この頃記事のアップ率が下がっているけれど、同じ理由からなのだろうか本を読み終える速度が落ちている。一つの機能が不全になりつつあるのだろうか。
大好きな作家マイクル・コナリーが続々と本を足て、本屋さんで新作「素晴らしき世界」を見つけたのが去年の11月、すぐに買ったはいいけれどなかなか進まず読み終えるのに2カ月もかかってしまった。ボッシュに深夜勤務のバラード刑事がコンビになる新しいシリーズだった。
コナリーのボッシュ・シリーズではボッシュがジャズを聞くためジャズのアルバムのことが出てくるけれど、今回はジャズを聞く暇がなかったみたい。代わりに邦題がルイ・アームストロングの「素晴らしき世界」になっている。原題が「Dark Sacred Night 」なのでなぜかなと思ったら、答えは訳者のあとがきに書いてあった。気になる方はそちらで確認ください。
ボッシュ・シリーズも32作だそうで、すべて付き合ってきた。ここ2作ぐらい作風が変わったと思う。このボッシュ刑事を主人公にしたTVドラマが放映されているそうで、今回も原作となっているようだ。アメリカのTVドラマのスタイルでいくつかのことが並行して深耕していくっていうのが多いけれど、本の方もそんな感じになってきている。ちょっと事件がいろいろ並ぶから、犯人のスケールが小さくなってきているように感じるのは私だけだろうか。何回かに一度はTVじゃなくて映画スケールも出してほしいと少し考える。
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