前の記事はこちら ロボカップジュニア 2022 東京神奈川ノード大会 2日目 - Re: The history of "M&Y"
先日の東京神奈川ノード大会のレスキューコースです。
まずは、日本リーグから。
こんなコースでした。
これ、難しいですかねぇ !?
スタートは、手前左で左直角の後にバンプがあります。
そのまま直線で傾斜路(上り)で、傾斜路の上が緩い右カーブなのが難しいっちゃ難しいかも・・・
2階のところに微妙に斜めのバンプがあり、右直角の後に傾斜路(下り)です。
この傾斜路(下り)のすぐ下が直角なので、ここは難しいですね。
その先は緩いカーブや直角が続き長い直線に置かれた障害物を回避します。
直角、直角、長いギャップ、その先の右カーブに2連のバンプ(ここも難しそう)、最後に短い2連のギャップがあって、救助ゾーンに入ります。
救助ゾーンには、緑の被災者2体と、黒の被災者2体が救助を待っていました。
じゃあ、もう一方のWLは・・・あれっ、フィールドのコースの全体写真を撮るのを忘れていたようです。(汗)
一番、全体が移っている写真がこれでした。
手前の傾斜路の上の2階部分が切れてますが、日本リーグと同じです。
スタートは黒線でTの字になっている部分で、最初に左右カーブ(私が「にょろにょろ」と呼んでます)があり、その後に交差点を直進します。傾斜路(上り)、バンプ、傾斜路(下り)、バンプ、行き止まりでUターンで、来た道を戻ります。
再度、傾斜路を上って、下りた後に交差点を左折します。
その後は、避難ゾーンまで日本リーグと一緒です。
救助ゾーンでは、ルールの通りに二人の銀の被災者と一人の黒の被災者が救助を待っています。
救助ゾーンを出ると、シーソーと短い2連のギャップがあって、ゴールになります。
チェックポイントは5箇所設定されていました。
最初の傾斜路を下りた先の直線のタイルが1つ目と2つ目で、3つ目は障害物の手前、4つ目は救助ゾーンの直前、最後の5つ目は救助ゾーンの直後でした。
これ、WLレスキューとしては、超簡単なコースで、もう「どうぞ、満点をプレゼントします!」という感じだと思ったのですが・・・プレゼントを受け取る方は、素直に受け取ってくれなかったようです。(笑)
救助ゾーンのボールが転がりやすく、ルールの通りに落とすと・・・コロコロ転がって、出てしまったり、端に固まるので、輪ゴムを5本適当に配置して、審判が適当に輪ゴムの中にボールを置きました。
今回、ローカルルールとして、「競技進行停止になった時にロボットがボールを持っていたら、ボールを持ったまま競技を再開する」になりました。これは、ロボットからボールを取り出すときに、ロボットを手で変形させる必要がある可能性があるからです。私も、このローカルルールは素晴らしい思いました。
レスキューキットは、競技進行停止になった時の状態のまま(ロボットがキットを持ったまま競技進行停止になったのであれば、持ったまま)で競技を再開するのだから、被災者も同様のやり方がスッキリすると思います。
続きの記事はこちら 東京神奈川ノード大会のレスキュー競技の得点について - Re: The history of "M&Y"
注 evacuation zone のことを、日本語版ルールでは「避難ゾーン」と表記していますが、私は個人的に「救助ゾーン」と表記しています。おそらく、ルールの翻訳者は、evacuation point を「避難場所」と訳したので、evacuation = 避難 として、evacuation zone も避難ゾ-ンと訳したのだと想像しています。
「避難ゾーンの中で救助を待っている被災者」よりも「救助ゾーンの中で救助を待っている被災者を見つけて、避難場所に連れていく」が日本語としても正しいように思っています。
以下の部分が難しいと思うところ
・坂を上った後のカーブ
・坂を下りた直後の直角
・カーブバンプ(2連)
日本リーグとワールドリーグでコースの一部共通化を図った過程で難しいところが共通化された感じです。
競技進行停止は、リスタートポイントにリスタートポイントを通過した時と同じ状態でリトライする
ことを意図していると解釈しています。
その意味で
・レスキューキットは搭載したまま
・被災者ボールは元の位置に戻す
・ロボットは変形させてはいけない
で、手で変形させないとボールが取り外せないのであればリスタート要件を満たさないので警告ないし失格となります。ボールを取り外した結果、変形しちゃうのはしょうがない。
コメントありがとうございました。
競技進行停止の説明のところがよくわかりません。「リスタートポイント」というのは競技進行停止後に再スタートするチェックポイントのことですよね。
競技進行停止後の再スタートの時に、(最後に)チェックポイントを通過した時の状態(被災者がどこにいる、レスキューキットがどこにある、通過時点のロボットの形状など)を再現するのは難しいと思います。(撮影でもしておかないとわからない)
「競技進行停止をした時と同じ状態でリトライ(再スタート)する」、であれば納得なのですが・・・
競技進行停止からのリスタートは、競技進行停止したときの状態で、チェックポイントタイルからリスタートでした。(訂正します)
で、避難ゾーンで競技進行停止した状態でリスタートしてしまうと、
・ボールを保持して競技進行停止
・リスタートでボールを避難場所に救助・移送
と2手順での救助・移送が可能になります。
これだとリスタート後の方が有利な状況になっているのでリスタートになっていないということと、
避難ゾーンの中にいる被災者を避難部屋に救助・移送する競技をやっているはずなのに、
避難ゾーンの外にいる被災者を避難ゾーンの中の避難場所に救助・移送するような形になり、
なんの競技かよくわからない状態になります。
レスキューキットについての記載が被災者ボールと異なりますが、レスキューキットを途中でピックアップすることが前提とはなっていないからと推測します。
千葉ノードの人様 こんにちは
訂正ありがとうございます。
なるほど、ご意見はわかりました。
確かに救助ゾーンの外で、ロボットがボールを運ぶのは、これまでにない光景ですね。
ただ被災者(ボール)を持ったまま再スタートしたとしても、そう簡単に被災者の救助成功にはならないと思います。(競技進行停止後の操作は毎回同じなので)そもそもロボットが被災者を認識して、持ち上げるのが難しいですよね。
ごちゃごちゃ書いてしまいましたが・・・単に、競技進行停止の時に「競技中に拾ったキットはそのまま載せておくのに、競技中に拾ったボールは、取り外してまた拾わせるのは、統一感が無い」という感じがします。ということです。
関東ブロック大会に出場する者です。
避難ゾーンのルールについてご存じありますでしょうか。
レベル2のくり抜かれている部分の色は黒ですか?
ルール(日本語版)↓
レベル1 : 黒色に塗られ、壁に接していない辺に高さ5mmのバンプがある。
レベル2 : 黒色に塗られ、高さ6cmで中がくり抜かれている。
レベル2の避難場所の内側の色のことでしょうか?
ルールについての質問は正式にはフォーラムに投稿するかジュニアジャパンに質問してください。
以下は個人的な(無責任な)説明です。
ルールでは黒色と書かれているようにも思えるのですがルールの最初にあるフィールド全体の絵だと三角形の部分は白色に見えますね。ですので三角形の周りの壁(の外側)は黒い色で、それ以外は不定(定義していない)なのだと思います。関東ブロックの避難場所がどうなっているか知りませんが、過去の写真を見ると三角部分は白い色のようです。
レベル2の避難場所の内側の色のことで合ってます。
(定義していないというのがルールで1番難しいと個人的に感じます。)