二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

昆虫撮影の往路と帰路 ~シロスジカミキリと出会った日

2014年07月01日 | Blog & Photo
この日わたしが歩いたのは、こんな看板が設置された群馬県が管理する保安林。
昨日仕事で“ぐんま昆虫の森”近くまでいったので、フィールドを一回りしようとして立ち寄ってみたら、月曜休館のため、入館できなかった。
うっかりしていた。
しかし、時間が空いていたし、なにか物足りないものを感じたので、“ぐんま昆虫の森”の隣接地を歩いてみることにした。

久しぶりに「昆虫が撮りたい」という情熱が滾っていた・・・と書くと大げさだけれど、静かに移動しながら眼を凝らし、木の枝や野の草、花を入念にチェックしていく。
そして道の帰路、ここで、わが国最大のカミキリといわれるシロスジカミキリを発見した




これがそれ。
たしかに大きいなあ\(゜▽゜*)
しかし、想像したほど「巨大」ではなかったというのが、正直な感想。
キボシカミキリと較べると明らかに一回り大きいが、ゴマダラカミキリやウスバカミキリと比較すれば、ほんのわずかな差だろう。
シロスジはかつて二度ばかり目撃した経験はあるけれど、写真はロクなものが撮れていなかった。


この日、はじめに出会ったキボシ。この時期、桑の葉や枝を探すと、かなりの確率で発見できる。かえって邪魔なんじゃないかとおもえるほど、触覚が長~い(・"・。)

保安林周辺は雑草が生い茂っていて、昨夜のしずくが残っており、靴やズボンの裾が濡れた。
そして蚊の軍団が、ここぞとばかり襲いかかってくる!
「わぉ、わぉ」というまもなく、7-8か所蚊にさされ、痒い、かゆい・・・。
こういう場合、虫除けスプレーは必需品。
保安林の奥にブナの林が見えたが、そのほうへ踏み込んでいくには、膝丈の長靴をはかないとムリ(ρ_・) しずくばかりでなく、大嫌いな蛇と出食わす可能性があるしね。

主として昆虫を撮っていたころはクルマに長靴を常備していた。
ところが、いまはそんな道具は積んでいない。で・・・わたしは林縁をゆっくり、鵜の目鷹の目で歩いた。


これはトホシテントウ。かなりの個体が繁殖していた。
しげしげとのぞき込むと、おもしろい顔をしている。




こちらはゴイシシジミ。白っぽく見えるのは、ゴイシさんが好むアブラムシの仲間。
笹の葉につくタケノアブラムシまたはササコナフキツノアブラムシ。このアブラムシと共生関係にある。テントウムシもアブラムシを食べる種が多いけれど。
細い脚のさきにある、黒いブーツがチャームポイント・・・かしらね。


こちらはなんだろう? ご存知の方がいるかしら?
ナミテントウかと思ってさきほど検索してみた。しかし、このこげ茶に白い斑紋をもったナミテントウを探すことはできなかった。テントウムシじゃなく、他の甲虫かも知れない。

一時間と少しのあいだに、いろいろな昆虫に出会うことができ、少々ご機嫌気分\(゜▽゜*)
いまが昆虫たちのシーズン、真っ盛りだな。
“ぐんま昆虫の森”のフィールドでは、カブト虫が大量に発生し、オオムラサキがオオスズメバチと餌場を争っているかも知れない。そんなシーン、この三年ばかりご無沙汰だけれど。
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