ストローバレイ家の介護奮闘記

90→→92歳の母を支える4姉妹の泣き笑い奮闘記・・とその後

あれから1年

2012-03-11 21:46:30 | 日常
               
          1年前の被災地の映像をバックに歌う加藤登紀子さん

大震災・津波・原発事故から1年。テレビも新聞もここ数日、一年前のことを思い返し、被災地の現状報告や原発の是非を問う報道一色になっていますが、、、。

マスコミが特集を組むまでも無く、私達も一年前のあの出来事に大きく心を揺さぶられ、オロオロと涙を流し、今も忘れようがないという思いを胸に抱きながら、毎日を過ごしてきたというのが本当のところです。ということで、そんな思いを共有する場を求めて、四女と一緒に日比谷公園で行われた「Peace on Earth 311東日本大震災 市民のつどい」に行って来ました。

このイベントは10日・11日と二日間に亘り行われたのですが、私達は今日夕方の、坂本龍一さん・中沢新一さん・鎌田實さん・加藤登紀子さんたちが登場する時間帯を目指して(ミーハーですね)、4時半頃に会場に到着。お目当てのステージが始まるまでは、公園内の色々な出店を見物。自然志向の色々な店のテントが並ぶ様子にちょっとトゥールースの朝市を思い出しました。そんな出店の一軒、仙台の店で買った「安全ポークのスペアリブとソーセージ」を摘まみながら、待つこと数十分。

5時過ぎに上記のゲストに加え、松田美由紀さん、C.W.ニコルさん、ピースボートの吉岡さんなど、多彩な人たちがステージに上がり、一言づつ挨拶、、、のはずが、加藤登紀子さんの番になったところで、「All You Need is Loveを皆で歌うっていうのはどう?」という呼びかけ。ステージ上の人たちが若干戸惑いつつ、でも楽しげに歌う中で、夫々が一言ずつメッセージを話すというお洒落な演出を作り上げてしまいました。さすが本物のエンタテイナー!

その後登紀子さんのステージがあって、1年前の被災地の映像をバックに、「今どこにいますか」と「ぬちゆい」を披露。どちらも震災直後に被災地のために作った歌で、去年5月に私達が行ったコンサートでも歌ったものですが、やはり一年たった今も心に沁みます。ところが、途中からあいにく大粒の雨。観客も少々ざわつき始め、私達も傘を持っていなかったので、結局途中で失礼してしまいました。

天候もイマイチだし、漫然とした集いになってしまった感もありますが、1年前の今日以来、ずっと何かを感じ、考え続けてきた人たちがこんなにも大勢居て、その中に私も居るということを確認したひと時ではありました。(三女)

コメント
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