JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

FLIGHT ON EARTH with MENDOZA NIGHT ON EARTH / VINCE MENDOZA

2011-10-05 22:30:29 | 聞いてますCDおすすめ



週一回の出張がしばらく続いているけれど、今日は早い時間に飛行機で宮崎です。 英会話から再びお気に入りを入れなおしたipadからは、まずは空港まで Eric Lagnini「Ballads」 です。 チェック・インを済まして出発待ちは  Duke Jodan 「Fligt to Danmark」 そして飛行中は新しいアルバム、ビンス・メンデューサは皆さんほどきいていないけど、一番最初はなんだろう、「JAZZPANA」は大好きでした。 多くのアレンジをこなしてきた経歴か、力と歓びが湧き上がってくるようなメンバーが集まっています。 1曲目パクスァの響きから始まるので、アルバム全体が柔らかく秋につつまれた様です。 2曲目はギターのグエンからアバンクロンビーに変わって影ができ、アキムシーレのペットは題名“Poem of the Moon”からちょっと狂気が含まれます。アバンクロンビーがウエットな思い切り良いギター、気持ちよいです。ちょっと前は伊豆半島の上でした。



3曲目、ボッサのリズムにルチアーナ・スーザのVOCAL、題は“海”、私の足の下は遠州灘から熊野灘です。雲が出てしまいました。
4曲目、WRのようなシンセのアレンジにギヨームのSSが良い。
5曲目、ケニー・ワーナーのピアノとアバンクロンビーのユニゾンにロヴァーノのテナー、凄く高級なアンサンブルはメンデューサはいつも可能なのでしょう。
6曲目バンドネオンの“Addio”は南アメリカのフォー・ロアの香り、7曲目の“シェケレ”は隣の国に移ったぐらいの変化でアルバムとして落ち着いていて、ここにグエン・レが入って国籍不明なコズミックになります。



8曲目ストリングスを大きくフューチャーしてワーナーとロヴァーノは距離が測れないような遠近感のソロは雲の中のようです。



9曲目で形のはっきりしたバンドネオン、パスカァのソロは親しんだハーモニーで心が安らぎます。
10曲目“グラシャス”のジョンスコのソロはゆったりとして地上に近づいていきます。
11曲目、パスクァのピアノからは旅の終焉で振り返るような全体を総括するような感じです。
12曲目、クラシカルなチェロのソロから、ここで再生への賛歌、再び新しい道がゆっくりと始まりを告げるようです。

ということでそろそろ雲を抜けて着陸態勢に入りました。


気温16度だって、東京より寒いし、雨だ。
現実に戻されて、さて仕事です。

NIGHT ON EARTH / VINCE MENDOZA

Vince Mendoza
John Abercrombie, John Scofield, Peter Erskine, Louis Conte, Larry Goldings, Kenny Werner, Alan Pasqua, Fred Sherry, Bob Mintzer, Joe Lovano, Ambrose Akinmusire, Luciana Souza, Hector Del Curto, Tom Diakite, Nguyen Le

1. Otono
2. Poem of the Moon
3. Ao Mar
4. Conchita
5. The Stars You Saw
6. Addio
7. Shekere
8. Beauty and Sadness
9. The Night We Met
10. Gracias
11. Everything Is You
12. Lullaby

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Gentle でありたい THE IMPOSSIBLE GENTLMEN

2011-10-03 21:52:22 | 聞いてますCDおすすめ


今年になって出会ったピアニストで一番吃驚したのがグイリム・シムコックじゃないかと思う。
2月10日に“装丁のしっかりした”という記事で「BLUES VIGNTTE」を、翌11日には“ピアニスト狩り、失礼”で「Good days at Schloss Elmau」を取り上げました。

ピアノソロだったりのアルバムで、上手いのだけどjamになったらどんな感じだろうと、おもっていたら、プロデュースも務めて、興味深い組み合わせでアルバムを出してくれました。
気がつかないままに通り越しそうになりましたが、blog仲間の音楽狂さんが取り上げてくれて、知りました。netでなんと1,000円もしない値段で手に入れました。

1曲目、ピアノとギターのユニゾンのテーマは、バックのリズムも加わってとても緊張感ある出だしです。スワローのベースは最近フワッとした感じになっていますが、ここではとても締まったハードな感じ、エッジの効いたピアノとドラムスの影響と思う。
3曲目、シムコックがこのメンバーのなかで存在感充分、ゆったりした曲も、シャープな曲も弾きこなす、この3作目でUKで一番前に人じゃないかと思います。
ギターのマイく・ウォーカーという人のソロ、いろんな面がみえて、ここではプログレのバラッド・プレーという感じ。
4曲目、タイトな汀間は生で演奏したら映える感じです。
6曲目ギターがとても美しいテーマを弾きますが、曲名は“Gwil’s Song”だそうで、交友のをgentleというのではないでしょうか。

日ごろgentlemanじゃないとなじられているけれど、急速にimpossibleじゃなくてpossibleなgentlemanになる必要がでてきました。
親切で思いやりのあるジェントルマン、生まれの良さは今更どうしようもありませんが、付け焼刃でもいいから少し気をつかわないと。

「Excuse Me ma'am.」

私どうした訳かエレベーターに一番に乗ってしまいます。 イカン
レストランで手をひらひらして人を呼びそうです。 イカン

「Solly ma'am.」

gentlemanに見えるようにカッコは整えましたが、もう少し身につけなければ。

「Hei,ma'am」

空想していたらアルバムからはなれてしまいましたが私、アルバムのスワローよりかはましな表情でいけそうです。

 

表情はともかく、メンバーの纏まり具合がとても良く、なおシムコックの実力がはっきりと認識できたアルバムでした。この時期、彼らも別の大陸をツアー中のようです。

THE IMPOSSIBLE GENTLEMEN

Gwilym Simcock (p)
Mike Walker (g)
Steve Swallow (b)
Adam Nussbaum (ds)

1.Laughlines
2.Clockmaker
3.When You Hold Her
4.You Won’t Be Around To See It
5.Wallenda’s Last Stand
6.Gwil’s Song
7.Play The Game
8.Sure Would Baby
コメント (6)
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準備1

2011-10-02 22:21:08 | その他


どこそこの朝を迎えたとか、どこのバーに座っているなどとウソばかりかいているから、一度ぐらい本当に座ってみたいと思い始めました。ハッピー・リタイアしたら、イタリアの石畳をあるいてみようなどといっていたら、それより少し早くに、そちらとは反対方向に行く事になりました。
仕事は突破の事も入ってきたのですが、その前に日程をきめてしまっていたので、入社以来の一番大きなわがままをいって、ちょっと長いお休みを認めてもらいました。

そのようなことがきまったので、まだ先ですが、準備に入っています。
前半はお決まりの観光、後半は田舎町で町の生活をということで、後半の事はほとんど決めずにnycでの行動予定から、勿論JAZZも少しはみる事ができそうです。

nyにいるときにはブルー・ノートがパット・メセニーとラリー・グレナダーのデュオですが、これはパス、ワタナベ・カズミもいるようですがこれはわざわざnyでもないでしょう。
バスター・ウィリアムスに興味はありませんが、そこでピアノをひいているのがG・コリガンなので、調子にのったら行くかもしれない。
かってを知らない街なので、どれほど動けるか、ついた日にはイスラエル出身のピアニストEhud Asherieと安定して人気のある中国系ベーシストDavid Wong(ヴァンガード・ジャズ・オーケストラでも来ているし、スモール・コンボでもかなり弾いています)がsmallでディオをしているけれど、ちょっと早くて間に合うかどうか。
Jazz GallryのJoe Sanders(bass)&INFINITYというのも気になるけれど、女子供がいっしょだから(まあオクサンと息子夫婦だけど)ちょっと無理だろう。
ということで、無難は無難だけれど、いかにもこの街、このお店でこの人を聞くのが良いだろうとバートランドのニコラス・ペイトンをny最後の夜に予約しました。(してもらいました、お嫁さんに)

後二日目にはオフ・ブロードウエイのFueruza bruta(これをかなり楽しみにしています)最後の日の昼間にブロードウエイのビリー・エリオットを予約しました。

完全遊び旅ですが、突然の仕事対応にPCを持っていく事にしましたので、あちらから様子を報告できるかも知れません。

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儚さのひとしお

2011-10-01 23:53:29 | その他
こちらの地域では、消費電力の削減からか、真夏の花火大会が中止になっていたようです。
今は川を渡った反対側にすんでいますが、そういえばずっとこの川沿いにすごしていました。今回その向こう側は結局中止にしたようで、こちら側のみ短い花火大会になりました。
でも実際に出かけたことがありませんでしたが、お休みの夕方ということ、写真をとって遠くにいる子に送ろうと出かけてきました。

花火というものの、勢いと儚さをいつも感じますが、この季節がちょっとずれた今、足元を見ると秋虫などがいたりして、儚さがかなり増した、変な感じの面白い花火大会でした。

配り忘れたカードを 置いてみる 秋空

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