ポーランドのサックス奏者zbigniew Namyslowski(通称ナミサン)はポーランドのJAZZ発展の中でずっと重要な地位を占めている一人者で、今でも活躍しているミュージシャンです。ネット上で検索できる映像ではトロンボーンが競演しており、彼の息子であるようです。
このアルバムも同じく息子との2管のクインテット演奏です。
家族で演奏することは、お互い気が合うことと、協調をしなければいけないので、うまくいけば、素晴らしく楽しいと思います。実際私も、息子が音楽の試験対策でリコーダーの合奏に付き合った事は良い思い出です。
このナミサンのアルバムはただし、アルバムのできが重要ですので、楽しいだけでは行かないように思います。
トロンボーンとアルト・サックスの2管にピアノ・トリオ、このような組み合わせは多くないと思います。
フレージングに自由なアルトと、早い音運用が大変なトロンボーンを並べることは、サウンドを作る上で正解でしょうか。どうしても重いトロンボーンの運用にテーマの形は規制されてしまいます。技量をいうのでなく、組み合わせが厳しく、なお且つ、リーダー格が息子のトロンボーンを大切にするのが当たり前で、トロンボーンが出来るサウンドが中心になって枠を感じます。
演奏はアルトサックストロンボーンのユニゾン演奏で始まるパターンが多く曲調が似てしまいます。そのようななかでは、5曲目、ソプラノサックスのメロディから始まる演奏は流れるメロディが強調され、そこにドラムスの多彩なリズムとモーダルなピアノソロ、エルビン・ジョーンズとマッコイ・タイナーを思い出します。
ピアノ、ドラムス、ベースの技量は素晴らしく、このトリオの演奏部分、およびサックスが入ったところは素晴らしいのですが、トロンボーンが入るとちょっとキックが落ちます。
親子で一緒に演奏することは何よりにも楽しいことだとは思います。
ユニゾンでお互い息が合えばこちらのほうが大切と思ってしまう事はないにしても、傾向は出てしまっているのでないでしょうか。
今後ナミサンがどのようなアルバムを作っていくかはわかりませんが、グループとしてトロンボーンをもうひとつの管楽器として、サウンド作りをしていくことは、彼の流麗な、自由奔放なフレーズをそぐようで、いいと思えないのです。
それを含めて悪いわけでないので、チョット困ります。
Assymentry / Zbigniew Namyslowski
Zbigniew Namyslowski alto & soprano saxes
Jacek Namyslowski trombone
Slawek Jaskulke piano
Michal Baranski bass
Grzegorz Grzyh drums
Pawel Dobrowolski frums 2,7,8
1 Pocwiart
2 Powinnowaci
3 Gradient go
4 Blues 4-2
5 Another 5
6 Polly Arrhytmic
7 Za kloda kloc, za klocem klode
8 Trino
9 Lou duff kha
このアルバムも同じく息子との2管のクインテット演奏です。
家族で演奏することは、お互い気が合うことと、協調をしなければいけないので、うまくいけば、素晴らしく楽しいと思います。実際私も、息子が音楽の試験対策でリコーダーの合奏に付き合った事は良い思い出です。
このナミサンのアルバムはただし、アルバムのできが重要ですので、楽しいだけでは行かないように思います。
トロンボーンとアルト・サックスの2管にピアノ・トリオ、このような組み合わせは多くないと思います。
フレージングに自由なアルトと、早い音運用が大変なトロンボーンを並べることは、サウンドを作る上で正解でしょうか。どうしても重いトロンボーンの運用にテーマの形は規制されてしまいます。技量をいうのでなく、組み合わせが厳しく、なお且つ、リーダー格が息子のトロンボーンを大切にするのが当たり前で、トロンボーンが出来るサウンドが中心になって枠を感じます。
演奏はアルトサックストロンボーンのユニゾン演奏で始まるパターンが多く曲調が似てしまいます。そのようななかでは、5曲目、ソプラノサックスのメロディから始まる演奏は流れるメロディが強調され、そこにドラムスの多彩なリズムとモーダルなピアノソロ、エルビン・ジョーンズとマッコイ・タイナーを思い出します。
ピアノ、ドラムス、ベースの技量は素晴らしく、このトリオの演奏部分、およびサックスが入ったところは素晴らしいのですが、トロンボーンが入るとちょっとキックが落ちます。
親子で一緒に演奏することは何よりにも楽しいことだとは思います。
ユニゾンでお互い息が合えばこちらのほうが大切と思ってしまう事はないにしても、傾向は出てしまっているのでないでしょうか。
今後ナミサンがどのようなアルバムを作っていくかはわかりませんが、グループとしてトロンボーンをもうひとつの管楽器として、サウンド作りをしていくことは、彼の流麗な、自由奔放なフレーズをそぐようで、いいと思えないのです。
それを含めて悪いわけでないので、チョット困ります。
Assymentry / Zbigniew Namyslowski
Zbigniew Namyslowski alto & soprano saxes
Jacek Namyslowski trombone
Slawek Jaskulke piano
Michal Baranski bass
Grzegorz Grzyh drums
Pawel Dobrowolski frums 2,7,8
1 Pocwiart
2 Powinnowaci
3 Gradient go
4 Blues 4-2
5 Another 5
6 Polly Arrhytmic
7 Za kloda kloc, za klocem klode
8 Trino
9 Lou duff kha
このアルバム、技量がどうのと言うよりか編成ではないでしょうか。
それにしても、可もなく不可もなくというのは、困ります。私ボントロにはかなり厳しいので、普通の人はいいと思うかも知れません。
記事で書いておられることは、大変にシビアですが私も危惧していたことです。
彼は作曲の天才なのですが、同時にアルトの天才でもあるわけで、アンサンブルとしてそれについていくのは並大抵の技量では難しいのです。
とりあえず『Standards』というアルバムを聴いた限りでは息子のヤツェク君は可もなく不可もなくという感じでしたので、全面的に参加させたこの作品はどうなるのだろうと思ってました。
現人神ナミさんも親バカ、人の子ということなのでしょうか。
ここは一つ、厳しく突き放して欲しいものです(笑)。
しかし彼のサウンドについていけるボントロ・・・。
マンゲルスドルフやザッパバンドのブルース・ファウラー、ビル・ワトラス辺りならいけるかも知れません。
失礼します。