GIOVANNI MIRABASSIを聴いているようで、あまり聴いていない。多分持っているアルバムも「Dal Vivo」ぐらいだと思う。
http://blog.goo.ne.jp/monakasm/d/20070125
とても評判もいいのに、このような間みたいなあるのですね。多分似たイメージのジャケの澤野工房のそんな部分かもしれません。
今回はビデオアーツに移ってちょっと演奏も変わったのでないでしょうか。
1曲目ピアノのテーマはもちろん良いけど、途中のジャンルカ・レンジのベースソロが太い音で、初めて聴くと思うけどこれが良い。
3曲目哀愁あるフレンチな曲と思ったら、ピアソラが書いたフランス映画の挿入歌、雰囲気たっぷりでこれも良い。
4曲目のちょっと変わったアレンジの“アローン・トゥギャザー”ベースソロがここでもカッコいい。
7曲目は“ズーム”というオリジナル、この曲がまたカッコイイ、芯の通った太いベースの4ビートが、JAZZの素敵な所、低音がしっかりと支えているところを聴かせてくれます。
10曲目から11曲目はピアノソロで11曲目モリコーネの曲は今年の中でもかなり良い曲、そして12曲目は雰囲気が変わるけれど、とても哀愁のあるタンゴ調の曲、この11曲目12曲目は参りました。
このアルバムもちろんミラバッシの音が良い、シャープなのにしっとりとした艶やかな音色です。そしてフレーズが生き生きとしていてミラバッシの思いが伝わってきます。これはフェバリットを選んだ美しい選曲が効いていているからだとおもいます。
もう1つベースとドラムスがピアノと同じくらい重要な役割を果たしピアノトリオという形態の一番高いところに演奏をキープさせています。
来年3月にはブルーノートに来るみたいですが、楽しみです。
OUT OF TRACK / GIOVANNI MIRABASSI
GIOVANNI MIRABASSI(P)
GIANLUCA RENZI(B)
LEON PARKER(DS)
1 ディア・オールド・ストックホルム(トラディショナル)
2 ピエラヌンツィ(ジョバンニ・ミラバッシ)
3 南へ帰ろう(アストル・ピアソラ)
4 アローン・トゥギャザー(ハワード・ディーツ&アーサー・シュワルツ)
5 ル・シャンテ・デ・パルチザン(ジョゼフ・ケッセル&アナ・マーリー)
6 ジャスト・ワン・オブ・ゾーズ・シングス(コール・ポーター)
7 ズーム(ジョバンニ・ミラバッシ)
8 インプレションズ(ジョン・コルトレーン)
9 スーヴェニア・スーヴェニア(ジョバンニ・ミラバッシ)
10 ヒア・ズ・トゥー・ユー・イントロ(ジョバンニ・ミラバッシ)
11 ヒアズ・トゥ・ユー(ジョーン・バエズ/エンニオ・モリコーネ)
12 コンヴィテ・パラ・ヴィーダ(アントニオ・ピント&エド・コルテス)