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どのように聞く「クール・ナイツ」 Cool Nights / GARY BURTON

2023-08-29 09:38:56 | 聞いてますCDいいと思う


ゲイリー・バートンのバイヴの阿多r椎野がききたいけれど、無理なので代わりにジョー・ロックの新しいのを聴いた。
バートンのアルバム保有はかなりだけれど、これ知らないというのがあった。
GRPじだいのもので、しらないはずないからすっかり忘れていたアルバムだ。180円ととてもやすいので(送料は500円)即買った。
何で忘れたんだろうとかんがえたら、きっと記憶から消していたのかもしれない。GRP時代のバートンをあまりおかけなかったのはこのアルバムのせいかもしれない。このアルバム、バートンがスムースウ・ジャズにチャレンジしたもので、当時なんだコリャと愕然としたのだろ。
だせば問題作となるバートンがこのようなの出すかということだったのだろう。(記憶が完全にない)
ということで、取り寄せたこのアルバム、果たして悪いのだろうか。メンバー見ればこれは一流揃い悪くないはずです。
まずこのあらば無は冷ややかにうけとられ、まったくヒットしなかった。そこら辺んがこのアルバムが消えている理由だろう。
スムース・ジャズになりそうな曲をバートンが選曲している。参加メンバーの曲を別にして、ミシャエル・フォアマンが2曲、パット・メセニーの曲が3曲えらばれているのは、この二人がフュージョンの名人のあかしだろう。
大好きなミッシェル・フォアマンの”Gorgeous"は素敵な曲で2回録音されている。

  
  
「WHAT ELSE?」 1992年      「Mr.Clean」 2002年

まあ、フォアマン本人のほうに軍配が上がるけどしょうがない。バートンのアルバムの方は、特出したソロなどはさけてサウンドつくりを目指したものだから。なぜそうかといえばバートン自身がこのアルバムについて語っている。ちょっとながいけれど、このアルバムのことがよくわかるので、ちょっと長いけど引用してみよう。 「ゲイリー・バートン自伝」 論創社



 GRPに映った僕は望みどおり、新たなことに挑戦した。そこでまず、1990年にパット・メセニーとのコラボレーション『リユニオン』をリリースする。当時、ぼくは「スムースジャズ」という新ジャンルにも興味を抱いていた。~そのうち自分でも試してみたくなったわけである。そこで長年敬愛するピアニスト兼作曲家のボブ・ジェイムズと組み、僕が面白いと判断した曲をかき集めた。いずれもスムースジャズ特有の落ち着きを感じるものの、それぞれの曲には構成上の特徴がある。さらに、レコードにいつも取り入れる派手なソロ演奏やスピーディーなテンポは、今回限り使わないことにした。
 『クール・ナイツ』のリリースはあくびを以って迎えられた。つまり、大衆の藩の王を完全に読み違えていたのだ(これが最初でもさいごでもないのだが)いつものファンなら興味深い変化と捉えるはずだと思っていたし、どの過程で新しいファンも多数獲得できると踏んでいた。しかし以前からの聞き手はこのアルバムをまったく好まず、新しいファン層もほとんど築けなかった。僕が昔から気に入っているレコード批評誌の一つ、『ダウンビート』ではこう評されている。「『クール・ナイツ』はわつぃがこれまで聴いたなかで最高のエレベーター音楽である。 ~ 僕にとって”最高のエレベーター音楽”という言葉は自分がそもそも達成したかったことを的確に表現していたけれど、ジャズ・ファンにはどうでもよかったのだ。 ~ ぼくは失敗は恐れない。ただ挑戦したいだけだ。それがうまく行かなければ、別の何かを試せばいい。

ということで誰もが受けなかったとみとめるこのアルバム、どう聞くかという今回の回答。

Excutive Producerrのボブ・ジェームスのアルバムだと思って聞くと、バートンの音もいいし、周りも良いのでこれはあくびは出ないのである。

Cool Nights / GARY BURTON

Bass, Percussion – Will Lee
Drums, Percussion – Peter Erskine
Guitar – Wolfgang Muthspiel
Keyboards – Bob James
Tenor Saxophone – Bob Berg
Vibraphone – Gary Burton

1. "Going Home" Al Forman, Mitchel Forman 3:44
2. "Cool Nights" Pat Metheny 4:31
3. "With Mallets a Forethought" Bob James 6:35
4. "Take Another Look" Pat Metheny 5:38
5. "I Never Left" Tommy Kamp 5:08
6. "Gorgeous" Mitchel Forman 6:35
7. "Huba Huba" Vince Mendoza 4:34
8. "Hopscotch" Wolfgang Muthspiel 4:41
9. "Artifacts" Bob James 6:09
10. "The Last to Know" Pat Metheny 4:47
11. "Farmer's Trust" Pat Metheny 6:31

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