「聖歌、讃歌、舞踊」とタイトルのついた、ピアノのVassilis Tsabropolosの曲を間にグルジェフの曲を演奏したアルバム。キースのグルジェフはきいたけれど、その曲とどれが同じだかはわからない。(調べるのが面倒)
しかしここ、チェロの組み合わせで、そこにある世界が数倍に広がっていいる。
宗教的な祈りのモードがぴったりな表現になった。
アルバムでは1曲目から5曲目がグルジェフの曲になるけれど、何とも神秘的、敬虔ななにかが曲にまとわって流れているような気を感じる。
同時にVassilis Tsabropolosというピアニストの才気も上げとかなければいけないだろう。6~10曲目は彼の作曲による。
2曲目、神秘主義とかの理論はわからないけれど、ある意味ズゥッズゥと聞いてくる深い落ち着き。
3曲目は”祈り”になるのだろうけれど、ピアノとチェロの比率というかそれぞれが、まさに2者が祈りの世界にあるような落ち着いた雰囲気。
4曲目は民族的な舞曲の雰囲気をベースにしかし落ち着いた曲。
5曲目は中間曲として、短い間奏なのだろう。
続いてVassilis Tsabropolosの曲が5曲続くのだけれど、基本的にグルジェフの曲調とかわらない。グルジェフの音楽に同調しているということなのだろう。逆にもっとシンプルにグルジェフ的な音が続く。
11曲目から16曲目が再びグルジェフの曲になる。間奏にの後には、テーマはシンプルなのに何ともピアノと溶け合うような演奏、れをチェロで演奏するといることに至るレイチャーの発想に敬意を表したい。
ということで Anja Lecher がグルシェフの音楽を演ったのに感動したので、ほかにもレイチャーを買ってみた。
前から持っているのと並べてみよう。
Chants,Hymns and Dances / Anja Lecher Vassilis Tsabropolos
Anja Lecher cello
Vassilis Tsabropolos piano
Recorded December 2003
1. Chant From A Holy Book
2. Bayaty
3. Prayer
4. Duduki
5. Interlude 1 Vassilis Tsabropoulos:
6-8. Trois Morceaux Apres Des Hymnes Byzantins
9. Dance
10. Chant Georges Ivanovitch Gurgjieff:
11. Interlude 2
12. Assyrian Women Mourners
13. Armenian Song
14. No.11
15. Woman's Prayer
16. Chant From A Holy Book, Var.1
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