JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

余韻をつづけて  Pianology / Ketil Bjornstad

2012-06-18 22:15:09 | 聞いてますCDおすすめ


昨日見た映画「一枚のめぐり逢い」がとても良かったので、その余韻を大切にしています。
音楽も画面とマッチしていて、マイク・アイシャム大好きなもとジャズマンの映画音楽作家です。

映画のストーリーの軸がこの写真、天使のように主人公は感じるのです。



ストーリーではいやな奴もひつようですから、もちろん登場してその場面はなんともいやな感じですがそれはしょうがない。

音楽とか映画で結構楽しんでいるのですが、ぐうぜんにしちゃあつながっているなと思うこと、この映画の嫌われ役は、主人公の天使の分かれた夫。
この町の名士の息子で保安官、権力をかさにドメスチック・バイオレンスをふるう男の名前はキースです。
そして3日前から読み始めた大好きな作家の小説の主人公は、プリンという保安官補、こちらの元夫もドメステック・バイオレンスをふるう州の警察官で名前はキースでした。
小説の方はまだ途中ですが、こちらもなんかありそうです。

ということで良いめぐり逢いはつながってくるので、その映画の雰囲気をそこなわないアルバムにこれも3日前にめぐり逢いました。

ECMから出たKetil Bjornstadの新しいアルバムは2枚組で1枚はクラシックの演奏だそうで、どうしようか悩んでいたら、中古の棚にこのアルバムがあったのでとりあえず買ってきました。1987年の録音でピアノソロ・アルバム、2000年に台湾でリイシューされたようでこのような説明がついています。



レインボーでののソロは2004年3回に分けて録音された「レインボー・セッション」をもっています。全部で51曲でかなりのボリュームでした。
こちらはそれよりもかなりまえ、40分に満たない演奏ですが、とても静かな気分が、ということで昨日の余韻がそのまま、なんだか、映画の主人公の幸せの過程を静かに振り返り、その定めを綴っているような感じです。

ということで一つ一つ説明必要ない、ケティル・ビヨルンスタの曲と演奏だと、抽出されたような世界でした。

こうなるとやっぱり新しい、ソロも持っていないといけない気がしてきました。


Pianology / Ketil Bjornstad

Ketil Bjørnstad : piano
recorded Rainbow Studio, Oslo, Norway, 1987

1. Pianology ... i
2. Pianology ... ii
3. Pianology ... iii
4. Pianology ... iv
5. Pianology ... v
6. Pianology ... vi
7. Pianology ... vii
8. Pianology ... viii
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一枚のめぐり逢い

2012-06-17 19:55:44 | 映画


土日がお休みで土曜のうちにお見舞いにいけたので日曜日は久しぶりに映画を見に行こうということになった。結構すんなり決まった映画は早い時間だったけれど、こちらのライフスタイルにはあっているので一向に構わない。なんとチケット発売前についっていて3番目ぐらいで、席をきめてからレンタルでかりたCDをポストに返却したりしていい時間をすごせた。

ってだらだらとか言っているのは、映画の余韻がとてもよくてもったいぶっているからです。
写真は映画の後の宝石屋さんの前のディスプレー、場所は銀座です。



これがその映画、イラク戦争で心に傷を負っている若者と、同じ場所で兄を失ってこちらも深い傷を持つ女性が癒されていく物語、ゆったりとした時間の流れのなかで、丁寧にえがかれていく物語は、残酷な戦場と反対側にあって、こちらも同じように傷がいえていくような気持ちになるのです。
戦場で拾った一枚の写真には彼女が移っていて、好運の女神のように彼を死から守ってすれるのです。アメリカに戻って探し当てえた彼女にも大きな傷がということで続きます。
俳優も皆よく(悪い元夫もそれなりに悪く)これは推薦です。
おばあさん役の女性がとてもチャーミングですが、主人公とは親子みたいにみえて、親子でもよかったのでは、でもよかった。




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告知 JAZZLIVE New York Session

2012-06-16 17:38:40 | サポート中、ライブ


世の中、告知ばやりと思っていたら、私もひとつ告知ができました。
オクサンの友達からメールが転送されてきました。
ニューヨークで活躍するいぶし銀(若手ではない)のギタリスト、三浦良樹さんのライブが東京と京都でおこなわれるとの知らせです。
 
じつはこの三浦さん、私とオクサンのクラスメートです。とても味のあるギターを一昨年聞かせてくれました。2009年に始めて聴いてとてもすばらしかったのです。
2010年の7月にも着てくれましたが、中国から帰った翌日で、なおかつ次の日が長距離の運転を控え1stで失礼しているので今度はとても楽しみです。
B-フラットは大きなお店ですから、皆様もぜひお運びいただきますようお知らせいたします。

三浦さんのメールですが、特に公開しても問題なさそうなので貼り付けます。
問題あったら会ったときに怒ってください。


みな様 こんにちは、

そろそろ日本は、梅雨入りの季節ですね。

皆様お元気でご活躍のことと思います。



ここニューヨークは、毎日温度差が激しく、今日は、真夏日

のようだと思っていると、明日はコートがいることもあります。



私は、相変わらず音楽に夢中で、年も構わずに飛び回っておりますが、

少し前に足を捻挫して、少し不便な目にあい、やはり気をつけねば

いけないと考えさせられる、今日この頃です。



去年の夏は、帰国できなかったので、今年は是非帰りたいと、

早くから日本での演奏を考えて計画していたので、今年は、

関東だけだはなく、関西でも演奏させていただけることになり、大変張り切っております。

新しい曲も出来てきたので、今年は、オリジナル新旧取り交ぜて沢山演奏したい

と思っておりますので、是非また皆様に演奏を聴いていただきたく、ご案内申し上げます。



また、私の長年の音楽仲間であった、ドラマーのWade Barnesが

3月に若くして他界しまいましたが、彼からコンテンポラリージャズ (近代ジャズ)

に対する影響をかなり受けました。私のジャズに対するアプローチも少しずつ変わって来ました。

私の曲や演奏の変遷を感じていただけたら幸いです。



どの会場でも全力投球ですが、、

一応、東京では赤坂の B−flat が、広くて大きくて、メインコンサートになっています。

実はチラシの画面の大きさとお店のスケールが比例しているのです。(笑)



皆様にお目にかかれるのを楽しみにしています。 よろしくお願い致します。





三浦良樹

 

*スケジュール

6/21(木)関内 - ギグ   開演8:00pm カバーチャージ 2500円

中区蓬莱町2-5-1 タイムズテーション横浜関内ビル1F Tel:045-261-9219

JR関内駅南口下車3分

http://www.asahijazz.net/liveinfo/GIG.html



6/22(金)立川 - ハーフトーン 開演8:00pm カバーチャージ 3000円

  東京都立川市錦町1-2-5 2F Tel:042-525-3336

   JR立川駅南口歩3分

    http://www007.upp.so-net.ne.jp/halftone/



6/24(日)練馬 - インF  開演8:00pm  カバーチャージ 3000円

  練馬区東大泉3-4-19 津田ビル 3F Tel:03-3925-6967

  西武池袋線「大泉学園」北口下車 徒歩5分 

    http://homepage2.nifty.com/in-f/



6/28(木)赤坂 - Bフラット  開演7:30pm  カバーチャージ 3000円

   東京都港区赤坂6-6-4 赤坂栄ビルB1  Tel:03-5563-2563

   地下鉄千代田線「赤坂」駅下車。出口5bを出て、

   (赤坂サカス=ACT, BLIZ, Bizタワーのある一帯を背にし、)

   前方に薬ヒグチの看板を確認し、その方向に直進。ヒグチを過ぎると登り坂。

   2分登った右側の真っ赤な店。駅から3分。 http://bflat.biz/



6/29(金)高田馬場 - サニーサイド  開演8:00pm  カバーチャージ 3000円

  東京都新宿区西早稲田3-28-1理工社ビル2F Tel:03-5272-6119

   JR高田馬場駅より徒歩10分。早稲田通りと明治通りが交差す

  「馬場口」交差点を過ぎてすぐ左側。 http://www.sunny-side.jp/



6/30(土)江東 - ビッグホーン  開演8:00pm  カバーチャージ 1500円

  東京都江東区富岡1-7-4 3F  Tel:03-3630-0623

    http://heartland.geocities.jp/bighorn_web/



7/12(木)京都 - ラグ  開演7:30pm  カバーチャージ 3500円

  〒604-8001 京都市中京区木屋町通三条上ル 京都エンパイヤビル5F

   TEL&FAX 075-241-0446   http://www.ragnet.co.jp/live_spot_top.html

  

7/14(土)京都 - ピックアップ  開演8:00pm  カバーチャージ 3500円

   〒605-0084 京都市東山区八坂新地清本町370  

  (祇園富永町切通し上がる東側)ヤサカビルB1

   TEL/FAX 075-525-0595   http://www.gion-pickup.com/



7/15(日)京都 - ブルーノート  開演8:30pm  カバーチャージ 3000円

〒604-8021 京都市中京区河原町三条下ル四筋目BALビル東入ル

    TEL 075-223-0398    http://www.kyoto-bluenote.jp/

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まじめな追求で良いですが別の面みせて Walking Dark / Jasper Høiby - Phronesis

2012-06-15 22:42:07 | 聞いてますCDおすすめ


このグループの前作を持っていたと思うのだけれど、どうしても見つからない。
1曲目、3者が同時にインプロで始めるような緊張感あるスタート、そして陰影をつけながら、ソロも間に挟む、高いレベルの演奏です。
続けざまの曲は1曲目のDarkを強くしたような曲、このベーシストの娘さん(前作のジャケットの子
か)は視覚障害があるらしく、暗闇の中で演奏するという取り組みががるのです。
3曲目は“Democracy”という曲だからこれも闇の中の演奏だかは解りませんが、ベースのソロが曲を組み立てていく進行です。
4曲目、まじめな感じの演奏、、5曲目は哀愁が含まれます。
6曲目もとてもまじめに演奏している感じで、演奏自体はかなりレベルが高い、ベースは良い音でフレーズも良いし、ドラムスも今風、手数を見せます。
ですから聴いていてなかなか凄いと思います。
でも私の方は一寸曲がっているので、一寸まじめすぎる、隙間を埋め過ぎちゃったような、きっちり論理をもしくは主張を展開されたような、だからこちらもまじめにお答えしますみたいな。

少しも壊れないし、構築された行きかたができているし、ということでこれは好みかもの問題、アリャと心配するところがあっても、やるねという驚きもいる、このグループ凄いところの凄いところの域を壊していない。

ということで辛口、光をちゃんと照らしてみて。

Walking Dark / Jasper Høiby - Phronesis

Jasper Hoiby (b)
Ivo Neame (p)
Anton Eger (ds)

1.Walking Dark
2.Passing Clouds
3.Democracy
4.Suede Trees
5.Upside Down
6.Charm Defensive
7.Lipwash-part Ⅰ
8.Lipwash-part Ⅱ
9.Zieding
10.The Economist
11.American Jesus
12.Eight Hours

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コッコッコッコッ コケッコ(アルバムとは関係ありません。) MINNEAPOLIS / MICHEL PORTAL

2012-06-14 13:45:53 | 聞いてますCDいいと思う


ミッシェル・ポルタルはとても個性が強くって凄いとは思うものの、得意じゃないアルバムも本当はある。
このアルバム、中古屋さんで見つけてジャケも良いし拾ってみた。

2001年のアルバムでポルタルがアメリカのリズム隊とミネアポリスで録音したアルバムのようだ、というよりかなりミネアポリスの意向がはたらいているみたいです。

1曲目、ドラムスのリズムで始まる短いプロローグ、このアルバムの特徴をしめします。
2曲目はなんとラップがはいってポルタルはソプラノでこれと絡むのは珍しい。
3曲目、キーボードがオルガンの様なハーモニー、それにソプラノが幻想的なメロディをふくあたり、ウエザーというよりか、マイルスがエレキを使い始めた頃のサウンドに似ています。
4曲目バスクラの緊迫するグシャとしたソロ、そのバックにエレベがラインを入れるのは、珍しいけれどおもしろい組み合わせです。
5曲目もキーボードの幻想的なハーモニー、それをバックに好きな曲、C・ミンGスの“ Good Bye Pork Pie Hat”、ヴァーノン・リードの切れ目のないエレキの音がかっこいい。
7曲目、リズムがバンバンとなって、ミネアポリスに来てのリズム陣がソプラノのポルタルをアメリカナイズさせているのがおもしろい、ピアノのTony Hymasのピアノそろが良い。
続けざまの8曲目でパート1が終わるのだけれど、1と2の違いは解らない。
9曲目の曲名は“ジュディー・ガーランド”ミネソタ州生まれだからでしょう、10曲目“ Solitudes”はジャケにはミシシッピー川が始まるところミネソタ州のミネアポリスは水の都だそうで、このアルバム、ミネアポリスを訪れたミシェル・ポルタルが地元のミュージシャンにミネアポリスをいろいろ案内されながらつくったようなロード・ムービーみたいなアルバムです。

ジャケには沢山の写真があって、ポルタルがリラックスして旅を楽しんでいるようですが、私の方は一寸ミネアポリスを勘違いしてしまいました。
五大湖のそばにあるミネソタですが、もっと南部の田舎町かと思っていました。もうすぐ近くに身内が越すというのに申し訳ないことをしていました。
勘違いしたのはこれがいけない。

佐伯孝夫 作詞、利根一郎 作曲の“ミネソタの卵売り”、知っている人も少ないだろうし、知ってても知らないというだろう昔の歌です。

「コッコッコッコッ コケッコ
 私はミネソタの 卵売り
 町中で一番の 人気者」

何とも罪作りな歌詞で、ミネソタが卵の産地でも何でもありません。
ただただ、作詞の佐伯氏が偶然組み合わせただけみたいで、私の方も一寸拝借して

コッコッコッコッ コケッコ
とさせていただきました。



MINNEAPOLIS / MICHEL PORTAL

Michel Portal : bass clarinet, soprano saxophone,alto saxophone, bandoneon
Vernon Reid : electric guitar
Tony Hymas : keyboards, piano
Sonny Thompson : electric bass, rap
Michael Bland : drums

PART ONE:
1. Domimonk
2. M.P.On The Run
3. Sky Tinted Water
4. Matourmatourmatourmalet
5. Good Bye Pork Pie Hat
6. On Nicollet Avenue
7. The Squirrel And The Loons
8. The Talking Bag
PART TWO:
9. Judy Garland
10. Solitudes
11. The Dred Scott Marker
12. Shopping For Black Shirts
13. Au Black Dog
14. Cinco De La Tarde
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DADの日

2012-06-13 22:11:13 | その他


今度の日曜日、6月17日は父の日だそうで、父はすでに義父を含めて亡くなっているので関係ないかとおもったらこちらが父だった。

父の日にカードなどもらったことがなかったけれど、遠くはなれたところからカードが届いた。
きっと遠くだからと、新しく気をつかってくれる人が増えたからだろう。
そういえばもう少しで1年に鳴るのだから、カードは探せないけれどメールを送っておこう。

で届いたのがこのカード、開くと二人からのメッセージがあるけれど、DAD なんですね。  DADの日。

調べたら父の日はアメリカ生まれでしたね。同じ6月の第3日曜日、アメリカには凄い種類のカードがあったのを思い出しました。

前にもらったカードはカクテルだったけど今度はビール、いただきます。

DADがいる人はぜひメッセージを届けてあげてね。ということでまだ間に合う今日の記事にしました。

PS. 封筒の切手、アメリカではスタンプおさないのですかね。

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サンダードッグ  マイケルヒングソン・スージーフローリー共著  井上好江 訳

2012-06-12 22:23:27 | 


2001年9月11日にニューヨークで起こったっことは、未だに思考回路に引き合わないことで、その映像を未だに見たくない。
その話題もあまり好きではないけれど、3月には映画「ものすごくうるさくてありえないほど近い」をみて、ニューヨークの人々が、それぞれのおもいでこの11年を超えたことをと伝えたかったのだろうと感じた。

そんな後、図書館の棚に、見たくない光景と犬が写った表紙の本があって、9.11 78階からの奇跡の脱出劇とある。
生還劇であり、ビルにいた人はどう思っているのか読んでみた。

ワールド・トレーディング・センター・ビルの78階にオフィスがあるマイケルヒングソン(マイク)は生まれながらの視覚障害者で盲導犬と共に生きている。
障害者ということをものともせずに、物事に邁進し、この場所でビジネスをしている。異常ははプレゼンの準備をしているとき発生し、数分後同僚と共に、盲導犬“ロゼール”のハーネスを握り、非常階段を下り始める。
本はこのマイクの生い立ちと視覚障害のことを、そして脱出ドキュメントをうまくはいして、一気に読ませてくれた。

生い立ちでは物怖じせずに、自転車をのりまわしたり、車の運転もしてみたという生き方と、幾何学もすべて頭の中で展開していく判断力、それらが冷静な行動になったと思う。

非常階段の中ではほとんどの人が冷静に行動していて、パニックを抑えるような言動を心がけていて、世界が賛辞した震災時の日本と同じようなきがする。

そして真摯な教会信者である著者は、脱出時に神の声を聴くし、この惨事もやはり神の用意されたことと言うこと、アメリカ人の凄いところです。

さて抜粋を少し、神の声を聴くところ、やっとビルは脱出できたのに、そのビルが崩れてくる場面

「『神様、あなたはいったい何故私たちをビルからお救い出されたのですか?ビルを私たちの上に降らせる為だけにそうなさったのですか?』」
私が沈黙のうちに叫び尋ねるとすぐに神は答えてくださる。私は心の中に神の声を聴く。まっすぐ話しかけてきた。
「身の丈以上の事は憂うなかれ。ロゼーると共に走ることに心を合わせなさい。後はなるようになる。』」

もうひとつ、階段の途中で「もうだめ、出られないわ」とパニックに陥る寸前の女性がいたときの場面。

私は彼女にハグする。指示を待たずにロゼールが彼女の手に七先を押し付けて撫ぜてほしいとせがむ。ラブらドールレトリバーが鼻先をおしつけるといってもそれはチョンとくっつけてくるような柔らかいものでなくパンチを食らうような手ごたえがあるもいだ、その女性もロゼールの答えない訳にはいかない。彼女はロゼールの穴間に触り柔らかい枝毛を撫でた。ロゼールはかわいがってもら事としばしの休息を喜んでいるのが呼吸で解る。その女性は落ち着き、ゆっくりと呼吸しだし、ほんの少しだが笑い声もsる。ロゼールが彼女に魔法をかけたのだ。

この二人はその後多くの助けをうけて自宅のオクサンの元に帰り着くことができたわけだけれど、この犬がいなければ多分生還は不可能だし、盲導犬の仕事の部分困難な状況でできたこの犬に多くの賞が与えられたのはこの事件の少しでものプラスです。

もうそろそろ、区切りの時代なのかも知れません。





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花丸あげる The Very Best Of Latin Jazz vol.1、vol.2

2012-06-11 22:09:02 | 聞いてますCDおすすめ



中古屋さんに行ってフラフラしていると、まるで考えてもいなかったのに、急にかってしますアルバムがあります。
前はジャケットに道の写真が使われていると、それは特別な思い入れが入っているのではと気になって買っていましたが、一度記事「その道は正しいか」にしてJAZZ批評(2007年11月No.140)に投稿してからはその熱はさめてくれました。
それでもTANGOとJAZZが並んで書いてあるアルバムはどうしてもきになるし、もう一つのジャンルのオムニバスも気がつくと買ってしまっています。

先週ある会のかえり、酔っぱらってショップにいってやはり2枚買ってきました。
ラテン・ジャズという分野はありますが、それのオムニバス、どのような選曲演奏なのか、結構おもしろいのです。
たいてい2枚組みたいで、たっぷり曲が入っていて、今回は2枚組が、vol1と2で全部で59曲収録、中古で1,000円でおつりがきました。

休みの日曜日は久しぶりに何もしないで、聴いていました。

4,5年前に買ったオムニバスはこちらEMIレーベル系でH・ハンコックやケニー・バレル、ジョー・ヘンダーソンやアート・ペッパーなどブルーノートが元になっている一寸黒っぽいラテン・ジャズ集でした。



2年前に買ったのはNOT NOWレコードというよくわからないレーベルですが、ジェームス・ムーディーやガレスピー、そして知らない人も一杯で、一寸古め、マンボ何とかが多い、ラテン色の強いアルバムでした。



そして今回はS・ゲッツ、ジルベルト、ジョビンやデスモンド、じむ・ホールもいるのでヴァーヴ系でしょうか、O・ピーターソンがWAVEを弾いてサンバなんとかが多い、ボッサ系でした。グローバル・TVというレーベルでこちらもよくわかりません。
でもジム・ホールの長尺アランフェスが入っていたり、ジョビンのWAVEも入っていて、これはどの曲もごうかで、これは良い、この選曲花丸あげます。


どのアルバムも頭に「THE BERY BEST OF LATIN JAZZ]とついているTHE BERY BESTです。今回が59曲、その前が40曲、その前が32曲の全部で131の演奏、これが同じ演奏がないのがおもしろい。
同じ曲があっても、「ウォーター・メロンマン」がH・ハンコックとモンゴ・サンタマリアだったり、「チュニジアの夜」はガレスピーとポンチョ・サンチェスという人、「マシュケナダ」はメンデスとタンバ・トリオ、エルザ・ソアレスのヴォーカルがそろいました。

今回のアルバムがおすすめだけれど、それぞれ個性があって、全部そろえて花丸あげます。




The Very Best Of Latin Jazz vol.1

CD1
1. Ran Kan Kan - Tito Puente
2. Mais Que Nada - Sergio Mendes
3. Wtermelon Man - Mongo Santamaria
4. Cantaloupe Island - Pucho And The Latin Soul Brothers
5. Ponteio - Astrud Gilberto
6. Vera Cruz - Stanley Turrentine
7. Aguas De Marco - Stan Getz
8. Bien Sabroso - Poncho Sanchez
9. Ode To Chachao - Tito Puente
10. Yatra-Ta - Tania Maria
11. Samba De Sausalito - Santana
12. Little Train - George Benson
13. Brazilian Love Affair - George Duke
14. Jazz Carnival - Azymuth
15. Rain Forest - Jay Hoggard

CD2
16. Come With Me - Tania Maria
17. Smooth Operator - Mongo Santamaria
18. Double Raibow - Stan Getz
19. Agua De Beber - Astrud Gilberto
20. Favela - Antonio Carlos J
21. Wave - Oscar Peterson
22. If You Want to Be a Lover - Luiz Henrque
23. So dance Samba - Luis Bonfa
24. Tide - Antonio Carlos Jobim
25. Samba Para Dos - Lalo Schifrin/Bob Brookmeyer
26. Samba D'orphen - Paul Desmond
27. Conceirto De aranjuez - Jim Hall



The Very Best Of Latin Jazz vol.2

CD ONE
1. Tamba Trio - Mas Que Nada
2. Quincy Jones - Soul Bossa Nova (Original Mix)
3. Tito Puente - Take Five
4. Tania Maria - Euzinha
5. George Duke - Up From The Sea It Rose And Ate Rio In One Swift Bite
6. Astrud Gilberto - Brazilian Tapestry
7. Cal Tjader - Mambo Mindoro
8. Poncho Sanchez - Sonando
9. Airto Moreira - Xibaba (She-Ba-Ba)
10. Grant Green - Bossa
11. Pucho & His Latin Soul Brothers - Got Myself A Good Man
12. Judy Roberts - Senor Blues
13. Lee Ritenour - Ipanema Sol
14. Café Brazil - The Girl From Ipanema
15. Paul Desmond - Bossa Antigua
16. Nancy Ames - Carcara
17. Ella Fitzgerald - Desafinado

CD TWO
18. Stan Getz - Manha De Carnaval
19. Astrud Gilberto - Take Me To Aruanda
20. Oscar Peterson - Triste
21. Coleman Hawkins - Desafinado
22. Antonio Carlos Jobim - One Note Samba
23. Luiz Bonfá / Stan Getz - O Morro Nao Te Vez
24. Wes Montgomery - How Insensitive
25. Paul Desmond - Theme From Black Orpheus Featuring - Jim Hall
26. Antonio Carlos Jobim - Wave
27. George Duke - Carvo E Canela
28. Cal Tjader - Manteca
29. Tito Puente - Oye Como Va
30. Poncho Sanchez - Night In Tunisia
31. Tania Maria - Tranquility
32. Azymuth - Last Summer In Rio


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いのちの砂時計 -終末期医療はいま-  共同通信社社会部編

2012-06-09 23:07:53 | 


昼休みに本屋さんによったら文庫の新刊が平積みされていて、気になるものがあるので買ってみた。「さよならのプリズム」という題で2007年に共同通信社が配信したもののが5年後、「いのちの砂時計」という題になって文庫化されたものです。

まずはまえがきの最初の部分が本書をあらわしているのど、そこの部分を抜粋してみます。

「長い闘病の果てに、あるいは突然の事故で、家族が生死の淵をさまよう。医師から『助かる見込みはありませんが、この先の治療をどうしますか?』と言われたとき、親として、子として、配偶者としてどんな判断ができるだろう。平穏な日々には想像もつかなかった過酷な選択。結論を出すために与えられた時間はそうながくない。」

ここには、終末期を迎えた親への選択や、失われた小さな命、過酷な難病の末の人々のことが簡潔に語られる。
表現は控えめでありながら、その重さは十分につたわってくる。

ごく近い身内も、この時計をテーブルの上に出していて、その時の対応を兄弟で話したばかりだから、その内容は気になるところだけれど、読後も決めたことを変えたいとは思わず、納得を深く出来た気がする。

いろいろな選択枝とその後の思いがかかれているけれど、幾つか心に残る部分を抜粋してみよう。

まずは泣いちゃったところ、妊娠32週で体調を崩し、帝王切開で双子の姉妹をもうけたものの、一人の子には続けざまに病魔が襲い生後27日で別れが訪れた。
残った姉の未来ちゃんがまだ言葉を話し始めたばかりのころ、母親の利恵さんがたずねたこととその答え。

「おなかの中ってどんなふうだった?」
まだ妹の存在を知らなかった幼い未来ちゃんはお母さんにこう教えてくれた。
「あのね、友達がいたんだよ。二人でママのことしゃべったり、遊んだりしてた。ママのこと好きだったよ」

難病ALS(筋萎縮性側索硬化症)を罹患し病状はすすみ、何も出来なくなっている久志さん。往診する医師大塚龍彦氏には「「一日中、『死にたい。(呼吸器を)はずして』とそんな話ばかり。
そんな中母親が自宅で呼吸器をとめ、自殺をはかった。一名をとりとめた母親は殺人容疑で逮捕された。
日本では患者は呼吸器をつけるかどうか選択できても、外す選択はできない。久志氏の相談を受けていた主治医、萩野美恵子氏は「治療の自己決定権」を根拠に彼が主治医の私に呼吸器の取り外しを訴訟を起こすように話をするつもりだった。萩野医師は言う。

「患者の意志で呼吸器を外していいか、私には答えは出せない。でも外したくなった時に外せるなら、つけて生きてみようと考える患者は増えるかもしれない。その議論はすべきだと思うんです」

山谷の在宅ホスピスにはいろいろな人がたどり着き、スタッフの努力で穏やかに旅立つ人がいる。
87才の全盲の佐藤安正さんはシベリヤ抑留からキャバレーのバーテンテンダー、歌舞伎の照明係、激動の昭和を過ごしこの「きぼうのいえ」にたどり着いた。

「戦友が何人も撃たれた。最後はみんな『お母さん』て言って死んだよ。『ちくしょう!仇はとってやる』って。戦争なんて正常じゃねえなあ」
分厚い両手で記者の右手を包むように握ったまま、しんみりした。

生活を崩し放蕩した板前の中野雅博さんは、肺がんの末期で、亡くなるまえ9日に、ここのみんなにシュウマイをつくって振舞ったそうですが、それを食べているのも見る中野さんの写真のなんと穏やかのことか、彼のそれまでの人生もつづられていてその収まりにほっとする思いです。

文庫版のあとがきから、

日本老年医学会は、近い将来に死が避けられない重い障害を抱えた高齢者の終末期医療に関して、栄養を管で送り込む「胃ろう」や人工呼吸器装着などの治療行為について「撤退も選択肢として考慮すべきだ」とする見解を公表した。

私ごと、兄弟で話しあったことは、胃ろうによる栄養補給や、人工呼吸器の装着、昇圧剤の点滴や心臓マッサージの治療は遠慮しようということ、それが本人意思と確認したのです。











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トロッとした Alex Attias presents Quiet Moments

2012-06-08 22:36:35 | 聞いてますCDいいと思う


さわやかそうなジャケにアレックスさんプレゼント、クワエット・モメントとあるので、そうゆうフュージョングループかなと思った。
裏の曲名をよく見ればそうじゃないことは解ったはずだけれど480円だったからジャケだけで買いました。(昨日のは正解だったでしょ。)
こちらも2000年にでた古いアルバムです。

会社の帰り、車のなかでさわやかにと流れ始めた1曲目、これが飛び上がった。(運転中なのに)ホロホロホロハレと何とも懐かしい、間違えようのないレオン・トーマスの声、なんじゃこれはというので、運転しながらジャケをみた。(よい子はまねをしないことって、よい子は運転しないか)
なんとファラオ・サンダースの演奏でした。
レオン・トーマスは1999年になくなっているので、知っている人も少ないかもしれないけれど、ファラオの「カーマ」で歌っている人、その“The Creator Has A Master Plan”もなんとルイ・アームストロングと演っているのが6曲目に入っています。

というのでこのアルバムのことを探ってみると、イギリスのAlex Attiasという人がスピリチャル・ジャズをコンピしたアルバムだそうです。
そもそも私がファラオ・サンダースの「カーマ」(LP持っています)を聴いたときには、スピリチュアル・ジャズという言葉はなかったので、どのような枠なのかよくわかりません。
2曲目がホレス・シルバーなんだから。
で一寸調べてみました。ググって一番最初のスピリチュアル・ジャズの受け売りですがこんなことらしいです。

「スピリチュアルジャズとは、ジャズのジャンルの一つで、1960年代~1970年代にかけて、ジョン・コルトレーンやファラオ・サンダース、マックス・ローチといったジャズプレイヤーにより流行しました。
そもそもジャズ自体、黒人霊歌がルーツとなっているスピリチュアルな音楽なのですが、その中でも、アフリカ回帰、黒人独自の精神性などをさらに追究していったジャズのジャンルがスピリチュアルジャズです。

イギリスのコンピなので、イギリスにも同じ枠があるのでしょうか、JAZZRADIO.COMでは36ジャンルに分かれていますが、これはない、1日中ではつらいか。

特に嫌いな分野でもないし、1曲目ファラオもこの演奏はシンプルで良いです。ホレス・シルバーには驚いたけれど、リタ・ライスがオリバー・ネルソンのバンドで歌っているのは迫力もあるし、このアレックスという選者は歌ものが好きみたいです。
コートニー・パインの演奏が結構おもしろかったし、コルトレーンとジョニー・ハートマンは久しぶりに聴きました。

これはこれでおもしろいかったけれど、キリッとしたアイス・ティー飲もうと思ったら、トロッとしたアイリュ・コーヒーが出てきたぐらい違っていました。

Alex Attias presents Quiet Moments

1. Pharoah Sanders / Sun Song
2. Horace Silver / Senor Blues (Vocal Version)
3. David Amram / Waltz from‘After The Fall’
4. Rita Reyes Meets Oliver Nelson / Wives And Lovers
5. Prince Lasha / Kwadwo Safari
6. Louis Armstrong / The Creator Has A Master Plan(Peace)
7. Courtney Pine / Children Of Ghetto
8. Nat King Cole / Calypso Blues
9. Sathima Bea Benjamin / Africa
10. Lonnie Liston Smith / Golden Dream
11. John Coltrane And Johnny Hartman / Autumn Serenade
12. Catalyst / Bahia

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