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ストローバレイ家の介護奮闘記

90→→92歳の母を支える4姉妹の泣き笑い奮闘記・・とその後

春に誘われて(上野散策-次女・四女編)

2012-03-30 13:44:33 | 日常
               
            のんびりお食事中のパンダ@上野動物園

昨日やっと春らしくなった日差しに誘われて、四女と上野に行ってきました。目的は「パンダ」と「美味しいお蕎麦」。11時半上野駅公園口で待ち合わせ、ホームから改札口まであがってビックリ!予想はしていましたが人、ひと、ヒト。改札口を出るのも大混雑!その先の信号を渡るのも大変!私は少し早く着いたので信号を渡った所の石垣に座って駅からの人の波を見ていましたが、春休みのせいかほとんど子供を連れた家族。それが途切れる事なく動物園に向かっていきます。皆さんの目的は繁殖の為中止され一昨日から再開されたパンダの公開展示(私達と同じ目的)のようです。

混雑した改札口からやっと抜け出してきた四女と相談しとりあえず動物園まで行って様子を見ることにしました。動物園入り口の見える所まで行って絶句!入り口前の広場が人で埋め尽くされチケットを買うのも大変そう。そこでパンダは諦めて東京国立博物館で開催されている「ボストン美術館展」に行くことにしました。開催されてまだ1週間ちょっと。時期的に少しすくタイミングのせいか、それなりに見学者はいましたが、ゆっくり鑑賞する事ができました。

内容は日本から流出した仏像画や絵画などの一時帰国(里帰り)で、素晴らしい物が沢山ありました。展示物をゆっくり見て博物館を出たのが2時近く。お蕎麦屋さん(池之端「藪蕎麦」)がお昼は2時までなので、さあ大変とタクシーに乗ったのは良かったのですが、運転手さんが「イヤー休日並みの混雑ですね」と驚くほどの道路の混雑!やはり皆さん春を待っていたのですね。

「藪蕎麦」に着いたのは2時ちょっと過ぎ、残念ながら美味しいお蕎麦は次回のお楽しみとなってしまいました。仕方なく昼食は不忍池ちかくのお店で済ませ、暖かな日射しのなか不忍池を散歩しながら駅にむかいました。途中の桜並木は御徒町駅に近い入り口の二本は満開にちかく咲いていましたが、それ以外ほとんどは蕾が膨らんで先がピンクに色づいた状態でした。日曜日から1週間はお花見の人達で混雑するのではないでしょうか。

並木道を通り抜け動物園近くに来たところ、3時半過ぎていたせいか今度は動物園から帰る大勢の人達に出会いました。そこでもちろん私達は動物園へ。入園待ちも無くすぐに入りパンダ舎へ。さすがにここは並んでいましたが「大人だけの人は左の列で進んでください」の係員の声。そうです、パンダ舎では展示の前は小さな子供連れ優先で柵で仕切られ、少し高くなった後ろは大人用になっているのです。ラッキー!そちらは全然待たずにパンダの前まで行く事が出来ました。写真を撮るには少し遠いですが丁度のんびりと笹を食べているパンダを良く見ることができました。

お蕎麦は残念でしたが、天気が良くのんびりと散歩したり素晴らしい美術を鑑賞でき、可愛いパンダにも会え、久し振りに気持ちの良い時間を過ごす事が出来ました。(次女)

***

あ~らビックリ!(動物園はともかく)ほとんど同じ時間帯に同じような所をウロウロしていたんですね。(三女)
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「ユベール・ロベール展」と上野散策

2012-03-30 10:27:58 | 日常
               
          ユベール・ロベール「凱旋橋(1782-83)」(絵葉書)

昨日は春の陽気に誘われて、夫と一緒に上野の国立西洋美術館で開催中の「ユベール・ロベール展」に行って来ました。上野自体本当に久しぶり、国立西洋美術館は実にウン十年ぶりです。美術館前庭に入ると、柔らかな日差しを受けて光る木々の緑とロダンの「考える人」「地獄の門」などのブロンズ像が美しい調和をなして、狭いながらも快適で贅沢な空間になっていました。

ユベール・ロベールという画家を私は今まで知らなかったのですが、1733年にパリに生まれ、1754年から1765年までローマに留学、絵画の勉強をしたそうで、今回の展示はその時代に制作した古代遺跡や大聖堂内外を描いたサンギーヌ(赤チョーク)素描が多くの部分を占めています。朽ちかけた神殿と鬱蒼と茂る木々とそこで逞しく暮らす人々の光景は、確かに興味深く魅力的ですが、私としては彼の油彩画の明るく透明感のある色調に、より心惹かれるものを感じました。個人的には(いつもこればかりで恐縮ですが)、「凱旋橋」はトゥールーズのガロンヌ川岸(※)に通じるものがあり、夫も私も最も気になる作品だったと意見が一致しました。

               
              花見の準備完了!の上野公園

西洋美術館を後に上野公園から不忍池周辺をぶらり散歩。公園は動物園に向かう親子連れ(「恋の季節が訪れたパンダ」がお目当て?)や、桜の開花を待つ人々で大賑わい、開花を待ち切れず木の下で宴会を始めているグループもいます。不忍池周辺には屋台も並び、池の淵に座ってお弁当を楽しむ親子グループや、中国雑技団のパフォーマンスを眺める人々など、春らしい長閑な光景が繰り広げられていました。

          
       池之端「藪」のすごもり     と     掻き揚げせいろ

この日のもうひとつの目的は池之端の「藪蕎麦」の昼食。ここの掻き揚げせいろを父が好きで、両親が元気だった頃時々一緒に来ていたのです。夫は「すごもり」、私は勿論「掻き揚げせいろ」、そしてお酒を1本注文。正直味は期待していたほどではなかったのですが、懐かしさで満足しました。池之端周辺の雑然とした下町の雰囲気を楽しみながら御徒町に出て山手線に乗車。上野散策も無事終了となりました。(三女)

※おまけ※
               
              ガロンヌ川風景(2011.09.07撮影)

何となく上の絵と似ていませんか?気のせい?
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