世界とは故郷のことなのだ とだれかがいう。
そんなことに気がつくまで
何十年もかかってしまったな とぼくがいう。
肉眼の隣りにカメラがあってね
カメラはたえまなくいまを記録しつづける。
すべての本を読みつくすなんてできやしない。
故郷という名の図書館には
無数の入口 無数の出口がある。
一羽のツグミがぼくを見ている。
ぼくが 一羽のツグミを見ているように。
一冊の分厚い本を手にして歩いていく。
4月から5月へ 金色のウィスキーをかかえて
酔っぱらいのように鼻歌を歌って ぼくはぼくを振り返る。
来世・・・と呼ばれる彼方から
一匹の猫がやってくる。
図書館には本がいっぱい。
真っ白い なにも書かれていない本だってある。
その本に向かってぼくは書く。
神や仏がなぜ必要なのか と。
本の中から 一羽のツグミがぼくを見ている。
そんなことに気がつくまで
何十年もかかってしまったな とぼくがいう。
肉眼の隣りにカメラがあってね
カメラはたえまなくいまを記録しつづける。
すべての本を読みつくすなんてできやしない。
故郷という名の図書館には
無数の入口 無数の出口がある。
一羽のツグミがぼくを見ている。
ぼくが 一羽のツグミを見ているように。
一冊の分厚い本を手にして歩いていく。
4月から5月へ 金色のウィスキーをかかえて
酔っぱらいのように鼻歌を歌って ぼくはぼくを振り返る。
来世・・・と呼ばれる彼方から
一匹の猫がやってくる。
図書館には本がいっぱい。
真っ白い なにも書かれていない本だってある。
その本に向かってぼくは書く。
神や仏がなぜ必要なのか と。
本の中から 一羽のツグミがぼくを見ている。