6月2日。いつもの旅行と違い10時半東京駅集合というのんびりした旅行が始まりました。上越新幹線の上毛高原駅までは1時間ちょっと。途中の車窓から見える田んぼはまだ水を入れる前の田おこしの段階の所が多かったようです。
上毛高原駅からはいつもの大型バスと違い尾瀬に入れるギリギリの大きさの小型バスで、参加者18人+添乗員さんで自由席が殆ど無いと言う物でした。バスで40分位で今日唯一の見学場所「吉祥寺」(鎌倉建長寺を本山とする臨済宗の禅寺で花寺とも言う)へ。
本堂を囲うように枯山水の庭、岩を落ちるように滝をあしらった昇龍の滝、広い池に滝が落ちる青龍の滝、その他広いお庭に今の季節は石楠花、菖蒲、くりんそう、等の花が沢山咲いていました。写真の山門もどっしり建てられ上の階には文殊菩薩と十六羅漢さんが安置されていました。
このお寺をゆっくり見て、あとは今夜の宿 谷川温泉へ。宿に着いたのが3時。夕食まで時間があるので徒歩10分の「天一美術館」(あの天婦羅の天一の創始者矢吹氏のコレクション)に行きました。メインは岸田劉生の麗子像だということでしたが、私達が良く見るのとは少し違い、あそこまで到達する以前のもう少し穏やかな感じの絵でした。その他、梅原龍三郎、青木繁、藤田嗣治、佐伯祐三、マチス、ピカソ等そうそうたる作者の作品が展示されていました。谷川岳麓の静かな広い敷地に贅沢に空間を取った素敵な美術館でした。
その後は心地よい温泉にゆっくり入り、美味しい夕食を食べ(岩魚の丸々一匹串刺しにして塩焼きにしたのが本当に美味しかった)お腹も満足です。今日の私達の部屋から真っ正面に谷川岳がみえます。今夜はゆっくり寝て明日の尾瀬散策にそなえねば。(次女)