聖書に関心が出てきたのでBOOK OFFで買ってきた。<グラフィティ・歴史謎辞典④>とあり、ほかに「古代エジプト文明の謎」「古代エーゲ・ギリシアの謎」「古代ローマ帝国の謎」といったシリーズのなかの一冊。写真や図版が約半分。刊行は昭和62年である。聖書研究の最新成果を期待してもムダ。
とおりいっぺんの型ものガイドといってしまえばそれまでだが、旧約聖書、新約聖書についてやさしく解説してある。わたしが欲しかったのは、写真と図版。ネゲブ砂漠、死海、シナイ山、ヘロデ王宮祉、悲しみの道など、多くの聖書の「名所・旧跡」が画像で見られる。活字だけではどうしても観念的・思弁的となってしまうが、シリア、ヨルダン、イスラエルまでは、おいそれと出かけていくわけにはいかない。補助的な資料のつもりで、このハンディな文庫本を買ってきた。
聖書の背景が、半砂漠のきびしい気候風土だとは知っていても、活字から見えてくる情景には限界がある。写真からは、活字ではうかがいしれない多くの情報がくみとれる。数枚の写真を梃子にして、場合によってはかなり具体的な、現実味のあるイメージを展開することができる。
こういった入門書を、おもしろい、つまらないと評価しても、たいして意味はない。実用書として扱うべきだろうが、まあ、恒例ということで・・・。
月本昭男監修「聖書の世界」光文社文庫>☆☆☆
とおりいっぺんの型ものガイドといってしまえばそれまでだが、旧約聖書、新約聖書についてやさしく解説してある。わたしが欲しかったのは、写真と図版。ネゲブ砂漠、死海、シナイ山、ヘロデ王宮祉、悲しみの道など、多くの聖書の「名所・旧跡」が画像で見られる。活字だけではどうしても観念的・思弁的となってしまうが、シリア、ヨルダン、イスラエルまでは、おいそれと出かけていくわけにはいかない。補助的な資料のつもりで、このハンディな文庫本を買ってきた。
聖書の背景が、半砂漠のきびしい気候風土だとは知っていても、活字から見えてくる情景には限界がある。写真からは、活字ではうかがいしれない多くの情報がくみとれる。数枚の写真を梃子にして、場合によってはかなり具体的な、現実味のあるイメージを展開することができる。
こういった入門書を、おもしろい、つまらないと評価しても、たいして意味はない。実用書として扱うべきだろうが、まあ、恒例ということで・・・。
月本昭男監修「聖書の世界」光文社文庫>☆☆☆