二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

ホワイトバランスのゆれがおもしろい ~フィルムスキャン6枚

2013年07月07日 | Blog & Photo
いやー、梅雨明け宣言が出たとたん、暑いあつい。昨日が35℃、今日が33℃。
昨日は前橋の七夕祭りに出かけ、この暑さの中、4時間ほど歩きまわり、最後には足指がつってしまった*´∀`)ノ 日ごろの運動不足の報いだろうなあ。

メインはローライ3.5Fで、120を4本撮影できた。通常は3本止まりなので、それなりに気合が入っていた(笑)。
サブ機は先日手に入れたフジのX20。試し撮りをかねて、バンバン撮っていたら、384枚で電池ダウン。警告らしい警告もなく、いきなり電源が切れた。一般的には残量の警告が出てから、2、30枚は撮れるってのに。
X20の短期使用レポートは日をあらためて書くとして、今日はスキャン待ちだったネガフィルムスキャンについて、ということにしよう'`,、('∀`)

トップの一枚はこのあいだ、桐生市へいったときのもの。わたしの好きなシチュエーションというのがあって、これがその一つ。うまい具合に郵便配達夫が走りすぎていった。いまにも雨が落ちてきそうなお天気。





この二枚もまあまあのお気に入り。
ドラマ性がかくれていて、いろいろと想像が広がる。
二枚目はやっぱり空の表情だろう。こんなふうに表現できたらいいなと思っていたが、期待通りとなった。







これはすべて50㎜レンズの描写。この画角の表現力はじつに豊かで、わたしは50㎜レンズマニアというくらい何本ももっている。もしかしたら、ボケ味や、色の再現力では、キャノンのFDのほうが上かも知れない。しかし、ニコンとは僅差。

F8以上に絞り込んでしまうと、レンズの持ち味もへったくれもないから、F5.6以下に開けて使用している。像が崩れそうで、危うく踏みとどまる。ネガはシャドー部の諧調をよく掘り起こして、一種独特な味わいを醸し出す。
この時代のカメラにはホワイトバランスという便利な機能はない。

そこがおもしろい!
フォトショップには「自動カラー補正」という機能があって、これで、ワンクリックでWBを補正できる。しかし、それをやったとたん、写真から味がなくなる。
そういうことなのだ。光線状態はその日、その日で、微妙に変化する。
単に色温度がどうの・・・というばかりではない。
WBのゆれが、ネガカラーの種類によって違うので、現像があがってきてみないと、わからない。そこにある種の「ワクワク、ドキドキ」がある(笑)。
すべてレタッチした画像だけれど、コントラスト、シャープネスはコントロールしても、色味はいじってはならない。

そういうことが、ようやく理解できるようになってきた・・・ということだろう。


■共通データ

・220
機材:ヤシカマット124G
フィルム:コダックポートラ160
スキャン解像度:600dpi

・35㎜
機材:ニコンF3 Aiニッコール50㎜F1.4
フィルム:コダックGOLD100
スキャン解像度:1200dpi
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