩数6000歩。結構沢山歩きましたが、新発見もあり、秋の気配を感じながらの散歩は、なかなか爽快でした。(三女)