JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

ノルウェー産三匹目じゃ NORWEGIAN SONG 3 / DAG ARNESEN

2010-12-15 22:59:00 | 聞いてますCDいいと思う


DAG ARNESENのほんのり暖かいピアノの運びが大好きでした。
ノルウエーの曲を演奏したここのところの2枚、これがかなりヒットだそうで、それはそれでうれしい限りですが、なんと3作目が出るとは、ちょっとびっくりです。
ベースが女性に代わって、そして管をいれて変化をつけているのは3作目では必要でしょう。
1曲目のピアノの音だしはさすがです。この人の持つ暖かさがじんわりと伝わって、このイントロだけでアルバム全体を知るようです。
そこにミュートのメロディー、かなり枯れた音は好みもありますが、この曲にはぴったりとはまった感じです。
3枚目のアルバムとしては変化を入れた、スィート・ジャズのLasse Tornqvistとヤン・ラングレンのデュオを並んだような感じです。
2曲目では、こんなに音が抜けてもいいのかと思うようなかすれペット音、これは好みが出ます。(私はこの手は得意ではありません。)
3曲目女性のベースがエレベで入ってくると、ちょっとステーブ・スワロー的な節回し、その後のペットも少し抜け感が減って違和感なし、よかったよかったです。
4曲目は童謡みたいな曲をラップ調で、というところが3作目の苦労でしょうか、私としてはあまり好みでありません。
そんななかArnesenの曲でのトリオ演奏の5曲目、これまでと同じようなやさしい思いを弾いたような、これがあるからいいのです。
6曲目はグリーグの曲を、これは結構おとなしい曲ですんなりと終わり。
7曲目でまた変化を入れてサンバリズム、Arnesenさんお年ですががんばっています。
8曲目はとても落ち着いた曲にミュートのペットが戻ります。マイナーな曲調にうまくミュートのラインが続いて安らいだ感じです。
9曲目この女性ベーシスト、低音の音がとてもきれい、好きなタイプです。
10曲目は抜けの効いたまたミュートが入って、でもここまで聴いてくるとわかっているので雰囲気はいいのですから、頭が納得してくれました。
あまりにヒットした前作たちがあるので続きが出たのでしょう。今回少し変えたところで、そして大きく変わっていないところで、聴いていて安心もあり今回も失敗ではありません。

まさか泥鰌が3匹では、アルバムの出来も良いの題としてでひどすぎるなとおもいながら、まあノルウェー産をつければいいかと思って、ハイ、ゴメンナサイ。

NORWEGIAN SONG 3 / DAG ARNESEN

Dag Arnesen (p,syn)
Ellen Andrea Wang (b,el-b)
Pal Thowsen (ds,per)
Palle Mikkelborg (tp,flh,beatboxing)
2010年8月録音

1.Close At Heart
2.Astrid mi Astrid
3.Dialogue
4.Paul On The Hillside
5.A Morning On Vareggen's Summit
6.Ballad
7.Norwegian Valley Song2
8.Good Night
9.Dancing Power
10.The Interval Signal


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする