パオロ・フレスとのデュオアルバムで、完全に評価が変わったバンドネオンのDaniele di Bonaventuraは名前がまだ覚えていたので、中古屋さんにあるのを拾ってみました。
2013年録音でDanieleのリーダーアルバムとしては一番新しいもののようです。
これが2枚組で一つはギターでもう一枚はなんとバンドネオンじゃなくて、ピアノを弾いていました。
そちら何とベースはYuri Golubevこれは面白いかもしれません。
まずはCD1は知らない人たちとだけれど、フレスとのアルバムで認識したダニエーレの曲の良さが伝わる演奏です。
こちらは、勘違いしていたダニエーレの作曲の良さというか、バンドネオンを通じて歌っているという感じです。
端追ってしまいますが、アルバム全体、バンドネオンがアコのギターとトータルを作っている感じでいい雰囲気ねという感じです。
ピアノを弾いている方はどうでしょう。
1曲目クラシックのエチュードのようなシンプルで整った曲、ユーリのベースラインなんかチェロを聴いているようです。
2曲目も落ち着いた美しい曲。
4曲目、ユーリのソロ、5曲目もクラシカルなユーリのアルコからと、こちらのCDではユーリが大活躍です。
7曲目ではキースを思い出しました。スタンダード・トリオのようなリズムとの三位一体のゴスペル調の曲。
テクを披露するというピアノではなく、自作の美しい曲の表現にピアノが良いと考えたようです。
バンドネオンとピアノの発声の違いでアルバムが2枚になりましたという感じです。
どちらのCDも気張らずに聞けて、フレスのあのアルバムをもうすこし気楽にした感じです。
でただ一つ解らないのがこの写真。見開きのジャケを開くとこれがあるのだけれど、なんでしょう。
そういえば表のデザインの中心にあるものも実に謎です。
Nadir / DANIELE BONAVENTURA
cd 1
Daniele di Bonaventura, bandoneon
Marcello Peghìn, chitarra
Felice Del Gaudio, contrabbasso
Alfredo Laviano, percussioni
1 Maria e il mare
2 Così lontano...così vicino
3 Sine nomine
4 Preludio e danza
5 Litania
6 Nadir
7 Vola vola vola
8 Canto
9 L'ultimo addio
10 Maria e il mare - Reprise
cd 2
Daniele di Bonaventura, piano
Yuri Golubev, contrabbasso
U.T.Gandhi, batteria
1 Kyrie Eleison
2 La mia terra
3 Giochi tonali
4 Metafora semplice
5 Diaries
6 Nadir - Piano version
7 Movimento Andino
8 Corale
9 Tony's lament
10 Orizzonte
11 Preghiera
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