今年はGARY BURTONの当たり年みたいで、1971年東京サンケイホールで収録されたものがリリースされるのを知ってゾクゾクしながら待っていた。
5,000円の値段でも買おうと思っているのに、生活支援ということで1,000円という、プレゼントみたいな感じです。
1971年のこのコンサートは見に行っていないけれど、私的には「with Keth」と「good vibes」の2枚だけだったサム・ブラウンとの演奏が増えることと、懐かしい曲が聴くことができて、バートンの新作と同じくらいうれしい発売なのです。
岡崎正通氏がライナーを書いておられますが、読んでいてえらい勘違いをしていたのに気が付きました。
ゲイリー・バートンが自分のグループを率いて最初に来日したのは1968年12月3日にコンサートを行いましたが、これを私は見に行っているのです。バートンのLPを買ったら2階か3階かの席がプレゼントについていたのです。(今考えると凄いプレゼント、買った人全員です)
1968年には「イン・カーネギー・ホール」と「葬送」が出ているからどちらのアルバムについていたのかは忘れてしまったけれど、カーネギーの方だと思います。(でも時期的には「葬送」かもしれない。)
勘違いはこの時の来日メンバー、ギターはラリー・コリエルだったと思いこんでいたのが、岡崎氏がジェリー・ハーンだと書かれているからこちらは記憶を書き換えてしまっていたのでしょう。
出ているアルバムではジェリー・ハーンは1969年の「カントリー・ロード」からだから1968年の来日はコリエルから変わってすぐだったのでしょうね。コリエルが記憶になっているのは、たぶんライブ・アンダーか何かでコリエルがフィード・バック奏法をするのをみて大笑いしたのが残っているのでしょうね。
という記憶の塗り替えが40年ぶりぐらいに明らかになったのでした。
というのは今度のアルバムには関係ないか。今度のアルバム、1曲づつは書かないけれど、まず第1に古いバートン・ファンにはうれしいプレゼント。
バートンも幾つかの時代で変わっているから、この時代が充実されることが特にうれしい。
第2の印象は5曲目“AFRICAN FLOWER”今これ演奏しても新鮮で素晴らしい。
そして第3がこんなにサム・ブラウンってうまかったけ、ただ好きだったと思っていたけれどアドリブも良く歌って、このアルバム実はサム・ブラウンが一番目立ちます。
これで1968年のIN TOKYOが聴けたらば10,000円でも買ってしまうけれど、そんなプレゼントはないでしょう。
LIVE IN TOKYO / THE GARY BURTON QUARTET
Drums– Bill Goodwin
Electric Bass– Tony Levin
Guitar– Sam Brown
Vibraphone– Gary Burton
M-1 BALLET / バレエ
M-2 ON THE THIRD DAY / 第三の日
M-3 SUNSET BELL / サンセット・ベル
M-4 THE GREEN MOUNTAINS / グリーン・マウンテン
M-5 AFRICAN FLOWER / アフリカン・フラワー
M-6 PORTSMOUTH FIGURATIONS / ポーツマスの情景
私は、71年のゲーリー・バートンの来日コンサートに行きました。
大阪のサンケイホールでした。6月頃ではなかったですか?
未だ、ジャズを聴きだして半年程経った頃でした。
ミッドナイト・コンサートで朝の6時頃に終わったような。
成毛滋とつのだひろのデュオーでスタートしましたが、私はこれで早くも疲れてしまいました。(笑い)
日野てる正とか増尾のグループも出ていました。
増尾は、調子悪く、ゲーリー・バートンとのジャムもイマイチで後でファンに謝っていました。
まぁ、古い話ですが私も良く覚えてるは。ワハハ。
Netheroさんこんにちはmonakaです
こんな古いコンサートにもいかれたのですね、っていうことはかなり年齢近いのですね。
成毛なんてなんと懐かしいことですね。
私はこの一連のコンサートにはまるで反応していなくて、今回のアルバムが初体験でした。
バートンは、メセニーのCDをジャズ批評の記事を読んで知り、図書館で借りたり、レンタルや中古で買ってきたりして聴いています。
ECMの自選のベスト盤、ラルフタウナーの共演作を含めて40枚ほど聴きましたが、『アローン・アット・ラスト』と『パッセンジャーズ』とこの『Live In Tokyo』も聴いてみたいです。近年の小曽根やチックとの共演アルバムは良かったです。ゲイリーとチックの『The ECM Recordings 1972-79』は、レンタルでもないので、買うしかないのです。『In Concert, Zurich, October 28, 1979』のSHM-CDでも、LPの全曲収録ではなかったので、このBOXでしか聴けないのが悔しいです。
ECMで同様の被害にあっているのが キースジャレットの『Concerts(Bregentz)』もこのゲイリーのCDと同じく、カットしたeditionしか発売されてないですし。キースの『Hymns/Spheres』は、漸く全曲CDで聴けるようになりましたが、何でこう一貫性や配慮に欠けてるのかが、ずっと、ひかかっています。日本人だったら、すぐ別テイクを入れたりしますが。
長い間レコード会社ともおつきあいしてきましたので、ちょっと遠い親戚ぐらいで腹を立てなくなっています。
バートンはこの時代がというかこの2年前に見てそのころからの大ファンです。
本日、こちらもこのアルバムの話題を掲載しました。
http://sun.ap.teacup.com/vibstation/2144.html
ライナーノーツでは触れられていないその後の事なども織り交ぜております。
サーチで「The Gary Burton Quartet Live In Tokyo」と入れるとmanakaさんのブログがトップに表示されていたので嬉しくなって来ました。
サム・ブラウン。ジェレミー・スタイグのアルバムや、リチャード・デイビスのアルバムでも聞いていました。懐かしいです。
赤松さんほどバートンの情報をもっていらっしゃる方はいないので、昔のアルバムの記事を読むとそうだったのかと溝が埋まってとてもうれしく思います。
このアルバムの収録もまるで記憶がないので、多分このころからバートンから離れ始めていた時期なのですね。
この時期になって空いた穴は埋めています。
サム・ブラウンはもう少し長く生きていた人に入りますね。