JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

1週間前の散歩

2014-05-18 17:35:49 | その他
今日は年老いた母の見舞いにいいてきたけれど、風も治って食事をとるようになったようでとてもほっとしています。これで安心して関西に行ける。
昨日が1週間前、オクサンもまだ実家と行ったり来たりだけれど、もどっていてランチすることにした。
住んでいる街にイタリアンができて、一度いってみたらまあよいので、オクサンは初めてでいく事にした。
評判も良いようで、すぐいっぱいになっていて、電話してからいったからよかった。

家から歩いて20分ぐらい、天気もとてもよいので、よそ様の庭先などを覗かしてもらいながら行ったらちょうど開店時間だった。5月の連休も片付けなどしていたので、新緑をやっと楽しんでいるようなかんじです。











もうすぐこんな感じになるのだろうと作ったコンピを聞きながらこれを書いています。





オクサンは買い物をしてからというので先にこれを頂いています。



で頼んだのはパスタ・ランチとメインが一品つくランチ、まずは前菜さっぱりいした味で野菜がおいしい、フレッシュなグリーン・ピースがよかったです。



パスタはタコのラグーとoliveのトマトソースと



エビときのこのデュクセルのペペロンチーノパン粉添え(エビがふんわりしていてとてもおいしい)



メインは日南鶏のハーブロースト 菜園風トマトソース



もちろんワインもいただいて、どうやら安心して週末を向けられそうです。
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同じ方向を見る HASSLIEBE / TIM ALLHOFF

2014-05-17 21:05:29 | 聞いてますCDおすすめ


このピアニストをまるでしらなかった2011年、デヴュー作をかったらこれがとても良かった。「Prerude」というアルバムで実は2008年録音のアルバムで、それ以後次のアルバムを心待ちにしていたら、ショップにならんだので即買いです。

メンバーはデヴュー作と同じ、2011年の録音で2012年にでているのでほんとはもっと早くお目にかかるべきアルバムでした。

1曲目、ドラムスで始まってピアノはクラシックの入った落ち着いたメロディ、タイトなリズムに哀愁系のメロディで変化を紡いでいくという良い感じで良い。最後のところで音に加工が入っているようです。
2曲目はリズムがスロー・ロック、ゆったりしたピアノにチェロとバス・クラ、バースーンがゲストでロック風室内楽、陰影があって良いアレンジです。
2-4は“Hamburg”という組曲で3曲目は哀愁あるピアノ・ソロ、クラシックテクみえる広がりある演奏です。
4曲目はシンセがバックに入った、ドラムスも打ち込みのようにきこえる加工度の高い演奏。
5曲目ピアノの落ち着いた音階から入るのは、この人デヴュー作ではピアノとリズムが一体となってアドリブをぐいぐい進めていく、ハクエイ・キムとトライソニークとの共通性を感じたけれど、今回も同じ方向を感じます。
ここでベース・ソロ、ドラムスのソロがあって10分以上の曲だけれど破たんなし、とても意思疎通されたグループです。ここでも加工音あり。
すると6曲目、タイトル曲はピアノにかぶせて加工音、これはハクエイも使っている赤い弁当箱じゃないか。

(失礼アンプ・シュミレーターと言います。)
方向性がにていると同じような思考になるのでしょうか、それとも先駆者エスヴィヨン・スヴェンソンの影響が大きいというこの名のでしょうか。
7曲目打ち込みのような正確なドラムスだけれど、タイムをかえながらヒートしていくところが打ち込みではない、影響大でドラムスがかなり重要な役割をしているトリオです。
8曲目もドラムスがピアノ・トリオで交友位置にいるのは珍しい、上原のトリオと近いだろうか。
最後hあ悲哀のあるピアノでエレジー。曲名が“Svenja”って絶対影響大だろうな。
ということで久しぶりに全曲紹介、それぐらいいいと思っています。

ESTに似すぎととるか、よく吸収しているととるかそれはそれぞれだけれど、テクがあって良い曲とアレンジなことは確かです。
キムにしろこのティムにしろ、あの悲しみを通り越してきたわけで、コンテンポラリーの一つの形が出来ていることは事実です。

HASSLIEBE / TIM ALLHOFF

TIM ALLHOFF(P)
ANDREAS KURZ(B)
BASTIAN JUTTE(DS)

1 Samkapla
2 Hamburg-Teil Eins
3 Hamburg-Teil Zwei
4 Hamburg-Epilog
5 6/8 in D-Moll
6 Hassliebe
7 For George
8 Turnaround/222
9 Svenja

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スクエアの捉え方 CALLITHUMP / Uri Caine

2014-05-16 21:16:51 | 聞いてますCDいいと思う


ユリ・ケインの新しいアルバムを見つけたので拾ってきた、とはいっても2012年録音で、新しくトリオでの録音情報もはいっているので最新とは言えないかもしれない。
まあエンリコ・ピエラヌンツェよりは随分と新しい録音です。
例によってWinter&Winterからのリリースで、ジャ家にはこの会社からほかに24枚のケインのアルバムがでているとすべてのアルバムが掲載されています。
ケインのアルバムは見つけるとひろっているので、数えてみたら21枚あった。W&Wがこのアルバムを含めて16枚だから5枚ないのかな。そのほかの会社のものが5枚、結構ユリ・ケインのアルバムはあるとおもう。
W&W、色々企画もあるの、ですべてのアルバムが気に入るということはなく、ちょっと怖いのです。このアルバムの前のアルバムは「ラプソディ・イン・ブルー」で最近手にいれたけれど、結局記事にしないうちにこっちのアルバムになりました。同じような意味でユリ・ケインって結構自分の好みでつくっているので最終的に結果をみてみると凄く良いという推薦版が少なくなってしまうのです。

今度のはピアノ・ソロ、ここのところ企画ものがつづいていたのでこれは今のケインが知れていいかもしれません。

1曲目、フリー・インプロのようなガンという入り方で、ソロでフリー弾いてキースと対抗できるのはユリかなとも思います。
2曲目は内省的な感じ。
4曲目は得意のラグをいれたり、続くのだけれど、後半結構同じような曲調がつづきます。
7曲目、構成をこうして弾くという感じで、このピアニストスクエアのところを時々感じてしまいます。
スクエアが悪いというわけではないけれど、そう思うと同も没頭できなくなる癖があるのです。
キースの方がよっぽどロマンチストだと思うのはついこの間ソロを聴いたばかりなので、これはユリは損をしてしまいました。

上手いピアニストだから、エンリコのところのスコット・コリーとアントニオ・サンチェスのリズム隊と演れば、エンリコとまた違った展開をしそうで、まあ、そおゆう想像をして、次のピアノ・トリオ・アルバムを待つことします。

CALLITHUMP / Uri Caine

Uri Caine piano solo

01. Callithump
02. Sepharad
03. Bow Bridge
04. Greasy
05. Magic of her Nearness
06. Chanson De Johnson
07. Map of the Heart
08. Everything is Bullshit
09. Raindrop Prelude
10. Perving Berlin
11. Song of the Prisoner
12. Attic Magic
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現在進行形 STORIES / ENRICO PIERANUNZI

2014-05-15 16:06:35 | 聞いてますCDおすすめ


エンリコ・ピエラヌンツィの前作『Permutation』は2012年のベスト3に選んだけれど、オナジメンバーの2011年録音のものが出たのでもちろん買ってきた。

前作との比較が気になるだろうけれど、そっちは実は忘れてしまっているけれど、発売当時はピエラヌンツィが新しい機能を備えたみたいなことを書いている。

1曲目ピエラヌンツィとしてはめずらしいメロディ・ラインでずいぶんエッジのたった始まりです。
2曲目、躍動感とモーダルが入って、感情的な表現が激しく伝わってくる演奏です。
3曲目はイタリア的なメロディのワルツ、ワルツだけれど甘くない、硬派がひくワルツとはこうだという感じです。
最初の3曲が強い主張のある演奏になっていましたが、4曲目はエッセイ風、日常のつれづれを綴るみたいな感じです。
5曲目は高速パッセージの今風演奏。
6曲目、淡い感じのテーマからメロディをたどりながら哲学的な自己分析を行っているような追求、曲名もなんか哲学的です。
7曲目もその思いが続いているような感じです。この曲でスコット・コリーがベース・ソロをとりますが、これまでほとんど3者一体の演奏だったこと、まるで気が付かなかった。それで飽きさせないという凄さ。
その意味最後の曲は従来のピアノとベースの位置取りがはっきりした抒情的デュオ、ちょっとホッとして終わりますが、車なのでほっておくと1曲目にもどります。

そこでこの1曲目“ No Improper Use”の凄さが理解できました。三者一体での曲を完成させている演奏は、今年リリースされた演奏で重要な位置を持つように思います。まさに、現在進行のインプロの形を見事に表しているからです。


STORIES / ENRICO PIERANUNZI

Enrico Pieranunzi (p)
Scott Colley (b)
Antonio Sanchez (ds)
Recorded in New York on 22, 23 February 2011 at Avatar Studio

1. No Improper Use
2. Detrás Más Alla
3. Blue Waltz
4. The Slow Gene
5. Which Way Is Up
6. Where Stories Are
7. Flowering Stones
8. The Real You

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奥深さ A SONG FROM THERE / DANIEL SZABO

2014-05-13 15:58:07 | 聞いてますCDおすすめ


大変評判も良いし、アースキンがドラムスを叩いているので買うことにした。このピアニスト前作ではクリポタがはいっていたので耳がどうしてもそっちにいってしまったから強い印象をもたなかったけれど、今度はピアノ・トリオだからはっきりと印象が持てるだろう。

まずは印象として、これほど品格があるぴあのだったけと驚いた。押しつけがましくないけれど、きちんと話の流れがある、インテリジェンスあるれるピアノというのが、前作を思い出しながら聞いた第一印象です。
たぶんアースキンとリヴィングストンという、こちらも教授陣のような落ち着いた演奏も大きく影響しているように思います。

2曲目ゆったりしたテーマを確実に深めていく表現力を感じます。
3曲目はテンポを上げて、エキゾチックなメロディ、アースキンがだんだんとヒートアップしていくのが気持ち良く、ピアノもだれない。一度クールダウンした後のベース・ソロがカッコ良い。
4曲目、メロディを大切に弾く人だと思ったら、ライナーを書いているアラン・パスクァが教えたとかいているので納得です。
5曲目もう少しスピードを上げて、この美しいタッチでこの緊張感をつくるから、メロディ・ラインを聞き入ってしまいました。

派手なアルバムではありませんが、メンバーの選考から当たった奥深いアルバムだと感じます。


A SONG FROM THERE / DANIEL SZABO

Daniel Szabo (piano)
Peter Erskine (drums)
Edwin Livingston (bass)

1. Hun-Fro Blues
2. Kids' Dance
3. Eastynato
4. A Song From There
5. Barbaro Con Brio
6. I Crooned It Before
7. Hun-Fro Blues-Alternate Take


コメント (2)
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ここに帰る ARCHIE SHEPP live THE DONAUESCHINGEN

2014-05-11 22:09:01 | 聞いてますCDおすすめ


連休明けにはちょうどいいとenjaのアルバムを聞き始めたら、又お休みになった。
というのでながめると、わが家で書かず少ない木が花をつけていた。



マッコイ・タイナーを聞くとタイナーのどの時代を思い出すということもあるのだろうけれど、アーチー・シェップに関してはあまり多く聞いていない。
大好きなアルバムが決まっているので、ヴィーナスから出ているアルバムを聞く気にならない。(聞いてみてこれはいいとなったらどうしようとも思うけれど聞こうと思わない。)

それでも思い出したので懐かしいLPをターン・テーブルにのせてみた。

1967年5月21日ドイツのドナウエッシンゲンでのフェスのライブ模様です。

44分を1曲トレーンに捧げた演奏は圧巻でシェップというとここに帰ってきてほかにあまり行く気起こりません。

出だしがジミー・ギャリソンのベース・ソロ、コルトレーンがなくなってから3か月後の演奏ですから、このソロはもちろん祈り以外にありません。まるで葬儀に出ているような厳かさ始まります。

昨日のソウル・ソングが1982年だから15年前、ギャリソンの後にテナーが出てくるともうこれしかないという迫力が最初からあってこれが1曲を吹き続けるのだから凄い。
グレチャン・モンカーとロズウェル・ラッドのtbが加わっているのですがそれがほとんど記憶に入ってこないシェップなのです。



デヴュー後コルトレーンに応援されたシェップ、この時が30才だったのですね。
とても若いシェップです。

LPだから1曲を2面に分けて、最後のフレーズが重なって、実は元気のいいバーチュオーソのシェップからはじまります。

そしてソロの続けていることが、段々と積み重なって何層にもなったような感じになり、再びインリズム、大好きなモンカーがソロをとっていたのですね。

最後に“いそしぎ”というポップなテーマをアレンジして、これもコルトレーンに対しての祈りなのだろう。

アーチー・シェップというとこれに帰ってしまうのは今も変えようがないけれど、しょっちゅう聞くわけではなくてこの演奏もたぶん10年ぶりぐらいにきいたのだろうからenjaのアルバムはいいタイミングだったと思おう。 

ARCHIE SHEPP live THE DONAUESCHINGEN

Archie Shepp(Sax (Tenor))
Beaver Harris(Drums)
Grachan Moncur III(Trombone)
Jimmy Garrison(Bass)
Roswell Rudd(Trombone)

1 ONE FOR THE TRANE 1   22:00
2 ONE FOR THE TRANE 2   21:45



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どこに帰る SOUL SONG / ARCHIH SHEPP

2014-05-10 18:06:39 | 聞いてますCDおすすめ


enjaの廉価版というのはかなり信じられるのでマッコイのあとシェップを買ってみた。アーチーシップのアルバムをほとんども持っちない。
だからこのアルバムを聞いてどこを思い出すかというのはない。

1曲目聞き始めて驚くのはピアノのワーナー、若い時だろうけれど、昨日のマッコイ以上にマッコイ、そうするとドラムスのマーヴィン・スミスがエルヴィンみたいでこのような古いアルバムきくのってこんな面白さがあるのです。

2曲目はワーナー作のシェップを聞くというちょっと幻想的な曲。この演奏が快演18分以上あるのにまったく飽きさせない。

3曲目ドラムスがガッと来るとテナーのヴローがカッコイイ。
これは凄い、18分以上まったくあきっせない。

4曲目が“マイ・ロマンス”で落差をいうとハリー・アレンをが出てきたよう。ヴィーナスのラインはこの続きなのだろうか。

ということでアーチー・シェップってほとんど聞いていなくって、大好きなアルバムがあるから戻っていくとするとその一枚になるだろう。

それで古いLPを引っ張り出して聞いているけれどそれは明日に移す価値があるみたい。


Archie Shepp(ss,ts)
Kenny Werner(p)
Santi DeBriano(b)
Marvin Smith(ds)
Recorded on December 1,1982"
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戻る時世 Remembering John / McCOY TYNER

2014-05-09 22:25:49 | 聞いてますCDいいと思う


連休の最後にキースを危機にいきましたが、オクサンの実家からの帰りの途中でショップによっていくつか仕入れました。

新しいのも買ったけれど、休み明けには特にあれこれ考えなくてもいいやとenjaが今回出した1,000円シリーズを買ってみた。

懐かしい人で、でもこれ持っていないない、昔は買わないけれど今なら買ってもいいやというのを買ってみました。

その第一がマッコイ・タイナー、1991年録音でコルトレーンゆかりの曲をトリオで演奏しています。

enjaのクオリティがあればそこそこのアルバムが、それもマスターと言っての販売なのでそこそこ信頼できます。

それで懐かしい、タイナーのピアノ、彼は1938年生まれ、もちろん現役ですが長老格の現役でも特別な席に位置してくれる人でしょう。(ってこっちが特別の席についてもらっているのですが。)

その心酔するコルトレーンにちなんだ曲集をエンヤの企画で録音、リズム隊がヨーロッパ調で(といってももちろん軽いわけではない)ベースがよく歌うラインを作るのがおもしろい。

こうゆうのは一曲一曲の説明は必要なしでしょう。

マッコイのコルトレーンに思いを寄せたトリオ・アルバムは2001年の「Play John Coltrane」というG・ムラーツとA・フォスターのトリオの最強アルバムがありますから、振替得てこのアルバムがコルトレーンの曲集としては一番ではありませんが、なんかゆったり、それでいてラインのつくりかたなどたのしいアルバムだとおもいます。
(逆に比較するのがかわいそう)

でマッコイ・タイナーって実は私リーダーアルバムをほとんどもっていない。
昔の演奏を思い出すのにどの時点に戻るのということをかんがえてしまうのだけれど、あのキラキラするピアノを弾いていたコルトレーン・グループの直後の世界が私はしっくりくるのです。
そのずっと以前の甘いピアノもすきだったけれど、でもそっちにはいかない、でずっとその後のなんかわからないタイナーにもいかないから、戻るのはその頃なのでしょう。

古い人を聞くと、昔を思い出して、その人のいつの時代をきいていたかなどをかんがえてしまいます。
ということでタイナーだと1965年のちょっと後ぐらいがわたしの戻るところです。


Remembering John / McCOY TYNER

Aaron Scott(Drums)
Avery Sharpe(Bass)
McCoy Tyner(Piano)

01. India
02. Giant Steps
03. In Walked Bud
04. Like Someone in Love
05. One and Four
06. Up 'Gainst the Wall
07. Good Morning Heartache
08. Pursuance
09. Wise One
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ナイン・ドラゴンズ / マイクル・コナリー  古沢嘉通 訳

2014-05-08 22:08:47 | 


文庫で発売なのでこれは図書館に申し込まずに買ったマイクル・コナリーのハリー・ボッシュ・シリーズ。

中国人の酒店店主が殺されて、その捜査中、容疑者が関係するであろう三合会という中国犯罪組織が香港にいるボシュの娘を誘拐した。
今回はかなりハードボイルドな展開だけれど、娘を救うために感情もむき出しな活動、ボッシュっていろいろな主人公のなかでも一番アクが強い。

主人公のボッシュはジャズが好きなので、必ずジャズについての記述が出てくる。

ロン・カーターのアルバム『Dear Miles』から「天国への七つの階段」に耳を傾ける。カーターは、この五十年間でもっとも重要なバース奏者のひとりだ。~ 自身のアルバムの録音であれ、ほかのだれかののための録音であれ、カーターの演奏はいつも際立っていた。それはベース奏者として、カーターがけっして伴奏者になれないからだらだ、とボシュは信じている。カーターはつねに要だった。カーターがつねにビートを刻んだ。たとえマイルス・デイヴィスのトランペットがまえにあったとしても。

意見はいっしょじゃないけれど、熱くかたってくれるのは一向に構わない。もう一つ

きょう、プレーヤーに入っているのは、最近発見したお気に入りの音楽だった。トーマス・スタンコは、ポーランド出身のトランペット奏者で、まるでマイルス・デイヴィスが蘇ったような音を奏でた。スタンコのトランペットは、鮮烈で魂がこもっている。監視には格好の音楽だ。ボッシュに警戒態勢をとらせつづけてくれた。

でもミステリーだからそれも一つ

おのれの人生の方程式に、はじめてボシュは、“もし”という項をいれた。もし娘を連れ戻せるなら、おのれを救う方法を見いだすだろう。もし二度と彼女に会えないなら、救済はありえない。
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キース・ジャレット ライブ アット オーチャード 2014/5/6

2014-05-07 21:03:53 | サポート中、ライブ





連休最後の日は休み中にとった花の写真から、で最後の日の夜にははたして行けるだろうかと思っていたキースのコンサートにオクサンも一緒に行けることとなった。



渋谷のキースはいつも6時開場の7時からだから、5時半開店のお蕎麦屋さんで一寸腹ごしらえ、それでたいてい6時半にすぐの会場に入る。









申し込み部早い時間にもうしこんだけれど2かいというのでアチャーとおもっていたら一番前の席なので集中できてまあいいか。

1st

5分ぐらい遅れて、スゥーという感じで登場し、1曲目完全フリーインプロ、曲目はアンコールの“サマータイム”以外はすべてインプロで1部が6曲、2部が4曲、アンコールが4曲でした。
おやっと思ったのは演奏時間が短くなる傾向のコンサートでこの1曲目は20分近く、現代音楽に近い感じの曲調は久しぶりにこのようなのも良いと思う。この演奏でかなりの集中が出来上がった感じです。

強い反復パターンで始める2曲目暗闇でメモをかくけれど字が重なって何をかいたのかわからない。キースの時はいつもそう。

3曲目は美しいバラッド調の曲

4曲目フリーインプロはかなりいい。2曲目からはだいたい5分の長さの曲。この曲はドラムスとベースのリズムが入ってほしくなる演奏。

5曲目はゴスペル調もしくはスライドピアノが入って始めるけれど1分ですぐやめて、一寸感じが違ったという感じで6曲目。

美しいとしか言いようのない始まりで、フォギーな旋律、この6曲目とても良かった。今日のキースは曲の終わり方がとてもシンプルにきれいにしているように感じます。

2nd

1曲目メヌエットみたいな感じだけれど、一寸方向に行きあぐねたフレーズが続いた13分。

2曲目高速ピアノはまるで衰えを感じません。

3曲目2ndここにきて集中が上がった感じです。

4曲目まるで光がさしているような、たとえば蓮の花のような完成された美しさを観るようです。
美し光にかこまれたような幸福感で2nd終了でした。

アンコールはサマータイムで初めて、カーテンコールを繰り返しながら4曲。
2曲目は落ち着いた美しい曲、3曲目アンコールのここにきても凄い集中力です。
4曲目これで終わりだとおもう、落ち着きを与えてくれる演奏。

この日も録音をしていますが、いつアルバムになるのか、いくつかの曲はとても集中していた販売に値する演奏だと思いました。

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