議事堂前のファミリーエリア
昨日は四女と一緒に「脱原発」金曜デモに行ってきました。このところ官邸前は規制が厳しく身動きができないような状態が続いているという情報が流れていたので、今回は官邸前ではなく、国会正門前に行ってみることにしました。
5時半頃に地下鉄霞ヶ関駅に到着。人も疎らで何の規制もない、長閑な雰囲気にちょっと拍子抜けしながら、国会正門前に向かいました。国会正門に向かって道路の左側は子供連れも安心というファミリーブロックになっていて、給水などの用意もされています。夏休みで出かけているファミリーが多いせいか、私たちが行った時には、余り子供連れの姿もありませんでした。
道路の反対側は、国会前スピーチエリアとなっていて、私たちはそちらに移動。こちらも余り人が居ないので、先に来ていた人達に習って、木陰の石垣に腰掛けて待機することにしました。風が吹き抜けて、中々快適な夕涼みの風情です。係りの人が「平和的抗議」のシンボルの白い風船を配っていて、私達ももらうことになりました。
6時から、シュプレヒコール開始。いつもの言葉「再稼動反対」に加えて、「原子力規制委員会人事案撤回」という長い言葉があって、皆リズミカルに言えなくて苦笑する場面もありました。
私たちの居るエリアにも向かいのファミリーエリアにも徐々に人は増え、夕暮れの街に白い風船がポツポツ浮かんで綺麗です。車道には「脱原発」のメッセージを張った車や自転車が姿を現しました。
スピーチコーナーでは、大学生や若い女性に混じって、社民党の阿部知子さんや共産党の志位和夫さんなどが訪れて、原発再稼動に加えて、消費税増税法案成立に対する動きを批判していきました。7時半、小学生が一生懸命スピーチする可愛い声を聞きながら、私たちは一足お先にスピーチエリアを後にして、他のエリアを眺めながら、延々と大回りして溜池山王駅方面に向かいました。
途中あちこちのスポットで「原発反対」の横断幕を掲げるグループがスピーチをしていて、その周辺を数人の警官が警備していましたが、概ね穏やかなムード。暗くて方向感覚が分からなくなって、何度か警官に道を尋ねましたが、皆とても親切に友好的に教えてくれました。また、白い風船を持ちながら歩いていたので、「脱原発」デモのグループの人達も、「お疲れ様です」と声をかけてくれました。
余りの長閑さと心地よい涼風に、「なんだか夏祭りに来たみたいね」と言いながら、溜池山王→赤坂に向かい、「築地すし好」を見つけて入店。美味しい握り寿司を摘みながら、ビールと日本酒で互いの健闘を(?)労いあいました。(三女)