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植物園内・自然歴史館の柵で休憩中の?孔雀
10月19日は天気が余り良くないこともあり、遠出は止めてトゥールーズでお買い物を中心に、翌日帰る四女がやり残したことをやろうということになりました。
まずは、ヴィクトル・ユーゴ広場の大きなマルシェを覗き方々、癖のあるチーズmunsterを購入。市庁舎のミュゼに立ち寄った後、オクシタン広場の大型スーパーCasinoでムール貝やつまみ菓子などを購入。食べ物の荷物を持ったまま、デパート(ラファイエット)に立ち寄って、四女から夫へのプレゼントのお洒落な帽子と四女・私のセーターを夫々に購入。
更に帰り道にある「64」という洋品店でY子一家へのお土産(長袖シャツとポシェット)を買い、その先にあるクレープの屋台でハム・卵、バター・砂糖、アプリコットジャムのクレープを買って、とりあえず我が家へ。
我が家でクレープのランチを食べ、少々休憩した後は、カルメ広場にあるお菓子屋さんでマカロンを購入。次は、散歩方々植物園を通ってサンテ・ティエンヌ大聖堂へ。この日は天気が良くない上に、一部工事中で騒音がうるさくて、私の好きなこの教会の明るい穏やかさを四女に味わってもらえず、少し残念。
聖堂を出て、日曜日に四女が目をつけていたメッツ通りの可愛いチョコレート屋さんに行き、アーモンド菓子の詰め合わせを購入。お店の品の良いおばあさまが、中身の色とリボンの色に拘って、「ああでしょう、こうでしょう」「あ、リボンに赤が入っているから、赤の粒も足しておきましょう」などと言いながら、時間をかけてとてもお洒落で可愛いラッピングをしてくれました。こういうところがフランスの素敵なところです。
次にエスキロール広場の家庭用品屋さんに行って、赤いグラス他を購入。「あ~、女同士で買い物するって楽しいわね~」と二人共すっかり満ち足りた気分でしたが、もうひと頑張りとアセザ館も見学したら、さすがにドッと疲れがでて我が家で休憩となりました。
夜はムール貝やチーズやサラミを食べ、この地方の白ワイン、赤ワインを味わいつつ、四女と一緒に過ごした4日間を振り返って話は尽きず、夜は更けていきました。
***
明けて20日。四女が早朝に我が家を出て日本に帰る日です。朝5時半ごろ四女と夫の何やら笑いながら話す声がして目が覚めると、家中真っ暗。何と5時半に急にブレーカーが落ちて電気が消え、暗闇の中にっちもさっちも行かない状態になっていました。6時になるのを待って、不動産家のお兄さんに電話しても留守電、ジャックさんに電話しても留守電。それはそうですよね~、こんな早朝ですもの。でも困りました。
四女の携帯の明かりを頼りに、ブレーカーに辿り着き主電源を上げてもすぐに落ちてしまいます。外の街頭の明かりを頼りに四女は帰る支度をし、ガスでお湯を沸かし、前日に作って食べ切れなかった野菜スープを温めて、何とかお腹を満たし、7時過ぎに3人で我が家を出発。暗くて寒い中をジャン・ジョレス広場のバス停まで行って、震えながら20分ほどバスを待って、ようやく来たバスに四女は乗車。一路空港に向かいました。何もかも上手く進んだトゥールーズ滞在の最後に、とんだハプニグを経験させてしまいましたが、でもこれは我が家のできごと。空の旅はきっと順調・快適だったことでしょう。
ちなみに、四女を送って家に戻ると、8時過ぎにジャックさんから電話があり、ブレーカーの上げ方を教えてくれて、無事電気は繋がりました。その後直ぐにエージェントからも電話があり、「11時に行く」と言いつつ例によって2時過ぎに来て、「同じことが起きたら、ここを上げてここを回せば大丈夫。OK?」と言ってそそくさと帰って行きました。OKと言えばOKだけど、原因不明なのにそれで良いんですかね?やはりオール電化というのは考え物ですね。(三女)
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