JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

前衛でなく尖鋭  SIREN / Uri Caine

2011-07-25 20:45:53 | 聞いてますCDいいと思う



ユリ・ケインはエレピからアコーステックまで幅広くこなす人で、何処に参加していても気になるピアニストです。
新しいアルバムはいつものWINTER&WINTERからのピアノ・トリオでドラムスはかなり一緒のBEN PEROWSKYでベースのほうはJOHN HEBERT、ピアノ・トリオとしては2004年の「Live at the Village Vangard」からベースが替わったメンバーです。
ジャケも結構似た感じだし、演奏も延長にあるようです。
1曲目リズムを強調した強いピアノから始まり2分ちょっとの短い演奏、2曲目はすぐアドリブに入っているような演奏はテーマとソロというわけ方をせずに3人がインプロで曲をつくっていく感じです。
4曲目粒だったピアノのフレーズが疾走する感じ。
5曲目、4ビートなしのインプロはフリーとはなっていませんが、つっとんがって、前衛とはいわずにJAZZの尖鋭です。
6曲目でドラムスがしっかりした4ビートをきざみますが、ピアノは簡単にはメロディアスにならない、リズムに乗ったベース・ソロがカッコいい。
7曲目フリー・インプロからこれは“ドルフィン”だと気がつくのは一瞬のフレーズが何度か顔を出すからです。
8曲目1曲だけはヨーロッパをかんじるクラシカルな静かなバラッド
9曲目、尖鋭としたインタープレー
10曲目少しゆったりとした、ブルースを感じさせる演奏。

ここのところニューヨークでのJAZZライブ状況も調べだしましたが、ケインのトリオ演奏しているみたいです。NYでこれを選ぶかどうか、そこはちょっと考えてしまいます。 

SIREN / Uri Caine

Uri Caine (p)
John Hébert (b)
Ben Perowsky (ds)

1. Tarshish
2. Interloper
3. Siren
4. Crossbow
5. Smelly
6. Succubus
7. Green Dolphin Street
8. Foolish Me
9. Calibrated Thickness
10. Hazy Lazy Crazy
11. Free Lunch
12. Manual Defile


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