
新作がなかなか手に入らないと書いたら、簡単に会うことができて、拍子がぬけました。
アルゼンチンのピアニストの新作はバンドネオンを加えたカルテットに、2曲ペットが加わった2008年録音です。
1曲目はそのトランペットが加わった曲で、ミュートのペットが沈んだ感じのメロディをもの悲しく吹いて,雰囲気充分です。
2曲目はジャジーなドラムスから始まりベースラインがとてもジャズ的、このベーシストはニューヨークのタンゴ界とJAZZで活躍している人です。
ピアノの和音がモンクを感じさせると思っていると、3曲目“Round Midnight ”出だしのピアノソロはとてもモンクを強く感じる演奏です。バンドネオンが入ってくると、これがこの曲に驚くほどぴったりです。
4曲目ピアノの響きは、モンクとエバンスが見える感じです。
6曲目“Sigilosamente”もモンク的響きと思っているとFor Dukeとありました。確かにモンクの前はDukeでした。これもバンドネオンがぴったりと曲にあっています。この人結構多くのアルバムに顔を出しているみたいです。
8曲目はエバンスがエレピで演奏していた“What Are You Doing the Rest of Your Life”大好きな曲です。バンドネオンがとても、もの悲しくある意味沈んだ気分を味わえます。
9曲目はペットが入ってなんと“Nefertiti”、これがしごくまっとうな演奏で、このトランペット音も良いし、とてもうまい。どこかのビックバンドで1stを吹いているような感じです。
Vals De La 81st & Columbus / Adrian Iaies Trio + Michael Zisman
Adrian Iaies(p)
Pablo Aslan(b)
Pepi Taveira(ds)
Michael Zisman(bandoneon)
1 Vals de La 81st & Columbus (Kuny's Waltz)
2 Astor Changes
3 Round Midnight
4 Algun Dia Nunca Llega
5 Juarez el Casamentero
6 Sigilosamente
7 Valsecito Para una Rubia Tremenda
8 What Are You Doing the Rest of Your Life
9 Nefertiti
10 Mariposita