実際の曲に対してどのように対応していくかについての研究。
まずこの曲に対しての構想を決めて、それの表現を演奏構想として考えよう。
この曲のイメージはこのようなもの。
優雅なふるまいの白鳥、その動きの中に強い意志と優しさがあり、それを表す。白鳥は時とともに去るが、白鳥の優しさの余韻が残る。そんな白鳥への感謝の思いを表現する。
というと一般的なイメージだけど、宮田大チャンは、個人的な思いを込めていきたいと言っていた。
ということ実際には楽譜上での注意事項から決めていかなければいけない。ここで手にはいる”白鳥”の演奏について調べていく。
”白鳥”についての演奏解説の楽譜を並べてみる。なっているスズキ、指導者黒川氏、チェリストの新倉氏の監修楽譜を並べてみる。
色を付けたところは、スラ―とか弓使いとかの表現が違っている。並べると結構違うと思ったけれど、要は曲表現であまり問題ではない。
構想が決まっているので、それに合わせての各小節の作り方になっていくのだろう。
この曲の勝負はビブラートとよく言われるが、そこのところは、実は一番弱い。(じゃ何で選んだということになるが)
そこを挑戦しつつ、各小節を読み込んでいく。
読んでいて大切なのは休符の扱い。休符がないところとあるところには作者の意思があるわけで、ここをちゃんと表現したい。
ということでここからは大変難しく(技術的に)なるけれど、練習の重要部分を纏めておこう。
1 フレージング 音を明確に表現するよう意識しよう。例えばヴィブラートをシャープに表してい
くような、もちろん正確な音程。
2 アーティキュレーション 曲のまとまりを作るために曲の流れの強弱をきちんと作ること。
3 アクセント 曲の中のポイントを決めてそこを表現すること。
4 イントネーション 微妙な音の表現を確認すること。 ビブラートの音の出し方とか。
5 グルーヴ 曲を歌うことが大切、これがなければ聞いている人は楽譜の並びを聴くことになる。
って並べてみたらかなり重要。後3か月、このことを考えなたら頑張りましょう。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます