昨日書いたチャーリー・ヘイデンの“リベレーション・ミュージック・オーケストラ”に関連して、長らくはっきりしなかった点があるのがこのアルバムです。スペインのテナー奏者が当時まだ売れていなかったパコ・デルシアと録音したアルバムです。疑問だった点はこのアルバムの3曲目“EL VITO"という曲で作曲がテナーのペドロ・イトゥラルデになっていますが、その曲が昨日の2曲目と同じではないかと思っていることです。購入したのはこのアルバムの方が後なのでマネと思っていましたが、実は録音はこちらのFLAMENCO JAZZのほうが先です。今回聞き比べるとやはり同じメロディが流れます。確かな経緯は計り知れませんが、推測は出来ました。1987年に再発されたリベレーションのCDでのライナーノートには書いてありませんが、1970年のLPレコードのライナーノートに悠 雅彦氏がヘイデンが書いた部分を翻訳しています。リベレーションの2曲目は1930年の映画“マドリードで死ぬために”で使用されたサンウドトラックのスコアを少しだけ変えたものだと。ここで推測が入りますが、映画のサントラを書いた人がどのように題材をとったか解りませんが、スペインの民謡等が題材になれば、それを知っているスペインの奏者が似た曲を作曲したとしても解らないわけではありません。もしくはそのサントラを聴いた人が同じ民謡として曲にしたのかもしれません。すごく似ているけど。まあ私としてはこのテナー奏者がこの映画音楽に多大な影響を受けたと思っています。もうひとつもっと期待するのは、カーラ・ブレーは絶対このアルバム聴いている思いたい。
長々書きましたが、実はこのアルバムそう書きたくなるほど影響力があるすばらしいアルバムです。
PEDRO ITURRALDE PACO DE LUCIA / FLAMENCO-JAZZ
Pedro Iturralde ts
Dino Piana tb
Paul Grassl P
Erich Peter bass
Peer Wyboris drums
Paco de Lucia g
1 VALETA DE TU VIENTO 風と風見鶏
2 CANCION DE LAS PENAS DE AMOR 愛と悩みの歌
3 EL VITO エル・ビート
4 CANCION DEL FUEGO FATUO 狐火の歌
長々書きましたが、実はこのアルバムそう書きたくなるほど影響力があるすばらしいアルバムです。
PEDRO ITURRALDE PACO DE LUCIA / FLAMENCO-JAZZ
Pedro Iturralde ts
Dino Piana tb
Paul Grassl P
Erich Peter bass
Peer Wyboris drums
Paco de Lucia g
1 VALETA DE TU VIENTO 風と風見鶏
2 CANCION DE LAS PENAS DE AMOR 愛と悩みの歌
3 EL VITO エル・ビート
4 CANCION DEL FUEGO FATUO 狐火の歌
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